介護犬チョウちゃん死ぬ! | ぽたらか

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ぽたらかは20年の歴史を閉じます

 齢20歳!東日本大震災の後、福島まで引き取りに行った半年間、子供を産んで育てるため虫や野ネズミや蛙・蛇を捕って生き抜いていたんだろうなあ。見た目可愛いのに、待っている赤ちゃんのため、捕獲されるわけにはいかないと必死になって保護団体から逃げて来た。だから、抱っこされるのが最後まで嫌い。「ボウが、ボウが待っている!」

 

 ぽたらかの2階の台所から、うちの息子(今年35歳)が外に出た時には、『ボウがいなくなった~!」と無我夢中で近くの荒川の土手に探しに行ったらしい。こっちはチョウちゃんがいないと必死になって、探していたところ、土手の坂道から息子の姿を見つけ「ボウや~!!」と駆け下りた姿が未だに忘れられない。

 

 そんなチョウちゃんが(もっともその名は今でこそ、ドッグフード好きだけど蝶々の味はまた別腹。人間でいうポテトチップスみたいなもので、だから蝶ちゃんという)最後の時、おしっこが出ないのでおそらく、肝性脳症のようになったのではないか?夜ごと遠吠えのように吠える。最初に来た時は、声帯でも切られたのかと思うほど、声を出さなかったチョウちゃんだが。たまりかねて、布団で防護壁を作る毎日。

 

「いいかげんにしろよ!」とつい声も荒立てる。そんなチョウちゃんが、本日の夕刻、息を引き取った。息子がしばらく旅行で留守をするという、その数時間前の事だった。ぽたらかが引越しをする前の思い出の荒川の土手に行ってみようという事になって、乳母車で連れて行った。1日に2回、この13年間毎日散歩したところだ。土手の草むらに横たえると、気持ちよさそうに溜まりにたまっていた便と尿がー。ほぼ野生犬のチョウちゃんは決まったところでしか出ないんだろうな。

 

 意識混濁の時に発した無駄吠えに、腹を立てたお兄ちゃん、怒っていないだろうか。最後のチョウちゃんの目には涙が滲んでいた。それに気づいたお兄ちゃんが、旅行にいく時間だからと抱っこしていた時に、チョウちゃんの呼吸は止まった。