こんにちは!
「ふくしま子どもの学校給食を考える会」代表のあけみん先生です。
先日の花ホテル講演会の中でも紹介しましたが、
「熱塩加納の給食には本物の調味料が使われています」。。。。
本物の調味料とは、天然素材を使用し伝統的な天然醸造等の製法で作られた調味料のことです。
みそやしょうゆ、酢、みりんなどの発酵食品は、微生物の働きで素材を発酵させることにより、
旨みや甘味などの風味が良くなります。さらにビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養価も高くなります。
こどもの頃から、本物の調味料の味を、舌に覚えさせることこそ、本当の意味での食育だと私は考えます。
こうした食育の方向性を体現しているのが、
映画「いただきます〜みそをつくるこどもたち」です。
ふくしまこどもの学校給食を考える会では、
これまで郡山・白河、いわき、喜多方、塙町など各地で映画を上映してきました。
映画の舞台は福岡県にある鷹取保育園
この保育園の給食が素晴らしい!
玄米、味噌汁を中心とした伝統的な和食の給食。
しかも、給食に使う味噌は毎月100kg、
園児、自らが仕込むのです。
恥ずかしながら。。。私この映画と出会うまで、味噌を作ったことがありませんでした。
嫁に来て30年近く、実家から貰って食べていました。(両親に感謝です)
実家は農家なので、味噌を麹屋さんに頼んで大きな樽に仕込んでもらい、
味噌小屋に保管しておいて、夏が過ぎる頃新しい味噌を貰ってきていました。
なので、味噌を買う習慣がなかったのです。
いつまでも親の世話にはなれないし、自分も娘や息子に本物の調味料「みそ」を伝えていかなくては。。。と
一昨年より味噌作りを始めました。
最初の年は、素材である大豆、米麹、塩と桶がセットになった手作り味噌キットを購入しました。
https://www.momo-miso.com/menu/misozukuriset/index.html
2年目(今年)は、年明けに北海道より帰省した娘と一緒に味噌作り。
素材にもこだわり、大豆は北海道産、麹は地元白河の麹、塩は天然海塩を使用。
分量については、下記のサイトを参考に!
みその仕上がりを中辛(塩分12.5%)で10kgに仕上げたい時は。。
大豆2167gに対して、麹を大豆の3333g、塩は1250g。。。というように
自動で計算してくれるサイトを参考に計量。
作り方はとっても簡単
① 大豆を一晩水につけて茹でる。
② 茹でた大豆を潰す。(すし桶に入れて潰したり、フードプロセッサーも使用したかな)
③潰した大豆と麹、塩を手で混ぜる。混ぜる。とにかく混ぜる。
④味噌玉を作って、桶に投げ込む!空気を抜く。美味しくなあれ〜と言って投げる!
こうして作った味噌が8ケ月後には、こうなりました。
表面の白いカビのような部分は、産膜酵母(さんまくこうぼ)と呼ばれるもので、
食べられないこともないのですが、ちょっと臭うので、この部分は取り除きます。
我が家の味噌もそろそろ食べごろになってきました。
お盆で帰省した娘に持たせようとしましたが、
「スーツケースに入れて持たせるのも。。」っと思い送ることにしました。
娘ちゃん、ちゃんとご飯とお味噌汁のご飯を食べて、お仕事頑張るんだよ!
「和食おいしそーーー」って 写真撮ってる場合じゃないんだから。
本物の調味料!目に見えない微生物さんのおかげで美味しいお味噌に仕上がりました。
素材に感謝。微生物さんに感謝。自然に感謝。
一緒にお味噌を作ってくれた娘ちゃんに感謝。
最後までブログを読んでくださった方にも感謝。
ありがとうございました。