こんにちは!

「ふくしま子どもの学校給食を考える会」代表のあけみん先生ウインクです。

 

学校給食の献立を考える人は、

「栄養教諭」または「学校栄養職員」と呼ばれていて、

この仕事に就くためには、都道府県の採用試験を受けなければになります。

 

このうち、栄養教諭は、7月頃から行われる教員採用試験を突破しなければなりませんが、、、、

その倍率は、7倍〜23倍(2020採用予定)と狭き門!

 

一次試験をパスした人だけが、2次試験に進めます。

 

今週は、この教員採用試験にチャレンジする学生さんの、

面接指導を行なっていました。

 

(写真はイメージ)

 

面接指導では、

○ 教員を目指した理由

○ 自分の長所と短所

○ 教員に執拗な資質や能力とは、

 

○ いじめについてどう思うか?

○ 教員の働き方についてどう思うか? 、、、といったお決まりのパターンから

 

「場面指導」といって、例えば。。。

「小学校1年生の教室で給食時間に好き嫌いについて指導します。

このクラスは給食の残菜が多いクラスです。

あなたならどんな指導をしますか?」

 

2分で考え3分で場面指導を実施する。

というような内容の試験もあります。

 

 

私が、指導している学生さんたちは、

和食の給食を例に、

○和食は日本人の健康を支える食事です。

○地域の農家が心を込めて作ってくれた野菜を使っています。

○野菜を食べると病気に負けない体になる。。。

 

など、素晴らしい場面指導を考えていました。

 

 

こうした試験対策を行なって、感じたことは、。。。

 

子どもたちに食に関する指導をする上で、学校給食は重要な教材である!

ということです。

 

学校給食に何を出すか、つまり献立を考えるという仕事を任せられている「栄養教諭」の仕事は、

子どもたちの未来を左右すると言っても過言ではありません。

 

 

私が、栄養教諭在職中こんなエピソードがありました。

 

それは、「学校給食の思い出」のトップに挙げられる「揚げパン」についてでした。

 

揚げパンは、コッペパンを油で揚げ、砂糖ときな粉・ココアなどを

まぶした料理(お菓子)で、・・びっくり主食に位置付けられます。

 

揚げパンは子どもたちの大好きなメニューなので、

揚げパンの日には、残菜はほとんでありませんでした。

 

子どもが喜ぶから、、という理由で定期的に出していましたが。。。

 

よく考えれば、

スポンジのようにふわふわのパンに油を染み込ませて、砂糖をまぶし。。。

ゲッソリ考えただけでも恐ろしい!・・・しかも主食ですよ。

 

なので、

私は、ある時を境に揚げパンを給食に出すのを止めました。

 

すると、当然。

子どもたちから「揚げパン」が出なくなった!とブーイング。

 

月に1回、

子どもたちの食べたいメニューを献立に出すという

リクエスト給食がありました。

 

その時、私はリクエストしてくれた学級に、こんな手紙を書いたように記憶しています。

 

「給食は、皆さんが健康に育つための大切な食事です。

子どもの頃に食べた食事は、大人になってからの健康にも影響します。

 

大人になると、油の取りすぎや、砂糖の取りすぎで病気になる人が多くなります。

皆さんがリクエストしてくれた揚げパンは、パンを油で揚げて砂糖をまぶした料理です。

 

パンを油で揚げると、パンにたくさんの油が染み込みます。そして、砂糖もたくさん使います。

 

みんなが健康になる為の給食に、揚げパンを出すのはいいことなのだろうか?

と、考えてしましたました。

 

皆さんも、このことについてもう一度考えて欲しいと思います。」

(だいたいこんな内容だったと思います)

 

その後、揚げパンのリクエストは撤回されました。

 

子どもたちが食べる学校給食は重要な教材です。


 

 

ご飯と味噌汁を基本に地域の旬の野菜を取り入れた給食が、

素晴らしい教材だと思います。

 

学校給食に何を出すかで、

子どもたちの未来を左右すると言っても過言ではありません。

 

和食を基本とした給食の大切さを学んだ栄養教諭のたまごちゃんたち!

栄養教諭の仕事は素晴らしい仕事です。

教員採用試験を突破して、子どもたちに生きた教材となる学校給食を提供してください。

 

たまごちゃんを応援するあけみん先生より

 

 

最後までブログを読んでくださった方も

たまごちゃんたちを、応援してあげてください。

 

ありがとうございました。 感謝 感謝 感謝