ハンドリング練習は、ここまでです。(夏休みの前くらいまでですかね)
 
やらなきゃならない事は、まだまだたくさんありますからね。
 
 
(1)ボール・ハンドリング
 
   ①ボール回し(クロール&バック)
 
   ②股抜きジャンプ(10回を2ラウンド)
 
   ③片手パス(正面、右横、左横、各20)
 
   ④片手キャッチ(正面、右横、左横、各20)
     2人1組、ボール1個。
     受ける側が、両手を上に上げ、円を描くようにして下におろします。
     この、手のひらが動いた位置に、パスをします。
     ボールを受けると、すぐあごの下あたりに、ボールを引き付けます。
     この位置だと、指先はまず上を向きますから、ヘルドボールになる事も少なくなります。
     (「ルーズ・ボール&ヘルド・ボール」参照)
 
(2)ドリブル
 
   ①エイト・ドリブル(10回ずつを2ラウンド)
     3人1組で、2人の周りを8の字を描くようにドリブルします。
     サークル・ドリブルの要領で、人間側に傾いてドリブルします。
     突く手は、人間の反対側になります。(2人の間を抜ける時、手を替えます)
 
   ①ジグザグ・ドリブル(ハーフコートを3周)
     エイト・ドリブルを1ヶ月くらいしたら、こちらに切り替えます。
     ハーフコートのサイドやエンドライン上に5~60cm間隔に並び、
     その間をジグザグにドリブルして行きます。
     5人くらい先に行ったら、次の者がスタートします。
     慣れてきたら、スピードを上げて行きます。
 
   ②ドリブル・ターン(右手20、左手20)
     大会で、他のチームがやってるのを見て、これは使えるなと思い採用しました。
     ジャンプストップの後、ボールの反対側の足でリア・ターンします。
     手は変えません。
     ボールの横に手を当て、ターンしながら引くようにすると、反対側に出て来ます。
     足が先行します。
     これは、バックロール・ターンに使えます。(「バックロール・ターン」参照)
 
   ③プッシング・ドリブル(表裏5周、「余談」参照)
     ドリブルをしながら、オフェンスとディフェンスで押し合いをします。
     ディフェンスは胸の前で手を組み、T字型になって、オフェンスを押して行きます。
     押すのは、オフェンスの二の腕の中間あたり、オフェンスは絶対逃げない事。
     プレッシャーに負けて、スピードを上げたり外そうとしたりすると、危ないので、
     練習前に、懇々と言って聞かせます。
     これを直線上でやって、押し負けた方は罰則(バービー5回)です。
     罰則付きですが、皆、楽しそうにやっていますね。
     バスケットではポジション取りが大切ですが、コースを譲っていては窮地に陥るだけです。
     押し合いに慣れさせるために、やらせています。(効果の程は、ちょっと疑問)
 
(3)パス
 
   ①100本パス
     強いパスが出来るようになるまで続けます。
 
   ②3人パス・1(30本ずつを2ラウンド)(「低学年にウケる練習」3人パス、参照)
     直線に3人並んで、中央の人が横を向き、ボール側の足で「ミート」します。
 
     ここで初めて「ミート」が出てくるので、皆に「ミート」の説明をします。
     「meet」は、「会う、迎える」ですが「迎えに行く」という意味に使います。
     そこで、ボールの方へ1歩行きます。(迎えに行く)
     受けるのは、空中です。(飛ぶ前でもなく、着地した後でもありません)
     別に、大きく跳ぶ必要はありませんが、大事なのは、ボールを迎えに行く姿勢です。
     ボール・ミートは、ボールを取りに行く事を、自分に確認させる行為です。
     なので、次の行動にも思いが行きます。
     立ったまま受けると、ボールが来たから受けたのであって、
     受けた後、さあ、次はどうしようとなってしまうのです。(試合あるあるですね)
     だから「ミート」も、しつこく言っています。
 
     さて、ミートしたら、その足で蹴って、反対側にパスします。
     このミートの時、踵はつけない。(サイドキックの要領です)
     踵をつけると、つま先がボールをもらった方に向いてしまい、上手く蹴る事が出来ません。
     ボールは、前の足が床につく前にパスします。
     床についた跡だと、脚の力がボールに上手く、伝わりませんから。
     ボールを下げない、先に首を振る。(「低学年にウケる練習」3人パス、参照)
 
   ③3人パス・2(30本ずつを2ラウンド)
     同じく、直線に3人並んで、中央の人がボールをスライドストップでミートします。
     そして、ターン(フロント・リア)してパス。
     同じく、前の足が床につく前にパスします。
     ボールを下げない、先に首を振るのは同じです。
 
