『憂鬱の丘』

 

昨日までの夢が剥がされ

俺は空っぽの世界に放り出された

纏っていた思い出は無残に擦り切れ

魂も虚ろに彷徨っている

 

俺は今、憂鬱と呼ばれる丘に立っている

あゝ、なんていう朝だ

あいつは靴までも奪い去っていった

この俺に砂漠を裸足で歩けというのだろうか

 

ここから、いくつかの道が伸びている

硬い石ころだらけの道

乾いたコンクリートの道

焼けた砂の道、涙すら乾いた道、硝子の破片

 

裸足で歩く道はなんと悲しいことか

ああ、足裏でブルースを歌いながら

俺は今、その一歩を歩き始めた

あいつの足跡を踏むたびに痛さが染みる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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♡今宵も素敵な夢を♡

☆*:;☆  John Potages  ☆*:;;;:*☆