◆安東徳子のごきげん語録3195 7月29日
【お祭りに欠かせないものとは?】
この夏は
三年ぶりやら
四年ぶりやらで
復活した
お祭りが多い
…
ようやく
日常が戻ってきた
と思う人も少なくないけど
どうやら
日常はもどらない
と思う人も一方でいる
…
それは
お祭りをするとわかる
…
“四年ぶりのお祭り開催”
と聞けば
嬉しい気持ちになりがちだけど
この“開催”が
なかなか難しい
…
お祭りは
たいていは
年に一回の快哉
アニューアルイベント
…
お祭りは
たいていは
去年の真似をする
…
お祭りは
伝統行事だから
去年の真似をすればいい
…
お囃子の練習も
お神輿のお手入れも
行列の掛け声も
山車の担ぎ方も
みんなみんな
去年の真似をすればいい
…
去年の真似をすればよかった
…
ところが
今年は
“去年”がない
…
去年はなくて
“四年前”
しかない
…
四年の空白というのは
想像以上に長い
…
お祭りの伝統は
お年寄りの知見に頼る事が多いけど
この四年の間に
天国に逝ったお年寄りも少なくない
この世にいらしても
病気になったり
やる気が失せたり
お祭りに参加してくれる
お年寄りが少なくなってしまった
…
“四年前”を知る
お年寄りが少なくなってしまった
…
伝統は
継続の中で
引き継がれていくことを
今年の夏は
目の当たりにしている
…
四年ぶりなんて
中学や高校なら
一人の生徒もやった事のない
文化祭をやるようなもの
…
継続の大切さ
継続が残してくれるごきげんな日々
…
今年の夏は
継続の価値を実感する
ごきげんな学びがある
…
一度きりの今朝に
#ごきげんよう
about the photo: 4年ぶり開催の博多祇園山笠@ホテルオークラ福岡ロビーの大黒流
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