老人ホームにいる母との電話。

今朝は30分位話してた。


そして、また

『ウナギのかば焼き』の話を
とても嬉しそうに話しだしたよ。


よっぽど嬉しかったんだなぁ。


先週と同じ話
まるで初めて聞くかのように、
ふ~ん、
へぇ~
よかったね。
相槌をうつ。


嬉しい話は何回聞いても笑顔になれる。

母の嬉しそうな弾んだ声を聞くのは好きニコニコ


何回でも聞くよ。
何回でも頷くよ。
よかったね!
って、
いっしょに喜んで感謝して、
こっちもうれしくなる。


あらすじはこんな話。


母は出された食事に食欲がわかず、
TVで見た『ウナギのかば焼き』
とっても美味しそうに思えて、
介助に来てくれたヘルパーさんに

「ウナギのかば焼きが食べたい。」って言った。


食欲がない母のこと心配してくれていたのかな。。。


老人ホームで働くヘルパーさんは
万年人手不足で、
ナースコールは次々鳴って、忙しい。

「はい、ウナギのかば焼きあなたのために買ってきてあげましょう。」
なんて、ひとりひとりの希望(わがまま)に沿って動けるわけがない

母も思ってた。叶わない夢だと。


娘の私がそばにいた時は、私が買いに走っていたけど、
それが今はできない。


無理だと思っていたのに、買いに走ってくれた


びっくりびっくり!!!
買ってきてもらえた。


父にも食べさせたいと言う母の希望も叶えてくれた。
ウナギのかば焼きは父の大好物。


母が本当に嬉しそうに電話で言ったよ。
「チャレンジしてみるもんだね。」
得意げに言ったので、
何がチャレンジだったんだろう???
一瞬、キョトンとなってしまった。

あぁ、
『自分の希望することを口に出して言う。』
『お願いする。』
これがチャレンジだったのね。

老人ホームで
すっごく忙しそうに働いているヘルパーさんに
言いたいことは山のようにあるけど、

忙しそうで話しかけられない

と、

お願いを言葉で言わない母だった。

貝のように黙っていた時期もあった。


ヘルパーさんの温かい介護で
母は氷が解けるように
日常会話をできるようになって、、、アップ
それもびっくりなことだったけど、

希望することを言えるようになったんだ。アップ

チャレンジだったんだ。
『ウナギのかば焼きが食べたい。』

口に出すことが。


母の夢を叶えてくれたヘルパーさんに向けて
手紙に感謝を綴って送った。


忙しい中でひとりひとりを見て、優しく接してくれて
本当に感謝です。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




母は、次に
「あじの南蛮漬け」を食べたいと言ったらしい。


そのチャレンジし続けていいのかビックリマーク
あ~ぁ、ヘルパーさん大変なことになっちゃってる。
申し訳なく思いつつ聞いてた。


今回は望んだものが来なくて、
「サバの南蛮漬け」で野菜の量が山盛りで多かったと。


母はサバじゃなくて、アジが食べたかったんだけど、
せっかく買ってきてくれたのに、

残したら悪いから、一生懸命食べたって。

「えらかったね。
 そうだね。食べたほうがいいよ。うんうん」

以前、病気の時は
「鯵じゃないならいらない!」
買ってきてもらっておいて
(相手は実の娘だから気を使わなかったのか)
ひと口も食べないことのできる人だった。

相手を思いやる言動がまたできてて、
嬉しかった。


鯵の南蛮漬けはなかなか売ってないだろう。

母のと電話を切った後、
私が作ってクール便で送ろうか・・・と思ったけど、

やめておこう。


私の料理を母が気に入るかどうか、
差し入れの煮魚を翌日そのまま付き返されたこともある。

母はいつも私の料理をどこかケチつける人だったし、

アジの南蛮漬け、、、最近作ってないなぁ。

自信ない



母の気に入るほど美味しく料理を作れる自信はない。

あっ、そうだ!
通販を調べよう!

骨なし鯵の南蛮漬け 冷凍あった。
注文した。

そして、老人ホームのケアマネさんに
受け取りと解凍盛り付けの手間をかけるけど
よろしくお願いしますってメールした。

本当に感謝だなぁ。

老人ホームで寝たきりの生活・・・
母のチャレンジに
心を込めて付き合ってくれている
ヘルパーさんに心より感謝です。

母の明るい電話の声
ほっとできる幸せ・・・