1月17日愛知県の津島警察署で会話もできない高齢者男性を保護し、愛知県福祉相談センターに連れて行った。金曜日の夕方でもあるし、県職員は消防組合に電話をしたが、緊急性はないとのことで搬送は拒否された。仕方ないので、上司の命令で隣の名古屋市の公園に置き去りをしたという事件。
さすがに心配だったのか、冷たい雨も降っているし、公衆電話から匿名で119番通報をした。高齢男性はその後、無料低額宿泊所に入寮し、容態が悪化して救急搬送され、脳梗塞と診断され今は入院しているそうだ。
津島警察署で本人の身元が判明し、最初に預けた県の福祉センターに署員が報告に行って、ウソがばれたという。謝罪会見で県福祉センターは職員たちが無料低額宿泊所に相談したり、消防組合に電話したが、どちらも断られたという。これ、本当だろうか?救急搬送して病院に運んでも入院の必要がないから退院となるかもしれないけれど、医療保護は確実で、無料低額宿泊所は週明けまででも、受け入れなければいけないはず。別に寮費取りっぱぐれは絶対にないから。ただ、ずっと、付き添わなくてはいけないから、それが面倒で。おそらく役所も閉まるし、「捨ててこい!」てなことになったんだろうな。
まず、最初の問題は津島警察署が救急搬送を要請し、同時に保護した市区町村、この場合は大治町の福祉課に電話すべきだったな。県の職員は慣れていないので対応できないと思う。じゃ誰が福祉相談に行くんだろうと思うが。
心ある病院は入院の必要がなくても、とりあえず緊急ベッドに寝かせてくれて、役所が開いたら行政の担当に連絡してくれるはずだ。役所からも誰も行かない。おそらく、宿泊所にも全て電話連絡で事足りるはずだ。
時には医は算術という病院もあって、十数年前の金曜日の夜、役所の宿直員から電話で「〇〇病院に緊急搬送された患者を迎えにいってくれますか?処置は済んでおり、週明けになると担当から連絡させますから。」なんて言われたけど、車で迎えに行ったら、職員通用口の外にぼろ雑巾のような塊があって、それがその患者だった。明らかにホームレスで、転倒したらしく、額から血は出ていたけれど、絆創膏すら当ててもらっていなかった。医者も看護師も彼の顔すら見ていないらしい。
連れて帰って風呂に入れて髭を剃り、着替えをして傷の手当をして、飯を食わせて。いつものように世話をしていると少々ボケは来ているけど穏やかないいじいちゃんになった。「全く、最近の病院はなんてとこだ。けしからん!」と私がいきりまくっていると、「まあまあ。」となだめてくれる。
最初のころは野戦病院だったからな、ここ『ぽたらか』は。役所の人も慣れたもので、都の宿泊所ガイドラインやら法律やら条例やらなんて、無視。規則やら法律なんて人の命を守るためのもの、規則を守るために人の命が脅かされるなんて本末転倒です。―そんな、粋なケースワーカーもたくさんいたな。
最近はアル中の生活保護受給者に「生活保護は飯を食うためにあるの。酒買うためにあるんじゃない!」とケースワーカーがいた時に叱ったら、そのケースワーカーは「それは人権侵害です。お酒は飲んでいいんですよ。」なんてことをぬかす。
人権侵害、個人情報……。言葉だけが独り歩きしている世の中だ。
そんなケースワーカーに生活保護受給者はつけあがり、まるで奴隷のように扱う。私が業を煮やして「てめえ、いい加減にしろ。他のケースワーカーはここに訪ねてくることさえしないでほったらかしでしょうが。こんなに心配してくれるケースワーカーなんていないんだよ。安い給料で何であんたみたいなのにそんなに偉そうにされなきゃいけないの。(ケースワーカーに)あんたももっと毅然とした態度をとりなさいよ。こいつはお客様じゃない!お客様は税金を払っている市民の方でしょ!」
ケースワーカーは帰り際「よく言ってくれました。」と泣いていた。情けな…。