今回後ご紹介するのは「感情的にならない気持ちの整理術 著:和田秀樹」になります。この本は、感情的になりやすかったり気持ちが偏った人に、感情をコントロールするための方法を書いた1冊になります。

 

精神科医である著者さんが教えてくれる、自分の感情や気持ちをきちんと見つめて、イライラしないで生活するための心の整理方法を書いたこの本。感情的な人も、そうでない人も、人間のイライラするメカニズムを知るのにいい内容だと思います。

 

今回は、他人と自分の気持ちとの上手な付き合い方についてフォーカスしていきます。それでは見ていきましょう。

 

まず大切なのは、自分と他人は違う人間であることをきちんと自覚することです。自分の意見を絶対視してしまうと、相手が違うことをした場合にイライラします。そうなると、相手に自分の考え方を押し付けてしまうことにもなりかねません。

 

自分の考え方は大事だと思いますが、他人にはその人の考え方や意見があります。自分を絶対視してしまうと、自分の押し付けがはじまってしまい、反発を喰らってしまうことにもなりかねません。

 

また、自分に起きたことや自分の今の感情を相手に察してもらうというのは無理だということも知っておきましょう。自分がイライラしていることを相手にわかってもらえるというのは甘えであり、言わないとわからないのです。

 

理不尽に叱られ後だったり、気分が悪いことを察して欲しいとしても、それは相手に伝わるものではないわけですね。そこから八つ当たりしても、相手はこちらの気持ちを知らないので何を怒っているのかがわからず喧嘩になることもあります。

 

ここまでで、私は昔の自分に起きたことを思い出しました。小学校時代のクラスメイトに、とても相性の悪いの女の子がたのです。その人は何も間違ったことは言っていませんでしたが、自分を押し通してこちらの意見を聞いてくれない人でした。

 

僕には僕の意見があったのですが、全部認めてもらえずにその女子のいう通りに物事は進んでいき、こちらは自分を出すことが出来ませんでした。その子が絶対的に正しいみたいな空気ができていたのです。

 

そのときはかなりイライラしていましたが、実はこちらにも落ち度もありました。私としては自分の気持ちを上手に表現出来なかったのが問題だったのです。こちらが間違っていないことを伝えられなかったので、相手の女子はこちらを支配しやすかったわけです。

 

私は「なんであの子はこんなに人の意見を聞いてくれないんだ」と怒っていましたが、そのことを表現する力が私にはありませんでした。相手はこちらの気持ちを知ることが出来ず、自分を女王様にしていたわけです。

 

つまり、私は相手に気持ちを察して欲しいという身勝手な気持ちがあったので、その「女の子は自分勝手な奴」だと思って悶々としていたというわけです。私も自分を表現してその子に嫌な気持ちになったことを伝えたりしていれば、何かが違ったのかもしれません。

 

「相手には相手の気持ちや考え方がある」「自分の気持ちは察してもらえるものではない」。この考え方は、本当に大切だと思います。相手の気持ちをきちんと認めたうえで、自分の気持ちを言葉で表現しないと自分だけでなく周囲もイライラさせてしまいます。

 

きちんと自分がどう思っているのかをしっかりと伝えて、同時に相手には相手の事情があって、それは否定していいものではないことを認めてあげるべき。この本を読んでいて、そう思いました。

 

お互いの気持ちを理解し合うことで、人間関係は円滑になることでしょう。そのためには、お互いの感情を認めて自分がどう思っているのかを伝えることが大事だと思います。