おねがいこんにちは!

「ふくしま子どもの学校給食を考える会」代表のあけみん先生ウインクです。

 

先月の花ホテル滝のや「小さな宿の講演会」での講演にて、

質問いただた「牛乳」の話題について書きます!

 

「①牛乳を飲むとお腹が痛くなるから、飲むのが嫌だった。

 ②なぜ牛乳はいつも給食に出るのか不思議。

 ③牛乳を止めることは、できないのか?」

 

という内容の質問を金山町在住の金山町の老沼潤さんさんよりいただきました。

 

ご質問ありがとうございました。

 

①から③についてお答えしますね。

まず、

①牛乳を飲むとお腹が痛くなることについてあせる

私も、久しぶりに牛乳を飲むとお腹が張って、張って大変なことになります。えーん

なので、今は好んでは牛乳を飲みません。

実習で学生さんが考えた料理に入っていたり、

デザートに使われている時は(お腹に聞いて)いただきますが・・・コーヒー

日本人は、牛乳を飲むと、お腹が張ったり、

ぐるぐる鳴ったり、痛くなったり、下痢をしたりする人、が多いと言われています。

これは、「乳糖不耐症」と言って、

牛乳に含まれる乳糖を消化する酵素(ラクターゼ)が不足しているために起きる症状です。

 

日本人は(離乳期をすぎると)、ラクターゼの分泌が少なくなるため、お腹が張ったりする人が多いのです。

 

食料自給表によれば、昭和30年代から牛乳の供給量が伸びています。

 

戦後アメリカからの援助物資として送られた脱脂粉乳が、

牛乳に変わったのも、昭和30年代ですから、、、


体(DNA)が受け付けない人も多いのでしょう。

 

 

 

「いただきます」の映画の中でも、

東京農業大学の小泉武夫先生が。

 

「日本人は長年、米や味噌汁を食べて、命を繋いできた。

突然、食べ物を変えると、体が混乱を起こす。

 

例えば、草食動物のうさぎうさぎに肉を食べさせるようなもの・・・・豚

 

とおっしゃっていましたね。

 

なので、牛乳が苦手な子やアレルギー症状を呈する子が多いのも納得できますね。

 

②では、なぜ給食に毎日牛乳が出るのでしょう?

 

これは、学校給食法・学校給食施行規則の定めによるものです。

 

学校給食は、完全給食、捕食給食、ミルク給食の3種類に分類されていて、

このうち、完全給食とは、

「給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、

ミルク及びおかずである給食をいう。」

とあり、主食(パン・米飯・麺)とおかずと牛乳がセットで提供されるよう規定されているからです。

ちなみに、

補食給食とは、完全給食以外の給食で、給食内容がミルクとおかず、

(主食を自宅から持ってくる)の給食のことです。

ミルク給食とは、牛乳のみを提供する給食。

 

主食とおかずだけの給食のスタイルはありません。

 

なので、完全給食を実施する上で、牛乳は必要な要素となっているのです。

 

映画「いただきます」の給食には毎日牛乳が提供されていたでしょうか?

 

いいえ、牛乳は出ていませんでした。

 

玄米、味噌汁、納豆、旬のお野菜。。。といった、

伝統的な和食の給食でしたね。

 

 

これは、高取保育園の6月の献立表です。

 

 

みそ汁には、

年長組の園児が仕込んだみそが使われていました。。。。

 

保育園なので、学校とは条件が違うかもしれませんが、。。。

保育園でも、厚生労働省より、

「児童福祉施設における食事の提供ガイド 

-児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する研究会報告書-」

が示されていて、きちんと栄養管理することが求められています。

 

これについては、映画の中でも、

海草、青菜、小魚(しらす)など、

牛乳以外のカルシウム豊富な食材が使用されていて

栄養価を満たす工夫がされていました。

 

ということは、献立を考える場合、牛乳以外の食品でカルシウムを補うことができれば、、、

牛乳を出さなくても栄養価は満たせる(成長の段階にもよりますが・・・)ということですねおねがい

特に、低学年の場合、

みそ汁(150ml程度)と牛乳(200ml)の献立の日には、

この2種類で350mlの量を取ることになります、小さな胃袋がパンパンに!!

みそ汁と牛乳をいっぺんに食べることに無理があると思っていました。。。

 

それでも、一般的には給食に牛乳は付き物で、直ぐに牛乳を給食からなくす! 

ということは難しいと思います。

 

③それでも・・・・・・(以下本間先生の著書より引用)

「気になる人は、学校の校長先生や保育園・幼稚園の園長先生と相談されて決めるのがいいと思います。

その際に、アレルギー性疾患などの書類の提出も本来は必要ありません。」(以上)

 

 

実際、私が学校に勤務していた時、

原発事故の影響で放射線が気になり牛乳を飲まなかった。。という児童がいましたが、

校長先生と相談して、牛乳は止めていました。

そうした児童の給食費は、

一般の児童と一緒に集金して、飲まなかった牛乳代金は、

実費で計算して学期単位で返金していました。

 

牛乳については、上記以外にも

乳がんや前立腺癌との関連が見られる。

摂取量と比例して骨粗鬆症が多くなる。。。などの研究結果も見られます。

 

一方で、牛乳はカルシウム豊富な食品なので成長期の子どもには必要な食品だ!

カルシウムを効率的に摂取するには、牛乳は優れた食品だ!

という従来の知識がまだまだ主流。

管理栄養士のたまごちゃんたちは、主流の教育を受けています。

 

私も、養成する側の人間なので、微妙な立場です。。えー

 

たまごちゃんたちを混乱させたくないけれど。。。

 

いつか目覚めて欲しいと思います。

詳しくは、本間先生の

「病気にならない暮らし事典」P124〜

「自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全」p46からをお読みください。

 

 

ふくしま子どもの学校給食を考える会でも、サイト管理者のハナリンさんからもこんな書き込むが。。。

https://www.facebook.com/groups/140188006710916/permalink/416888915707489/

 

 

お隣、新潟県の三条市では学校給食に牛乳がついていません。

市民からは、こんな意見もありますが、。。。

https://www.city.sanjo.niigata.jp/soshiki/somubu/seisakusuishin/kohokocho/tayori/tayori26/kyouiku/tayori26_4.html

 

三条市の給食については、また詳しく特集したいと思います。。。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

これからも、ゆる〜く更新していきますのでよろしくお願いいたします。

感謝ドキドキ! 感謝ラブラブ! 感謝ドキドキ

 

 

 

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