四行で呟く百夜 (第七十七夜)
『天空』
火の玉が私の悩みを焼き尽くし
はるか彼方へとゆっくりと転がる
そして、黒々とした深海に落ちていった今
無数の空の穴から新たな光が降り注いでいる
四行で呟く百夜 (第七十八夜)
『コマ』
皺と皺を合わせて幸せ、という
死者を弔うコマーシャルが嘗てあったが
肌と肌を合わせて幸せという
誕生へのヒトコマも若者の選択肢にはあろう
四行で呟く百夜 (第七十九夜)
『風』
今日、僕の心を吹き抜けた風が
明日、君の心に吹いているならば
もしかすると、それが恋なのかもしれません
それでも、風の行方を僕は知らないのです
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♡今宵も素敵な夢を♡
☆*:;☆ John Potages ☆*:;;;:*☆