美しい女性がシェリーを飲んでる。
ティオペペが馬鹿の一つ覚えだった時代ならよく見た光景だ。
今や見かけない、シェリー女達は郊外の住宅地のスーパーでダイコンと細切れ肉でも買ってるか、時代の生き方を貫き過ぎて、一人で都心の単身分譲マンションの部屋で寂しく50をむかえるか。
それに比べて、シェリーをのむ女性は、しがらみも、無駄も無く美しい。
余計な詮索が何の意味も無いと感じさせる。
きっと、良い年の取り方をしてる。

彼女は二杯目を注文した。
これで、これを飲んだら帰るだろう。
3杯めを頼んだならば。
前出の女と変わらないのだから。


彼女は
それを、適度な時間で飲み終え
現金で支払いをして
バールを後にした。

この後で待ち合わせているであろうかのじょの相手は、かなり良い男に違いないと思う。

待ち合わせの時間が近い
そろそろ店を出て、待ち合わせたホテルへ向かおう。
最後の一杯を注文さした。

待ち合わせには
僕は10分遅れそうだ。

待ち合わせの相手は
今この店をでて行ったのだから。






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