夏休みがあけた。

オフィス街には人が戻る。
ホリデイウイークのビル街には、ガテン系溢れていた。この休みにオフィスは改装メンテといとまがなかったのだろう。
今朝になっても、まだその傾向は残っており、出勤したホワイトカラー達とガテン系が混在する状況だ。
ビルの間の休息エリアは普段ならオフィス系の人間がコーヒーを片手に寛いでいる。
先週はガテンが座って、缶ジュースやら、タバコやで凄い事になっていた。
とにかく地べたに座り、大声で話す。
同じ場所とは思えない光景だった。
今朝は完璧に混在ながら、強いのはガテン系の空気だ。
ホワイトは早々に退散。
ただ、物凄く気がかりなのはガテン系が、
本物っぽくないことだ。
みな、肉体労働を主とする身体つきじゃないし、年齢も60近いか、20才そこそこが目立つ。
中間世代のまさにガテン系が居ない。
まるで、向いてない感じだ。
そう、一昔前なら、肉体的にハードではない工場労働者の雰囲気がする。

メーカーが国内生産を諦め、海外の安い人件費の工場に生産を移したために、この新たなガテン系の就労をするガテンにそぐわない層が大量発生してるのではないか?
本来のガテン職ではなくて、軽作業の労働者七日もしれない。

なにおか言わんや

ガテン系なら手に職のプロなら立派だ。
プロの世界だ。
町工場の職人も同じだ。

ここにいるのは違う。
誰でも出来る、変えならいくらでも
そんな人間達だろう。

ホワイトでもブルーでもいい
自分の価値を世間に認めさせなくては。
誰でも出来る仕事をする人間は
この先行き場を失うだろう。

日本はもはや、昔の日本じゃない。
生き残る努力なき者には
道はない。