こんにちは!
「ふくしま子どもの学校給食を考える会」代表のあけみん先生です。
先日の牛乳に引き続き、今回は給食に出されているパンなどの小麦食品について書きます!
「今、子供達が学校給食で食べているパン、パスタ等小麦食品が心配です。長くなりましたが是非シェア拡散して頂けませんか。」
を見て、私なりの意見をまとめたものです。
記事によれば、
日本の大手3社の小麦粉などから、除草剤の主成分
「グリホサート」検出がされたとのこと。。。
この小麦粉が問題で。。
日本では国産の小麦は少なく、米国、カナダ等からの輸入に頼っています。
学校給食のパンに使用されている小麦もアメリカ、カナダの小麦が使用されています。
下の表は、仙台市内の学校給食に使用されている主食等の産地が示されたものです。
(出典)
この表からも、パン用小麦粉の産地にアメリカ、カナダが含まれていることが確認できます。
国産の小麦の生産量は少ないということを考えると、
国産小麦100%で学校給食用のパンを賄っている県は少ないと考えられます。
先進的な取り組みとして、愛媛県今治市では85%地元の小麦を使用していますが、
このような取り組みはまだまだ珍しいケースです。
学校給食にパン・麺などが提供される頻度は、平均で週1.5回。
(文部科学省:H30学校給食実施状況調査より)
月平均では6回、年66回、小学校6年間で約400回。。。食べることになります。
給食の他に、
家庭でパンやパスタなどを食べる頻度が多い
子どもほど、輸入小麦を口にする確率が高くなる。。。
輸入小麦を口にすれば、グリホサート も摂取することに。。。
グリホサートはについては、日本ではTVなどでは報道されませんが 、
glyphosate 、 cancer、 risk などのキーワードで検索すると
かなりの情報が得られます。
もちろん日本語でもヒットします。
一方、農薬グリホサートは食品安全委員会において審議が行われ、
ヒトに対しての発がん性及び遺伝毒性は認められなかった・・と
結論づけられています。
なので、今まで通り、給食にパンが出ています。。。
疑わしいことが1mmでもあるのならば、
直ちに改善策を講じて欲しいです。
今すぐに、給食用パンの小麦を100%国産にすることは不可能だと思います。
そこで、代案は完全米飯給食です!
完全米飯給食とは、給食の主食を全て米飯にすることです。
しかも、農薬の使用を抑えた特別栽培米!
福島が誇る日本一の熱塩加納は、
特別栽培米の完全米飯給食です。
日本人は米を主食にしてきた民族です。
それが、、、
戦後の食糧難から、アメリカの余剰小麦による
パン給食が始まり、、、
回数は少なくなったものの、、現在までパン給食が続いています。
戦後は止むを得なかったのかもしれません。
しかし、今は日本の美味しいお米が食べられるようになりました。
そのお米といえば、減反、減反と生産調整をしてきた結果、
今や休耕田が目立つようになってしまいました。
なんと矛盾している話でしょう!
現在のパン給食、週1.5回を米飯給食に変えたら
米の生産量を増やすことが出来ると思います。
特別栽培米という付加価値のついたお米を
取り入れることで、子どもたちに安全な主食を提供できるようになります。
特別栽培米は、手間がかかるのでコストがかかるかもしれませんが、
こうしたコストにこそ税金を投入して欲しいと思います。
子どもたちの健康を守るためにも、
日本の農業を守るためにも
学校給食のパン給食を見直し、
特別栽培米による完全米飯給食を実現して欲しいと思います。
ちなみに前回、牛乳のでない給食として取り上げた、
新潟県の三条市では完全米飯給食です。
学校給食に牛乳がついていません。
https://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/gakkokyushoku/11344.html
山田正彦さんの関連記事
https://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12483540404.html
https://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12463277577.html
こちらも参考にしてください。(最後のまとめに同感でした!)
農薬の問題については、因果関係が明らかになってからでは遅いと思います。
パンやパスタなどの小麦製品は主食です。
しかも、食べる頻度も多い場合も。。。
そのことを考えると、「量が少ないから安全」ということにはならないと思います。
ふくしまこどもの学校給食を考える会では、
今後も会員の皆様と
こうした問題について一緒に考えて行きたいと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
これからも、ゆる〜く更新していきますのでよろしくお願いいたします。
感謝! 感謝! 感謝!