心の病と言うのは、実に曖昧な定義だ。
大病院の傍で元気なうつ病患者とおぼしき男が携帯で話していた。
聞きたくなくても大声で、聞こえる。
メンタル専門の外来に電話をしている。
病状も病名も高らかに伝えている。
ハツラツと元気に喋り捲ってる。
彼の語る病名からは想像もできない。
この大声で、非常にデリケートかつプライベートな内容を語る彼を見ていると、彼の抱えるモノは病名とは異なる気がしてくる。
かなり、起伏の激しい人格のようだ。
同時に、世の中の危うさを感じる。
彼は患者であるうちは良いが、彼はその雰囲気から他人とトラブルを起こしそうだ。
患者から加害者に変わる。
未然に防ぐには人権との課題がある。