こんにちは!
「ふくしまこどもの学校給食を考える会」代表のあけみん先生です。
前回のブログでもお知らせしましたが、
9月22日に
「那須地区の学校給食を考える会」の
勉強会に参加いたしました。
会の代表であるのエミリーこと国府田恵美子さんの呼びかけに、
那須地区から総勢20名が集まり、
那須塩原市食育・地産地消推進計画を、さらに良いものにするための
意見や出し合いました。
那須塩原市食育・地産地消推進計画
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/02/pubcom/7025.html
こうしたパブリックコメントの募集は、これまでも行われてきました。
恥ずかしながら、私はこれまでこうしたパブリックコメント(パブコメ)に、
一度も意見や提言を行なってきませんでした。
「どうせ意見や提言をしたところで、何も変わらない!」
『一応市民の意見も聞きましたよ!という行政側の言い訳だろう』
と思っていたからです。はっきり言って、無関心でした。
しかし、今回は無関心ではいられないテーマです。
こどもたちが食べる給食を少しでもよくして行こう!
給食を管轄している行政にも、給食を良くするための意見を伝えて行こう!
という趣旨で活動している私たちですから、
パブコメは、行政側に私たちの考えを伝える絶好の機会です。
勉強会では、推進計画を読み込み、
参加者から忌憚のない意見を出していただきました。
さらに、付箋をグループ分けして、いくつかの意見にまとめていきました。
まず、最初に提言したいことは、
共同調理場方式から自校式へと調理方式を変更して欲しいただきたいこと。
那須塩原市では、旧黒磯市及び西那須野町は共同調理場方式、塩原町は単独行方式で学校給食が運営されています。
共同調理場方式による学校給食は、
施設設備費や人件費等の財政負担が小さいなどのメリットが
ある一方で、児童生徒にとって
調理員の姿が見えにくいなどのデメリットがあるとされている。
食育を推進するのであれば、財政面のメリットよりも、
児童生徒にとってメリットの多い自校単独方式への変更を検討していただきたい。
つまり、
財政ファースとから
子どもファーストへの変革
次に、
食育活動で和食、郷土料理、食事の作法などの
食文化に関する理解を深める必要がある
としながらも、パン給食や洋風の献立が散見されている現状があります。
これではダブルスタンダード
子どもに本当の意味での和食の良さは伝わりませんよね!
学校給食からパンを主食とした献立を無くし、
完全米飯給食(全て主食は米飯)にしてただきたい。
さらに、
食品の安全性に対する意識において、不安に思う項目のベスト3が
食品添加物、輸入食品、残留農薬でした。
推進計画書の中に、
化学合成農薬の低減等環境に配慮した農業に取り組む
農業者の営農活動を支援する。
との項目がありました。
このことは大変意義深いと考えます。
できれば、
学校給食に使用する米は、特別栽培米にして欲しい!
(農薬使用量が(通常に比べ5割以上削減~不使用)、栽培期間中の化学肥料(窒素成分) の使用量(通常に比べ5割以上削減~不使用)のお米をまとめて特別栽培米といいます。)
また、化学肥料・化学合成農薬の低減など、
特別栽培農産物のメリットを市民に周知していただきたい!
地産地消の給食を推進するために、
関係者(教育委員会、学校給食共同調理場、JA、生産者等)で構成する地産地消推進連絡協議会などを立ち上げて組織的に取り組んでいただきたい。。。。。
などなど。。。
たくさんの意見が出ました。
今回の話し合いの成果として
那須塩原市ならではの魅力溢れる
和食・地産地消の学校給食の実現を目指して!
というスローガンを作成して会を閉じました。
今回話し合った意見や提言は、
会の代表者はじめ、会員の皆さん一人ひとりが
自分の言葉でまとめ、10月3日までに市に提出するそうです。
こうした一人ひとりの小さな行動が、社会を動かす原動力になると確信しております。
今回、勉強会に参加して感じたこと・・・
私たちの食環境を見てみると、
有り余るご馳走で、好きなものを、いつでもどこでも手に入れることができます。
加工食品、惣菜、弁当、食品添加物が入っていないものを
探すことが難しいくらい・・・・、
こうした食環境の中で育った子どもたちが、
健康を維持するためには、
「自然な食べ物を選ぶことの意義を、理論や実践を通して伝えていく」ことが
重要です。
(自然な食べ物:松岡さんが作ってくださったランチのように!)
今回お集まりいただいた方たちは、食に対する意識の高い方ばかりでした。
ご家庭の食には、かなり配慮していると思います。
(配慮というのは、選んで食べているという意味です。)
なので、お子様方への食育は家庭の中で十分に行われると思います。
しかし、意識の高い人ばかりではありませんので。。。
学校給食は、学校に通う子ども、すべてが対象です。
学校給食として提供される食事が、
食品添加物や農薬等の心配のない、自然な食べ物であったなら、
「自然な食べ物を選ぶことの意義を、理論や実践を通して伝えていく」ことが
可能になると考えます。
給食をよりよくして欲しい!
子どもたちに食品添加物や農薬等の心配のない食べ物を食べさせたい!
こうした大人の意識がなければ、現実を変えていくことは不可能です。
『意識が先で、現実が後』
だとしたら、無関心ではいられません。
普通のお母さんたちが行政に提言しよう!と立ち上がった
那須地区の給食を考える会の活動を心から応援いたします。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
これからも、ゆる〜く更新していきますのでよろしくお願いいたします。
感謝! 感謝! 感謝!