感動をくれるスーパースターという存在。

OB連発して9叩くプロも珍しいけれど、それを最終日 サンデーバック9で

やらかすなんて、あまり見た事はない。

守らないゴルフ ドライバーの制度は守る必要が無いほど研ぎ澄まされていたから。

痛恨の 9 、スコアを5っも1ホールで落として。

ジャン・バンデベルデ か でも悲痛さが無い。

残りホールがまだある。

どん底になるはずの状況で彼は顔を上げて歩き出す。

ジャン・バンデベルデか 悲痛さが微塵もない

並ばれ 悲痛さは無いのか・・・・


それどころか、彼はドライバーを持ちつづける。

彼は、果敢にドロー フェードを打ち分ける。

「僕には そんなテクニックは無い だから ピンデッドに狙うだけ」

そんな言葉とは信じられない程のテクニカルショットの連発。

それも、何となく簡単そうに打つから凄まじい。

悲痛感はない、死にもの狂いで勝利を目指す恐さもみえない。

ただ、好きなゴルフを楽しみながら全力でプレーする。

結果より今が大切 そんな風に見える。


15番だったか 16番だったか 一人のギャラリーの男の子が手を差し出した。


緊張しないはずが無い 自分の勝利の事だけ、それ以外考える余裕も無いはず

そんな時に ちゃんと男の子と握手をした。

お礼に頭を下げる父親の姿が見えた。

なんだ ろう この後の チップイン よりも この場面こそが彼のスーパープレイ

この男の子 将来はマスターズウイナーになるかもしれない。

石川遼 優勝のサンデーバック その場にいて 握手をもらった少年

この少年も何か運命を持つてこの日 コースに来たのかもしれない。


怪物は爽やかにプレーして 笑顔で勝った。


この怪物はこの日、チャンピオンと言われるに相応しい男だった。


The OPEN 怪物はかの地でのラウンドを心から楽しむのだろう。


順位もスコアも無関係に怪物は世界に出て行く、今度こそ自分で手に入れたチケットを携え。



おじさんは 元気をもらいました。


予選は まるプロと一緒だったと聞く。


まるプロもまた怪物の一人。


沢山の元気をもらったから。