花見だい! | ぽたらか

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ぽたらかは20年の歴史を閉じます

ここんところ、花冷えでせっかくほころびかけた蕾もまた固くなってしまった先週の日曜日、ぽたらか恒例の花見が行われた。派遣切りでどっと増えた新入社員も含め、入寮者15名スタッフ14名隣の大家さんと東久留米市から参加してくださった会員さん、たまゆらの件で取材に来ている朝日新聞の記者さんとカメラマンも加えて、総勢何人になるのだろう?

朝から私は海苔巻きとおいなりさんを作って、賄いの係りは腕をふるって花見弁当をこしらえる。みんなで手分けして入寮者をピストン輸送する。ふと、気づくと第一陣が到着してみんなが揃うころにはもう、認知症組のじいちゃんたちは弁当を食べ終わっていた。

経管栄養のHさんも連れ出した。みんながおいしそうに飲んでいるのがうらやましくて仕方ない様子だったので、ビールを注いでやったら、動かない手でがっしりと掴んで口に持っていった。むせてそんなには飲めなかったが、楽しそうだった。

食事介助が終わって、スタッフに酒が回ってくることには、今度は飽きてきたじいちゃんたちをまた、ピストン輸送で連れて帰らなくてはいけない。でも、今年はけんかもない、失踪も無い、穏やかな花見だった。

帰りがけにちらっとみたが、行きにはまだ咲いていなかった桜がずいぶんと半日で花をつけていた。

落語そのままの長屋の花見のような、ぽたらかの花見がやっと無事に終わった。