総選挙に突入する今週の日本市場は、米国が軟調な場面でもわりと堅調に推移。
ただ、欧州の天然ガス相場や原油などの高騰を受け輸入額は増加。
為替の方も円安基調。
金利上昇などの思惑から、欧米との金利差拡大懸念で円安がすすんだ感じなのでしょうか?
持ち株の方は減らしていたこともあり、ほぼ横ばい。
今週はデイトレしつつも結局買い戻しが多い形で終了だったので、ほんと下手くそで何やってるんだって感じでした。
今週の増減
【3656】KLab 5,000 → 7,200
【8944】ランドビジネス 0 → 7,500
昨年末を100とした指数 (111.0%)
経済安全保障に力を入れようとしているとみられる岸田政権は、デジタル網の構築拡大や小型の原子炉による建てかえなどを進めつつある。
かつては、道路や鉄道で地方をつなげて拡大してきた経済を、今度は海外より遅れているデジタルの分野で地方をつなげたり、原発の再稼働でCO²を減らしつつ経済を促進しようとしている感じでしょうか?
これに必要そうなデータセンターや半導体、光電網、光ファイバーの海底ケーブルによる高速化などは期待される所ですね。
台湾のTSMCを熊本に誘致し資金を支援する計画や、キオクシアHDとウエスタンデジタルとの統合交渉をすすめる傾向なのもその一端なのでしょうね。
米中もコロナ不況からの需要が回復するにつけ、物流量が増加しているのに対して、それをさばく為の必要な人材はまだ回復しきれていない。
陸海で運搬などが滞る事や原油上昇などで、物価が上昇傾向になっている状態なのでしょうから、短期的にはまだ厳しさの続く業界は多そうですね。
特に戻りが鈍いインバウンドで潤っていた分野などは、困難な時期とみるべきだろうか?
政権の中核にTPPをすすめた甘利さんがいるだけに、米国の物流が回復してきたら米国のTPPの参加を促すのもいいかもですね。
分配などの改革は進めるにしても財源の確保でも国民が納得できないと経済は循環しないと思う。
新しく造る事で実際に潤うとみられる川下の分野から資金を捻出することで好循環するのが理想ですが、今資金のある所から採って配るだけなら長い成長期待はできないかな。
今週もお疲れさまでした。