PEIは今
富良野と同じジレンマを抱えている。
そんな気がする。

正直に申すと、その作品を読まずに
ここまで、良くも走ってきたものだと
そう感じ始めた。
読むべきなのか?
これは誰が考えてもそうだろう。
でも、読んでいないからこそ
アンの島をニュートラルに見れている。
そんな気持ちも無いわけではない。
読んでしまうと
僕の目に映る景色は
アンの目というメガネ越しの景色に
変わる事は容易に想像できる。
僕には、あのセントローレンス
湾を渡る風は、大西洋とロッキーの雪解けという、ともに冷たく澄んだイメージで有り続け、そこには少女の目を通した景色とは違うものがある。北の赤土の大地は移民の時代の前の先住民族の糧として見えるし、更にはオーロラが見えるかもしれない暗く遠い水平線もまた高緯度の地の独特なものだ。
輝く湖、ラバーズトレイル、グリーンゲイブルズハウスのそれよりも、多くのものを僕に感じさせる。

読まない

選択もアリだ!
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