日銀に相当な圧力を掛ける政策で、追加緩和が行われ、財政政策もあわせ、かなりのスピード感を持ってアベノミクスは指導している。
折しも予算編成の時期と重なったことで、絵に描いた餅は具体性を示した。
これにマーケットは敏感に反応する。
いかに投機筋という柔軟且つ実態の見えない金儲け集団を動かす格好の撒き餌さになった。

さらに膨張する歳出を、消費税や富裕層の増税で道筋を立て、生産性の向上に繋がらない問題の生活保護費の引き下げなど、歳出をカットした。

増税は目指すインフレターゲットを実現するには一見してマイナスだ。
だが、これには違った見方が出来る。
来年の税率上昇の前には、必ず駆け込み需要がある。
この駆け込み需要が最大の好機であり、同時にその後に続く最悪のシナリオだ。
日本の企業には、今だに何処かで政治が助けてくれると言う護送船団方式のあまえがある。
これは、既にエコポイントと地デジで家電と自動車産業を直撃した。
悪いのは、いずれも政策でに甘えた経営者である。
基本的に日本の経営者には商人根性が根深く、経営者ではない。
儲かる時に儲けておかないと損が出来ない、そんな意識が根深い。
今は、儲かる時に戦略を打ち出さないと枯渇するのが経済なのに。
目先の利益を追うのみの単純思考の拡大路線から改まらない。

これにより、
販売は急激に伸び
需要にあわせて生産量を拡大し
雇用も増える。
ただ、今からでは、特需は半年後に始まり、一年後に消滅する。

消費税増税があわよくば見送られても、立ち直れない程のダメージを受けることになる。

政府は、これにより公約を果たすが、その後の延命措置はない。

さらに、金融は
変わらず愚かの道を
次回は金融



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