さて、基本的なハンドリングが出来るようになったら、次のステップに移ります。
いろんな刺激を、指先に与えてやらなければなりませんからね。
それに、子供たちが慣れてくると、練習がダレて来ます。(完璧には出来ていないんですけどね)
尚、名称はすべて、私が勝手につけたものです。
(1)ボール・ハンドリング
クロールの要領で、ボールをくるくる回します。
逆回転は、バック(背泳)になります。
ゆっくりだと、多少手の向きが違っても何とかなります。
なので、出来るようになってきたら、スピードを上げるようにします。
「それじゃ25m泳ぐのに、1分以上かかるぞ」
②ジャグリング(大)(20回)
両手を広げ、右手で投げ上げたボールを、左手で取ります。(左から右も)
④ボール引き、前後(20回)(「ボール・ハンドリング」参照)
この2つは、なかなか出来ませんし、大事なので、引き続き行います。
⑤股抜きウオーク(内抜き、外抜き、各1周)
歩きながら、足の間をボールを通します。
歩きながら足の間を通すドリブル練習がありますが、そのハンドリング版です。
ハーフコートを廻りますが、その角々で“股抜きジャンプ”をします。(5回)
“股抜きジャンプ”は、前後に大きく開いた脚を、その場でジャンプして逆にします。
このジャンプの時に、足の間をボールが通ります。
このジャンプは、ちょっとした筋トレにもなるので、お薦めです。
⑥もも上げウオーク(内抜き、外抜き、各1周)
もも上げで、足の下をボールを通し、歩いて行きます。
角々では、“股抜きジャンプ”です。(5回)
(2)ピヴォット
①ピヴォット90度(右足、左足、各20)
②ピヴォット180度(右足、左足、各20)
これも大事なので、引き続き行います。
(3)ドリブル
①左右ドリブル(20)
②前後ドリブル(各20)
足を前後に開きます。(後ろの足のつま先が、ちゃんと前を向くように)
指先は、下向き。(特に、ボールが後ろの時の指先「ボール引き、前後」の要領です)
ボールの持って行きたい方向に、手のひらを垂直にすることを教えます。
③2個ドリブル(各10を3ラウンド)
2人1組になり、ボール2個で同時に突きます。(1人はボール拾い役)
次に、ボール2個を交互に突きます。(タン・タンとなるように、タタン・タタンはダメ)
④壁ドリブル(利き手20、反対の手40)
これも大事なので、引き続き行います。
⑤サークル・ドリブル(2周を3ラウンド、右手左手共)
サークルの線上を2周回ります。
前の人が1周回ったら、次の人が入ります。
これを教える時は、自転車を例に上げて説明しています。
自転車は、ハンドルを切っただけでは曲がれません、転んでしまいます。
曲がるには、曲がる方向に体を傾けなければなりません。
サークルドリブルは、円の中心に向かって、体を傾けます。
スピードを上げれば上げるほど、大きく傾ける事が出来ます。(特に、下半身)
NBAの写真などで、脚が斜めになっているのを見た事があるでしょう?
