丸の内のオフィス街のランチタイム
ビルの入り口でエレベーターを待つ人達の中に
コンビニの袋をぶら下げた若者男子
あら!
この人これからお昼なのね
袋の外からみるに
多分
シチューかなにか
まだお昼食べてない自分としては
妙においしそうに見える
いいな
いいな
おいしそう
これからお昼?
楽しそう
この若者男子は
自分のデスクか休憩室で
ランチという
一日の中でも
特別楽しい時間を過ごすんだね
それを想像しただけでも
見ず知らずの人のランチでも
私まで楽しくなる
けど
けど
そんなワクワクイベントの前なのに
その男子
よく見ると
どんよりなんだよね
まったりなんだよね
体中から
不機嫌オーラ
疲れてるよぉオーラを
プンプン出している
締め切りのお仕事があるのかもしれないけどさ
ほんとはお外でゆっくり食べたいのかもしれないけどさ
お給料日前で、お金がなくて、もうひとつおにぎりを買うの我慢したのかもしれないけどさ
今朝、突然給与20%カットを言い渡されたのかもしれないけどさ
大きなクレーム受けて、これから上司に報告しなくちゃいけないのかもしれないけどさ
でもね
でもね
お昼を食べられるって事の幸せ
食べるという行為の幸せ
人間が大好きな食欲を満たす行為の幸せ
とりあえず
そこだけに焦点をあてると
今の幸せを感じる事ができる
感謝の気持ちがわいてくる
一生の間に食べるランチの数
29200回
限りある幸せな瞬間は
ひとつずつ
丁寧に感じていきたいよね
ほら
そこの男子君
おせっかいだけどさぁ
手に持った袋の中に詰まってる幸せを感じられたら
ほんの少し笑顔になれるよ
お弁当は笑顔でぶら下げようよ
幸せは
小さな幸せを
ひとつずつ
丁寧に感じて
それを積み重ねていくこと
なんだよね
さぁ
今日も
幸せ体験隊として
はりきっていこうっと