「浜の憂愁」 四首

 

 

泣き濡れて

この浜の砂のひとつまみ

そっと包めや桜紙にて

 

砂の泡

指で突けば沸々と

懐かしき顔わき出ずる

 

この浜で

砂踏む音を耳にせば

潮となりて父帰り来む

 

懐かしき

浜を歩けば戦場の

骨と思えし砂を見つけり

 

 

 

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♡今宵も素敵な夢を♡

☆*:;☆  John Potages  ☆*:;;;:*☆