9月に福島の地震観測井の工事が終わり、

またしばらくは本社に勤務しながら、

月1回大磯の水井戸調査に出かけていましたが、

ある日イワイ(仮名)部長から呼ばれ、

今度は現場代理人として京都の現場に行くように言われました。

入社2年目、まだ一度も自分で現場を取り仕切った経験もないまま、

現場代理人を任されることになりました。

勿論、現場代理人は現場の責任者なので、

誰よりも現場のことをわかっている必要があるのではないかと思います。

僕を育てようという意図はわかるのですが、

あまりにもいきなり過ぎる気が。

例えるなら、一介の働き蜂が「明日から女王蜂になれ」と

言われたような感じかと思います。

「え?じゃあ、ロイヤルゼリー飲ませてくれるんですか?!」

などと喜ぶわけもなく、

ちゃんとできるのか心配でした。

しかし、断る勇気もなく、着々と話が進み、

11月から京都に出張することになりました。