ソビエトをはじめとした社会主義国が次々崩壊したのは今から25年も前のこと。
今ごろになって社会主義回帰が起きているクリミア。
そしてウクライナ全体。
抑圧された旧東欧体制から民主パワーは西側へと動いた。
それなのに何故?
社会主義体制はその継続が困難な最も大きな理由がある。
共産主義は資本主義に比較すれば圧倒的なアキレス腱を持っている。
それが何かと考えてみたら見えてきた。
共産主義のアキレス腱は
理想的な共産主義には人間の欲望もエゴもマイナスのパワーも加味されていない。
だから、理屈では理想的な社会が生まれるが、現実には不可能だ。
資本主義は、人間の欲望が加味されるとまでは言わないが存在は否定されていない。
だから理想と現実の間の溝が浅いんだ。
共産主義のネックは
その体制を維持したい権力者の根っこの発想が共産主義では無いからだ。
簡潔に言えば
共産主義の社会は権力が全てだ。
権力のいのままに富は再分配される。
権力があれば、金は副産物だ。
資本主義では金が有ればむしろ権力は購入できる財と言うことが出来る。
共産社会の実力者は共産思想を下部に強いても自らは権力と富の亡者になってしまう。人間だから。資本主義では亡者を否定しない。亡者の競争。
共産主義の場合、蓄積した負のパワーの逃げ場が無い。だから、その力は権力を倒す。
資本主義ならどうか
負のパーワーなど蓄積する前に負け組は
諦め絶望する。
だから、秩序は半ば諦めにより保たれる。
資本主義の良いところは
宝くじと同じだ。
宝くじの存在を知って居ても買わせてもらえないから爆発する。

買っても買わなくても
結果はおなじでもだ。