大体は乗ってる車でその人の人柄が解るものだ。
ただこれには若干の語弊もある。
その同じ車に乗っていても、年式やモデル、色でも違うし、ましてや自分の金で買ったか、会社の金かも要素になる。
そんな中での一台の車をフューチャーしてみた。
サーブ 9-3がそれだ。
それも、現行モデルではなく2002年までのモデル。
シルバーメタのコンバチ
日本ではカブリオレと言う。
そもそもカブリオレとコンパチの違いは何だ??
私的にはコンパチはフロントスクリーンとそれを支えるピラーのみのものをコンパチ。センターにロールバーみたいのがあるのをカブリオレと考えてる。だから、ゴルフやシティや昔のe21 BMW-3みたいのはカブリオレだ。
その意味では93はコンバーチブルだ。
サーブでありながらGMであり、2lの直4は一説にはボックスホールだという噂もある。
低圧ターボ仕様だ。
サーブは航空機、特に戦闘機メーカーとしての色が濃く。
当のメーカーモラそれを隠しもせず、かと言って大々的にアピールもせず、さり気ない高性能を売りにする。
もっとも、GM配下に居ながらにして破綻したメーカーでもあり、今や新車も作られ無い状況だ。
世界集で在庫処分している。
でも、でもである。
1013年の今年、このクラシックカーでもなければ現代の車でも無い、かなりの古さの償却の終わった車が良いのだよ。

この車、先ずコンパチであるのて、オープンにした時の美しさは特筆。
そして、他車にはなかなか無いこと。
幌をかけた時のフォルム。
これが美しいコンパチは本当に少ない。
私が思う中ではたった2台だけ。
93の他には、メルセデス Wー124
300CE 意外だがこれくらいだ。

あのCLKもBM6ですら幌をかけたらスタイルは美しいとは言えない。

さらに、93の魅力は直四ターボにある。BMのシルキーさとも、メルセデスのそれとも違う、小排気量をターボでカバーし、FFで走らせる。
それで良いと割り切ったところにスタートがある。
そして、ワーゲンの私の大嫌いな頭の重さが無いのも魅力だ。
さらにアウディの様な女性的な軽さが無い。
アウディの最近のモデルは物凄く進化してる、それでもアウディは私には何処か繊細さが拭え無い。
女性的なのがどうも感じられる。

そんな93
世間的に言えば、そんなに素晴らしいか?と言われれば一般的にはどうだろうか。
多分、あまり良い評価ではないかもしれない。
売れない車打と言うのがその照明だろうから。

バルクヘッドの弱さなんて、ドイツ車には無縁な欠点だろうし。

マイナートラブルも多い、
さらには、ターボだってそうだ。
ウォーターポンプもそうだ。

さらに、無類のサーブファンなら、900なのだとおもう。
そこも、残念ながら私には900程のとんがった感じはダメだ。

900には、シトロエンの70年代モデル同様のゲテモノ感があって好きじゃない。

だから私は古~い93が好きなのだ。
あのリアエンドのロゴも何より好きだ!!



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