整骨院宣伝にはチラシが重要
チラシの効果は業態によっても違いがありますが、整骨院や整体院では比較的大きいと言われています。
自宅近くに便利な整骨院があることは、腰や背中の痛みなどで悩んでいる人にとっては重要だからです。
整骨院に通うことを考えている人は高齢者や主婦などが多いため、ネットの情報よりも新聞の折込チラシによって、クリニックの存在を知るというケースが多くあります。
規制をよく確認しておこう
整骨院がチラシによって集客する場合には、規制があって掲載できる内容に制限があることを知っておく必要があります。
柔道整復師の資格があることや、資格を持つ人の名前、また住所で電話番号や開院している曜日や時間などは掲載してよいことになっていますが、その他の情報については厳しく制限がかかっています。
詳しくは、柔道整復師法第24条を参考にしてください。整骨院にも販促活動は必要で、特にオープンしたばかりの場合には、周囲への認知は欠かせません。口コミで自然に患者さんが集まることもありますが、それを待っているばかりでは経営が立ちいかなくなる危険性もあります。
近年では整骨院も増えており、新規の獲得は容易ではないと言われています。新規オープンだけでなく、定期的に集客するためのチラシは必要です。
柔道整復師法第24条
(広告の制限)
第24条 柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。
一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所
二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
三 施術日又は施術時間
四 その他厚生労働大臣が指定する事項
2 前項第1号及び第2号に掲げる事項について広告をする場合においても、その内容は、柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたつてはならない。
出典:http://www.houko.com/00/01/S45/019.HTM
モラル違反にも注意
整骨院のチラシでは、掲載できる内容が限られているため、独自性をアピールすることが困難であったり、他の整骨院との差別化ができないという問題が発生します。
たとえば「
チラシだけでなく、整骨院では広告を出すにはモラルが要求されます。違法にならない範囲でもチラシ作成が必要になってきます。
チラシによって、整骨院がアピールできる点をしっかりチラシで表示していきましょう。
整骨院に通おうとしている人にとっては、そこがどんなところなのかを気にしています。外観は分かっても、内装を見せてくださいと言う人はいません。
チラシでは、院内の様子が分かるようにしましょう。
院内の待合室の様子や、インテリアなどを紹介することで、初めての患者さんでも入りやすくなります。また、施術中の写真は違法です。注意しましょう。
ただ、施術を行う人自身やスタッフの写真を掲載することは違法ではありません。整骨院に限らず、医療施設では、どんな人が治療・施術を行っているか分かると通院のハードルが下がります。
院内の雰囲気とともに、院長やスタッフの顔写真などを掲載して安心感を持ってもらうようにしましょう。