新潟、長野で震度6強の大地震。柏崎刈羽原発3号炉から黒煙が吹き出している映像が今、テレビで放映されている。火が見えているのに、まだ辺りには人影もなく、消火活動にあたっているようには見えない。場所が場所だけにみだりに近づけないのが、不気味だ。
私が福井県小浜市の寺にいたころ、境内に放射能観測用にムラサキツユクサを植えていた。放射能にしか反応を見せないKU7株、花弁に無数の斑点がみられていても、その前には原発事故の知らせはなかった。半島の先に原発はあって、何が起きても市民には知らされないし、見えない。しかし、自然にはうそをつけない。
いつも後になって大騒ぎになって、発表される。そして、「放射能の影響はほとんど無い」との決まり文句だ。ガイガーカウンターは気体状にふりまかれる放射能のみを測る。しかし、人間も自然界に生きる生物だ。空気から水から、そして食物から、なにも影響がないと、本当にいいきれるのだろうか。
何かが起こらないとこの恐ろしさは気づいてもらえない。でも、こればかりは一度でも起きたら、最後なのだ。無事を心から祈る。