『窓辺にて』

 

君があけた窓は

なんと明るいのだろう

君の背中から

夜が去ってゆくようだ

 

窓の風はベコニア色

君は乱れた髪を束ねると

それを箒のようにして

夜を街へと掃き出すのだ

 

巴里の窓なら

カフェの賑わいだろう

莫斯科の窓なら

クレムリン広場が見えるだろう

 

君のあける窓から

部屋中に朝が染み入ると

ゆっくりと君の背中が

ベッドの畝りに振り向いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆*:;;☆*:;;;:☆*:;☆:;;;:☆*:;;;:☆*:;☆;;:*☆

♡今宵も素敵な夢を♡

☆*:;☆  John Potages  ☆*:;;;:*☆