子供のころ 落とし穴を掘るのが好きだった

枯れ木と新聞紙で作る ワクワク体験の源だ

現実、それを踏み抜くのは いつも 決まって自分自身だったけれど・・・

なぜなら、一人遊びが大好きで

群れが苦手な

変な子供だったから

幼稚園の鉄棒に簀子をかけて、そこからづつと雨の降るのを眺めている

そんな子供だった

雨の日に、家の中ではない けれど 濡れない場所に 身を潜め

眼の前の雨を眺める時の 何とも言えない 包まれた守られた

温かさは 他では味わえない楽しさがあった

小さな池の中の 小島 そこに渡る橋はなく

ただ、島へと陸地の間には気が張り出していて、この気を上手に辿る

そうすることで島に渡れる

途中で失敗すると、無惨だけれど

無事に渡った先にいることの楽しさ

これも一人遊びの醍醐味だった

これも一つの落とし穴に似ている

 

落とし穴は、何とも言えない ワクワク感がある

落ちて怪我をするとか そのレベルの話ではないけれど

踏み抜くことで、普通から普通じゃない出来事への

スイッチが入るわけだ

 

今 大人になると思うのは

落ちて問題の無い落とし穴はいいが

 

大人の世界にには、落ちたら大変な落とし穴ばかりが空いている

それは、仕事上でも 私生活でもそう

普通と普通じゃない垣根が とても低く とても薄い

悪気な無いことでも、大問題になることもあるし

遊びのつもりが それでは済まないこいともある

まさに日常に空いた落とし穴

 

例え場の話

 

酒  酒の勢い 酒の力を借りて

異性 悪気なんてなにもないのに、お互いが惹かれただけ なのに

お金 正しいと信じて支払っ他お金 つい 使ってしまったお金

信頼 信じたばかりに 信じていたにに

 

それもそう

普通の人に 普通に訪れる落とし穴