ここでトレンドの転換が起きると言い出してる人もいる。
あーあー  ドル円のら話だ!

でも、この中期的な円安トレンドはここで
転換することは無いと私は思う。
少なくともこの冬までは円安は継続する。
それが私の見たてだ。
もともと、この2011年からのトレンドは3年以上続くと考えられ、長ければ4年は続く。更に大事なのは期間よりもむしろ水準だ。110円は届く筈だ。
ただ、一つだけイレギュラーがあった。
アベノミクスだ。
これが無くても円安は始まっていたし、中期的には緩やかに110円を目指す材料はあった。それが、アベノミクスによりイレギュラーが起きたんだ。
車で例えれば、緩やかに坂を登って110円まで届くだけの燃料を積んでいた車が、坂道の最初でアクセル全開、ターボ前回で有り得ない勢いで中腹まで登った。そこで、燃料が激減したことに驚きアクセルを緩めた途端に失速、さらに慌ててアクセルを全開にしたのが昨年末の動きだ。
もう、山頂まで登りきるガソリンは、この車には残っていない。
それが、正に今の状況だ。
今は、スタンドを探して残ったガソリンで流している状態だ。
このままスタンドが無ければ車は止まる。
これと同じことを日銀と政府はしてしまったんだ。
アメリカという車は、何とか山頂までたどり着いた。
最悪でも惰性で安全に下ることはできる。
日本は、上り坂の途中だ。
本来なら引っ張りあげてもらえらると期待するところだが、アメリカにはそこまでの余力はない。
唯一の救いは、日本の後を追いかけてくる車もいないことだ。

企業のV字復活を見せかけるために、必要だったアベノミクスのおかげで、とんでもないことになる。
この水準でトレンドが転換したら
次の円高は70円だ。
でも、実は
今の日本は、円高の方がはるかに有利なんだ。国民生活にもそれは言えるんだ。
困るのは、巨大企業と自民党だけ。

実はそうなんだ。

戦後、トレンドは一度も変わらず
円高なんだし。