こんにちは!
夢みる給食研究室のあけみんです。
この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。
今回は、韓国のオーガニック給食視察についてお話しします。
このブログを通じて、オーガニック給食に関心をお持ちの保護者や教育関係者、有機農業を営む農家の皆様に、韓国の先進的な取り組みを紹介し、日本でも広めていくためのヒントをお届けします。
韓国の視察の目的は、日本のオーガニック給食の現状を改善するための知見を得ることでした。
日本では、いくつかの自治体でオーガニック給食が実施されていますが、制度化には至っていません。
一方、韓国では国や地方自治体、市民運動が一体となって新環境無償給食を推進しています。
これらの取り組みを学び、日本での導入に向けた考察を深めることが視察の目的でした。
第1回視察(3月28日〜31日)では・・・
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3月28日
- 安養給食支援センター
- アニャン市はソウルに近接しており、ソウルを取り囲む形で位置しています。訪問したアニャン給食支援センターは、4つの自治体(アニャン市、クンポ市、ウィジョンブ市、イチョン市)が共同で運営しており、各市長が共同理事長を務めています。
- 視察内容
- 給食支援センターの運営方法
- 使用する食材の選定基準
- 農産物の供給システム
- 安養給食支援センター
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3月29日
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- ミンベグ小学校
- 視察内容
- 給食の提供プロセス
- 学校で使用される食材の調達方法
- 給食の見学と試食
- 安養市長表敬
- 安養市におけるオーガニック無償給食の概要
- 市長さんとの懇談
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3月30日
- ファソンフードセンター
- ファソン市は農村部に位置し、農業人の安定した収入と消費者の生活の質の向上を目的としています。
- 視察内容
- 地産地消の推進
- 一時加工の実施方法
- 公共給食と学校給食の支援事業
- ファソンフードセンター
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3月31日
- ハンサリム生活協同組合
- ハンサリムは有機農産物の販売を行っている生活協同組合で、食の安全と環境保護を重視した活動を行っています。
- 視察内容
- 有機農産物の生産と販売の現場
- 組合の運営方法と地域社会との連携
- ハンサリム生活協同組合
第2回視察(5月12日~15日)では・・
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5月12日
- イビ・パクさんのインタビュー
- イビ・パクさんは韓国の新環境無償給食運動の中心人物であり、その歴史や背景について詳しくお話を伺いました。
- 視察内容
- 韓国の学校給食の歴史
- 市民運動の起こりと発展
- 無償給食の実現に至るまでの経緯
- イビ・パクさんのインタビュー
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5月13日
- 再びファソンフードセンターの訪問
- フードセンターの役割
- 地域経済の活性化策
- 農家との連携
- 食材の品質管理方法
- 1回目の視察では見落とした詳細な部分について再度確認しました。
- 有機農家の訪
- 有機農家を訪問し、実際の生産現場を見学しました。
- 再びファソンフードセンターの訪問
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5月14日
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5月15日
- 直売所と在来種の種子を育てている農家の見学
- 地域の直売所や在来種の保存に取り組んでいる農家を訪問しました。
- 視察内容
- 直売所の運営方法
- 在来種の保存と利用
- 地元農産物の利用促進
- 直売所と在来種の種子を育てている農家の見学
韓国オーガニック給食の視察を通じて、以下の点が特に印象に残りました。
- 市民運動の力:市民運動が政治を動かし、無償給食の実現に大きく貢献していること。
- 農家との連携:農家と学校が連携し、新環境農産物・地産地消を推進していること。
- 質の高い給食の提供:調味料や食材の質にこだわり、子どもたちに安全で美味しい給食を提供していること。
日本でもこれらの取り組みを参考にし、オーガニック給食の普及に向けて努力していきたいと考えています。
皆さんと一緒に、子どもたちの健康と未来を守るために、オーガニック給食の輪を広げていきましょう。
これからもオーガニック給食についての情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!
視察の報告会を下記より実施いたします。