今回ご紹介するのは「なんか勝手に人生がよくなるやめることリスト 著:本田晃一」です。人生には、嫌な人や嫌な出来事がありますが、それをいちいち真に受けていたら自分の人生ではなく、他の人の人生を歩んでしまいます。
そのために、いろいろとやめてみたり、いい人間関係を作るために自分を大切にする方法が書かれた1冊がこれでした。やめるというよりも、自分や他人のことをどう思うかにフォーカスした内容に感じましたが、読んでいると悩みがスーッと抜けていく感覚があり、気分がよくなっていく本だと思います。
誰かのためではなく、自分の本音ときちんと向き合うことが人生を好転させる手段だと教えてくれる内容を、みていきましょう。
まず、人間関係のトラブルは自分のせいではないことを知ると楽になるそうです。人には、いじめられたり人間関係で悩むことはありますが、その状況というのはその時だけのものです。一生続くものではないことを覚えておくと、楽になります。
人に嫌われる人も、嫌われているのはその相手からだけであり、誰からも嫌われているということはないものです。そもそも、人間というのは大勢いるものなので全員から好かれることは無理でしょう。
それでも、みんなから好かれたいと思うのはいじめられたりした経験からくる感情です。そんな過去のことを考えて誰からも嫌われないようにする人生は、それこそ他人の人生を生きている感覚だと、本を読んでいて思いました。
私も昔いじめられていましたが、それでも友達はいました。そういう仲良くしてくれる人との時間を大切にした方が、人生はうまくいくとありましたし、自分でもそう思います。「八方美人」という言葉がありますが、誰とでもうまくやろうとすると失敗します。
嫌いな人のために時間を使うのは時間の無駄遣いで、有限である資産を浪費するような感覚だと、本を読みながら感じました。八方美人は自分のことを大切にせず、それによって周囲からも尊敬されないものです。
また、嫌いない相手とどうしても関係を切れない場合もあります。会社の上司などはその典型で、仕事を上手にこなすには必ず関わらないといけません。そういう人とうまくやっていく方法があり、なかなか面白いと思いました。
その方法とは「相手を5歳児だと思う」こと。上の人が相手でも、向こうは5歳の子供なんだと思って接してしまっていいようで、そう考えるとあまり怒りも湧いて来なくなるのです。
試しに、私は本を読んですぐに嫌いな人を5歳だと思って考えてみまたところ、「仕方がない人だ」で済んでしまったのです。自分は「こんな子供のために人生を無駄にしていたのか」「自分の子供でもないのに、いちいち気にかけなくていい」と感じることができたのです。
その上で、相手に「理解と尊敬」の念も合わせて考えると、「5歳児だけれど素晴らしい面もある」とも思いました。「子供と思うこと」と「理解と尊敬を持つ」ことは、真逆なようでいて実は両立できるものだと知って、目から鱗です。
自分の本音ときちんと向き合って、相手のことも考える方法が書かれた「なんか勝手に人生がよくなるやめることリスト」。これを読むと、本当に自分の人間観が綺麗に整理されて、他人のことをいちいち考えるのがつまらないように思えました。
もちろん相手を見下すのはよくないですが、自分を高く見ることはいいことでしょう。自らを大事にするには、相手に合わせすぎない感覚を持つことです。そうすれば、相手もこちらを大切にしてくれるという連鎖が起こるのは、私の経験上からもよくわかります。
嫌われているのは一過性のもので、誰からも嫌われるわけではない。嫌いな人のことは5歳児だと思い、その上で相手をきちんと認めてあげることで人間関係はよくなっていく。この感覚を皆さんにも知って欲しいなと、私も思います。