   ④プッシュ・パス
     長くなりますので、「パスの種類」を参照してください。
 
(4)ディフェンス
 
   ①ディフェンス・ステップ(ディフェンス・ダンス)
     方向を決め、前にスライド・ステップで1歩出て、次に前の足を後ろに引く(リア・ターン)
     この繰り返しです。(出て、引いて、出て、引いてを「もしかめ」のリズムで)
     手は、前の手の手のひらを前にして上げ、ターンの時後ろに引くと、後ろの手が上がります
     これを10回連続で、速く出来るようにします。(まっ、ダンスみたいなモンですか……笑)
     各自で練習させ、出来ると思ったら、私の前で発表です。
     まあ、テストみたいなモンですが、合格したら教える側に回ります。
     ディフェンスは、前に出る時はサイドステップが基本です。(小さくチョコチョコと)
     後ろの足を前に出すと、その足が床に着くまで、次の動きが出来ません。
     (スライドより時間がかかる)
     巧いオフェンスは、そこを狙って抜きにかかりますからね。
     尚、これをやってると前に行くのは、後ろへの足の引きようが小さいからです。
     これも、抜かれる元ですね。
     多分子供たちは、訳も分からないままやっていると思いますが、これは後で使えますので。
 
   ②コース切り
     ようやく、本格的なディフェンス練習に入ります。
 
     まずは、ルールの説明です。
     オフェンスは、原則、何処でも行く事が出来ます。
     ただ1ヶ所、行けない所があります。
     それは、ディフェンスがいる場所です。
     ただ、体の幅しかありませんので、キチンと止める事が大切です。
 
     オフェンスはドリブルで、ジグザグに進んで行きます。(最初は歩き)
     ディフェンスはそのコースを、体の正面で切ります。(コースに対して垂直)
     オフェンスは、コースを切られたらドリブルの手を替えて、次のコースに行きます。
     ディフェンスもすぐに、次のコースを切りに行きます。(ターンはクロスバックの要領です)
     ただし、コースに入っていなかったら、そのまま進むこと。
     低学年は、空間認識能力が弱く、コースが分っていない子も多くいます。
     なので、起点に立ち、コースの方向を腕で示してやります。
     この腕の指す方向で、オフェンスの前に来るように言います。
     コースを変えたら、またその起点に立ちコースを示します。
     これを何度か繰り返すと、出来るようになって来ます。
     ただ、少しするとコースの判定が甘くなりますので、根気よく言っていかねばなりません。
 
(5)シュート
 
   ①ドリブル・シュート
     フォームが固まるまでは、利き手側のみの練習とします。
     そこそこ出来るようになったら、ドリブルの回数を制限します。
     ハーフ・ラインからなら、3回くらいでしょうか。
     5、6年生は、エンドラインから3回でシュートさせてますからね。(トラベリング注意)
     なるべく、試合と同じスピードになるようにと思って、させています。
 
   ②バレー・ジャンプ
     長くなりますので、別途書きたいと思います。
     そちらを参照してください。(「バレー・ジャンプ」参照)
 
 
この辺になると、種類が増えて来て、時間に収まらないかもしれません。
 
なので私は、曜日によって、練習メニューを変えています。
 
毎回同じメニューをやっていると、次第に効率が落ちて来ますからね。
 
フットワークは、ずっとやっているので、悲惨です。
 
真剣に見ていると腹が立ってきますので、見ないようにしています。(血圧が上がる)
 
まっ、自分は絶対やりたくない練習ですから、強制はしませんがね。
 
 
余談
 
「表・裏」
 
オフェンスとディフェンスに分かれて2人でやったり、2メンの時など、偶数の時はいいのですが、
奇数の時は、1つ、ずれます。
 
これを理解させるために、2列に並ばせて、先頭の2人を後ろに着けて、順に説明します。
 
で、元に戻った時が、1周です。(右の者は左に行き、左の者は右に行きます)
 
ちょっと考えればわかりそうなものですが、低学年には、体験させた方が理解が早そうなので。
 
ここで、先頭にいたものが再び、先頭に出て来るまでを1回の表、
元に戻るまでを1回の裏と呼ぶようにしています。
 
「騙しのテクニック」(笑)
 
サイドライン1往復ダッシュを10ラウンドもさせると、最後の方は嫌々走っています。
 
ところが、3歩ドリブルをさせると、何往復でも喜んでやっています。
 
階段の昇り降りも、階段ドリブルだと、何回でも平気で昇り降りします。
 
放っておくと、延べ数百段の昇り降りをしていると思います。
 
ちょっとゲームの要素を加えるだけで、しんどい練習を喜んでやるのです。
 
しかも、罰則があってもそれ程、苦になっていないみたいですね。
 
私はいつも、しんどい練習を、騙してさせられないかを考えています。
 
参照
 
ミニバスの練習メニュー.5(基礎プレイ編 ステップ2)     低学年にウケる練習