こんにちは、ゆめみるオーガニック給食研究室のあけみんです。

 

日本教育新聞 人づくり 国づくり

コーナーにふくしまこどもの学校給食を考える会の記事が掲載されました。

 

https://www.kyoiku-press.com/post-series/series-273035/

記事の内容

「ふくしまこどもの学校給食を考える会」は、子育て中の母親や、有機農業を営む
農家との出会いを通して生まれたコミュニティーです。平成27年からSNSを活用し
て会員を募り、給食試食会、料理講習会、映画上映会など、福島県内で活動してきま
した。
前職が栄養教諭だったため、お子様のアレルギーで給食に不安を持っている方のお
役に立てると考えました。「子どもたちを取り巻く給食の環境をよくしていきたい」
との想いもありました。
原点は、約30年前の先輩栄養士との出会いでした。先輩は、「子どもたちを頂点に
した給食づくり」という理念を持って、地場産の有機米や有機野菜を使って給食を作
っていました。
補助金の付いた政府米ではなく、地元の米を使うため補助金分として、村とJAと
保護者が3分の1ずつ負担して、地元産有機米の給食が始まったとのこと。感銘を受
け、「安全な食材を使って給食作りをしよう」との思いで、できることからまねしま
した。
調味料を見直し、伝統的な製法で作られたみりんや酢を使い、だしはかつお節から
取るようにしました。デザートやジャム、ふりかけは手作りしました。
「子どもに安全でおいしい給食を食べさせたい」。栄養教諭ならそう思うのは当然
です。しかし、どこの調理場でも、手作りしたり質の高い調味料を使ったりできるわ
けではありません。
物価が高騰しています。「子どもたちに質の高い給食を食べさせたい」と思ってい
ても、目の前の現実を当事者だけで変えるには、課題が大き過ぎます。それなら、「
母親たちと子どもたちを取り巻く給食の環境をよくしていこう」「現場の実態を知っ
ている私だからこそできることもある」と思い、「学校給食を考える会」を立ち上げ
ました。
有機食材を取り入れた給食は「オーガニック給食」と呼ばれ、全国に広がりつつあ
ります。国の施策としても、食育推進基本計画やみどりの食料システム戦略の中に
、「学校給食における有機農産物等の活用」が明記されています。
福島県には30年も前から、「オーガニック給食」を実践してきた地域があります。
この地域では、地元の子どもの健康を考えて、給食で有機農産物を提供する仕組みを
、住民が協働で作ってきました。
そこには、目先の経済性や効率性ではなく、「給食を通して子どもたちを育む」と
いう大切なメッセージが込められています。こうしたメッセージを会員と共有しなが
ら、活動を続けていきたいと思います。活動を通して得られた知見は、給食管理の授
業や実習を通して学生へも伝えていきたいと考えています。

 

 

以上掲載されたないようです。

記事に取り上げてくださった、記者の方(以前同じ学校で働いた先生で、前職は校長先生)ありがとうございました。