ハンディ1台での開局はどうなの?

この悩みに私なりにお答えしたい。

 

私は、都内ド真ん中、ビルの谷間の5Wハンディ

それも、最もお求め安いFT-60

歩いて行ける秋葉原の、ロケットで2万円で買ったもの。

 

『免許を取って、ハンディ機1台で開局するのはお勧めできません』

このアドバイスは、OMさんたちから散々聞かされていますね・・・

WEB上でもこの話題は、何年となく繰り返されています。

中には、WiARES とか D-STAR とかレピーターとか有るから大丈夫

という変化球?(今の時代あたりまえなのかな)を言う人もおります。

 

まず、4級取った、3級取った、局免取らなきゃコールサインもらえないぞ・・

と言う時期に、アドバイスしてくれるOMさんもなく、情報はネットでとなると、

無線機は何を買うのか、悩んでも解からない。

だって、試験ではSSBだスーパーヘテロダインだ、ダイポールだの勉強してき

たけれど、現実はとなると・・・

 

メーカーのサイトを見ても、ハンディ、モービル、オールバンド ましてや

ハンディ以外はアンテナも悩まねば。

局免申請にしたって、アンテナは?? マンション住まいでアンテナなんて??

などと悩みだしたら切が無いので、ここはコールサイン欲しさと、予算の兼ね

合いでハンディ機に走る気持ちは痛いほど解かる。

なにより、技適マーク付きのもので申請しないと分け解からない。

 

なので、周囲に何と言われても、WEBに何が書いてあっても気にしない。

と言う感じで、FT-60を購入し、局面を申請した。

申請もシンプルに、144 430 の局免を頂戴した。

 

『さてさて、本題』

 

 【結論から先に言う】

 ハンディ1台での開局はハムライフの入り口として全然つまらなくない

 むしろ、最初の時点では、とても、とても楽しめている。

 

 これは、都内だからだと言うご意見もあると思うし、これを否定するつ

 もりもないのだけれど。

 都内、それもビルだらけの中のマンション、おまけにミドルフロアである。

 さらに、住宅地ではない、周囲はオフィスビルが乱立してる。

 電波、それもVUの電波が飛ぶ筈もない。

 この環境を考えると、局が居ないという地方とあまり環境は変わらない。

 周りに局が居ても届かないのだから・・・

 

 【具体的に書いてみるとこんな事になる。】

 

 結局、マンション住まいで出せる電波を考えると、アンテナの関係が大きい、

大きすぎる。

ベランダハム、憧れのHFは、現実問題厳しそうだ。

仮に無理してアンテナをしつらえても、ビルの谷間で電波が拾えるか疑問だ。

管理組合に言って屋上にアンテナを、なんて本に出ていたけれど、現実問題不可能だ。

屋上から占有エリアまでケーブル引くのだって、本当に一大工事になってしまう。

まして、電波関係だけではない、何が起きても、近隣、住民総て、このアンテナの責

任にされたらたまらない。保険などで解決するものじゃないし。

 

そなれば、当面はVUしか選択しは無いので、ある。

最初は、人様の通信を聞く事も多い。

仮に電波を出すとして、5Wと10Wでどれほどの差が有るのかわからないけれど、

ポイントはパワーより場所だと思える経験を何度もした。

 

前にも書いたけれど、幸いにも我がマンションの屋上に住民は上がることが出来る。

ベランダの外観レギューレーションがあり、屋上には共有の大物干し場や、自転車

置き場がある。

 

ここから電波を出すと、5Wハンディながら、北側は栃木、群馬、茨城まで飛ばす

ことが出来る。西は屋上構造物でNG、南は千葉、神奈川と扇状でカバーする。

屋上ならこの状況、自室内からでは全くNG、ベランダからは近隣局が聞こえる程度。

もっぱら屋上での運用がメインになる。

けれど、あの小さな躯体で、あそこまで飛ぶのは結構な感動があるものである。

自室なら、10W出そうが、50W出そうが結果は見えている。

 

つまり、都内のアパマンにはハンディでの運用はアリなのだ。

郊外でも、自宅に良いアンテナが出せなければ、近所を見回せばハンディで楽しめる

場所はいくらでもあるはすだ。

 

また、都内でも郊外でも、時間があれば高いところに出かけてみる。

結構、穴場の山、建物が見つかるはずだ。

 

【何だ、外なのか】

 

そして、電波の飛びと、ハンディ5Wの使い勝手がつかめたならば、知恵を出し始める

このところ、寒いので屋上は厳しい。

となれば、小さなマグネット式のノンラジアル モービルホイップを買う。

これをベランダに設置し、6mのケーブルで室内のハンディに繋ぐ。

付属のホイップと比較すると明らかに改善が見られる。

なにより、ベランダに出ないで良い上にテーブルにおいて操作ができる。

そのために、付属のマイクを買う。

これで、手に自由が生まれた。

メモも取れるし、何かと便利だ。

 

もちろん、屋上の飛びも受けも、実現できないけれど、5階の高さビルの谷間

で、隣接するエリアとなら繋がる。

ワイアーズの隣接ノードに繋ごうかな??など試みたくもなる。

試みたいが、つながらない。

(残念ながら、アナログ ワイアーズⅡは以前ほどの活気がない?) 

でも、隣接の他のシステムらしき通信は良く聞こえるので、ここにアクセスする

方法を現在研究中。

 

【そして】

 

 ようやく、次なる作戦が芽生え始めた。

 

固定も 良いかな・・

 

 6mを考えようかな??

 

 こんな感じでハンディースタートは、私にはアリだった。

アナログ、デジタル複合機なら

もっと世界は広いかもしれない。