斜めになっていますから、ボールは円の内側に落とします。
(4)パス
①100本パス
チェスト・パスがそこそこ飛ぶようになったら、100本パスをします。
3人1組でボール2個、V字型になり、1人に対して交互にパスをします。
リズムを合わせ、キャッチの音が同時に鳴るようにします。
この練習、80本くらいまでは前フリです、大事なのは、後の20本です。
80本もすると、手がだるくなって来ます。
すると体は自然と、効率の良い動きを求めてくるのです。
飛ぶようになってきたら、距離を開けるようにします。
きれいなフォームが身に付いてくれたらなと思います。
②片手パス(正面、右横、左横、各20)
2人1組で、1mくらい離れて正対し、片手で投げて、片手で受けます。
使えるのは、手のひらだけですから、胸や二の腕で止めたのは、出来たとは言えません。
右側に来たのは右手、左側は左手で受けます。
ボールの飛ぶ方向に垂直に手のひらを出さないと、受けることが出来ません。
正面がそこそこ出来るようになったら、横方向を付け加えます。
横向きになって、外側の手で受けるようにします。
四角パス等でのキャッチミスは、片手先行で受けに行く所を、両手で取りに行って、
間をすり抜ける事が多いように思いますので、これをさせるようにしました。
パスの息抜きメニューとして“ボール当て”があります。
2人1組で、1人がボールを投げ上げ、それをチェストパスで当てるというモノです。
初心者は、見た所に投げますが、それでは絶対当りません。
ボールの動きが想像できないと、当てる事が出来ませんからね。
もう一つは、3人1組、ボール2個。
2人が5mくらい離れて、その間を、ボールを転がし、
それを2mくらい離れた所から、チェストパスで当てます。
これらは、ボールが思わぬところに転がって行き易いので、保護者に協力してもらって、
他の練習エリアに入らないようにしなければなりません。
でも子供たちは、喜んでやっていますね。
(5)ドリブル・シュート
ハンドリングの効率が良くなってきたら、この時間が取れるようになります。
私は最初は、レイアップではなく、オーバーヘッドのシュートを教えています。
レイアップから入ると、ボールを前に出し、片手で投げ上げるシュートになってしまいます。
ゴール(正しくはボード)に向かって跳ばなくても、ボールは飛びますからね。
最初は、ドリブルなしで、シュートさせます。
リズムは、ランニングジャンプの、タ・タ~ンです。
右利きの場合、ボールを、右手が前の“縦”に持ちます。
この“タ”の足を出すと同時に、ボールを左脇腹に“引き付け”ます。(腰ではない)
脇腹に“引き付け”ていますから、左手の手首は“折れて”います。(これ、大事です)
次の“タ~ン”で、右膝を上げる時に、左手でボールを跳ね上げて、顔の横に上げます。
そして、右足を伸ばす時に、右手も伸ばします。
この一連の流れ、文字で書くと簡単そうですが、これがなかなか難しい。
一度に複数の動作をする事(コーディネーション能力)が、低学年には難しいのです。
根気よく、やって行かなければなりません。
進入角度は45度、ボードの小さな四角の角に手を出し、中指が縦の辺をなぞります。
この進入角度の起点は、リングの付け根であり、リングの中央ではありません。
そして、打った後そのまま直進して、ボードの裏を廻り、前に出て来ます。
つまり、キチンと45度にジャンプしろって事です。
子供たちは、打ったボールを取るために、
真上にジャンプしたり、リングの下を廻ったりしています。
これは、ボードに向かって跳んでいませんし、45度に跳んでいません。
45度に入り、ボードの角に向かって跳べば、目を瞑っていても入るのです。
なので、これがきちんと出来るように、注意します。
これが出来るようになったら、ワン・ドリブルからのシュートに移ります。
ポイントは、ドリブルと引き付け。
ドリブルは、左足を出すと同時に、ボールを落とします。
左足が付くのとボールが落ちた音が、同時になるようにします。
これなら、突出しのトラベリングを取られる事もありません。
そして、右足を手出す時に、右手でボールの向こう側から掻き取るようにして、
左脇腹に引き付けます。(脇腹ですよ)
後は同じです。
出来るようになったら、ハーフラインからのドリブルシュートにします。
どの辺で移るかは、進捗状況を見て判断してください。
これらの練習は、毎日やってるのであれば、ここまで細かくする必要はありません。
でも、週2~3回なら、次やる時は半分以上忘れているので、ポイントを絞るのが大事になるのです。
余談
ドリブル・シュートで、ボールを引き付ける時に、腰の下あたりに引き付けている人がいますが、
これだと、手首が折れず、ボールが体の後ろまで行っています。(肩も回る)
すると、ボールが戻って来るまで時間がかかり過ぎて、ボールのセットが出来ません。
でも、これがレイアップだと、打ててしまうんですよね。
そのかわり、ボールを高く上げて打つことは出来ません。
ミニバスのレイアップは、ほとんどこのパターンです。
それと、ボールを片手で持って、ドリブルする人には注意しなければなりません。
ボールを落すまでに時間がかかり、だいたいトラベリングになっています。
そんな癖がつくと試合でも、ドリブルの初めにまずボールを片手に移してから突き出すようになります
しかも、一度ボールを持ち上げてから落とします。
この、ボールを片手に移して持ち上げ落とすまでの時間で、3歩以上行けますからね。
この癖や、タイミングを染み付かせない様、何度もしつこく言って聞かせています。
このブログのアクセス解析を見ても、「ドリブルの突出し」が結構読まれているみたいですが、
ここから始めてみてはどうでしょうか。
参照