◆安東徳子のごきげん語録2931 116


【下積みの将来性】


彗星のようにデビューして


あっという間に


ミリオンセラーになってしまう


下積みなしの小説家もいれば



苦節20


バイトで食い繋ぎ


極貧の生活の後


ミリオンセラーになる


下積みの小説家もいる



前者は


その「天才ぶり」に


世間は熱く傾倒するし



後者は


その過程にドラマを観


熱い共感を得る



さらに


その人生のどちらが


「小説」のプロットとして


魅力があるかと言えば


たいていの人は


後者


すなわち


下積み小説家


と答えるだろう



天才小説家の書く小説は


素晴らしいけれど


天才小説家の人生は


物語になりにくい



さんは


生まれてすぐ


日本語と英語を話し


6歳で絵本を書き


8歳で初出版をし


10歳で芥川賞を受賞しました


というストーリーには


驚きと尊敬はあるけれど


共感は生まれにくい



自分と同じように


地べたを這うように苦労して


自信喪失


自己嫌悪


自暴自棄を


繰り返し


それでも


それでも


あきらめずに


とうとう夢を形にした


というストーリーには


本人が自分を重ねられるという


熱い


強い


共感が生まれる



小説家そのものの価値には


差異はないけれど


小説家としての親しみは


下積み派にはある



苦労は無駄にはならない



苦労もひとの役にたつ



今の自分が


自信がなくて


自分が嫌いで


自分を放り投げたいよう気持ちでも


その先に


だからこそのストーリーが


待っているかもしれない



この苦労があってこそ


のごきげんな未来が


待っているかもしれない



そうならば


そうであるならば


苦労は大きければ大きいほど


未来のストーリーは


感動的になる


ごきげんになる



そう思って


今日の苦労を


ごきげんに受け入れる



     一度きりの今朝に

       #ごきげんよう



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