尼さんだから、霊的なものがわかるかと思う人もあるだろうが、葬式を務めるときは全部私の師僧の弟子にして送っちゃうだけだし、浄霊の相談を受けたらバルサンごとく燻りだしを勧める。まこと、無責任である。
ある日、夢の中で頭上の化仏の顔の一つが奈良の大仏の全身くらいある、とてつもない大きさの十一面観音の周りをぐるぐるまわりながら、夜空の風を肌に感じて飛行していた。そこへ15年前に死んだ師僧がでてきて、「あんたね、無責任に次から次へとあたしのところへ送りこむんじゃないよ。おちおち休んでもいられない。」と文句をいわれた。
残念ながら幽霊などは見たことはない。体の外に体現するのではなく、眉間のあたりに見えてくることはある。それと、目で見えた超常現象は写真にとったら、写っていたというのもある。それも人の霊ではなくて、龍だとか狐神だとかだが。
自然神は夏の炎天下など頭のすぐ上に直径1㍍くらいの雨雲を止まらせ、シャワーのように雨を降らせたら、次に一気に涼しい風を送り乾かせてくれるといういたずらもやってくれる。狐神は私の携帯に入ってきたので、待ち受け画面にしている。お金が貯まるかと思って。
坊さんになりたいと思っていた20歳頃、新宿の霊感占いで「貴方の守護霊は貴方の先祖であるお坊さんだ。霊格が高い方であなたには事故死の因縁があるが、この方が守ってくださるだろう。」と言われた。その時、実の親のことは知らされていなかったので、当たってないと思ってた。
ところが後で知ったことだが、実の母親の祖父、つまり私には曽祖父に当たる人は有名な禅師だったのだ。そこへもってきて、私の師僧と私の養父の父親は元行者で私をすごく可愛がってくれて、この人も私の守護霊となり、つまり私の頭の上にはじいさんたちがうようよいて、私を守っていてくれるわけだ。
守ってくれてるんならば、この低空飛行をなんとかしてもらいたい。そりゃ、ぎりぎりのところでなんとかなるところを見ると、守られているなあとは感じるが。例えば月末48,000円足りないとすれば、48,000円がどこからかでてくるように、それがついでに50,000円にはならないのだ。全くゆとりがない。
そこまで、面倒みきれないよねえって、あの世でじいさまたち、談議していることだろう。