簡単過ぎて見逃しやすい根本の欠陥がある。
マジョリティが常に正しい訳が無い。
多数決で実現可能な事は一つだけ。
小数意見の無力化。
それ以外で、実現可能な事は実に少ない。
仮に、多数が支持した意見だとしても、真実は確実にそれが最善だと言えのでは無い。
迎合する事を良しとする環境などでは、もはや怖いほど低い精度で物事の判断が行われる。
マイノリティにこそ、冷静で正しい判断がある場合、多数決は決定的な過ちを犯す。
言わば総意の上の過ち。

まして、特殊な人々が全てを決める場合。
そのリスクは鼠算の様に増加する。




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