今回ご紹介するのは、「リフレクション自分とチームの成長を加速させる内省の技術 著:熊平美香」になります。この本は、「「リフレクション」と「対話」、そしてその2つの質を高める「メタ認知」」という技術を使って、自分をアップデートする方法を書いた本になります。



平たく言えば、リフレクションとは「自分の内面を客観視、批判的に振り返る行為」と定義されます。自分の気持ちや現状を客観的に見て、内省することで、「20世紀の終わり頃からは「未来を作る力」」と言われているそうです。

 

この本では主に、リーダーに求められるリフレクションの仕方を書いています。部下が育たない、リーダーとしての成果が上がらない、全部自分でやってしまう。そういったリードするための力をつけるのに必要な考え方を中心に解説してあります。

 

もちろんリーダーでなくても、自分の内省をする方法を知りたい人にもお勧めできます。己を高めるための技術として、是非とも学んでみましょう。自分を振り返ることはとても大切、もし振り返りをしなければ、2つのリスクが待っています。

 

「リスク他人に伝授できず、進化・成長が止まる」。自分が持っているノウハウや知恵を他人に伝えることができないリーダーは結構多いのではないでしょうか?そういう人は「優秀な人」ではいられますが、マネジメントとしてはよくないでしょう。

 

「リスク過去の成功体験にしがみつく」変化の大きな時代に過去の成功体験だけに頼っても、同じ成功はなかなか望めません。これは、リフレクションしていないせいで成長できないため起こります。

 

こうしたリスクを避けるためにも、自分を客観視することが必要になるのですね。では、客観視するにはどのような手順を踏めばいいのでしょうか?ここからは、誰にでも関係のあることとして、リスク2に近いものの解決法を前提にお話しいたします(リスク1も同じ手順です)。

 

この本では「メタ認知(認知していることを認知する)」の方法が推奨されていて、そのためには「認知の4点セット」というものを使います。「認知の4点セット」とは、「自分の判断や意見を「意見」「経験」「感情」「価値観」に切り分けて可視化すること」になります。

 

「意見」とは「考え」「学び」「思ったこと」になり、これを書き出していくのです。「A案がいい」「天気がいい」などのものになります。次に「経験」これは、「意見の根拠」にあたるもので、具体的にあった出来事や知っていることを挙げていきます。

 

「感情」では、「その意見や知識に対して、どのような感情を抱いているのか」を考えます。「ポジティブ」「ネガティブ」な気持ちを洗い出し、「喜び」や「畏怖」などの感情を表現していきます。

 

最後に「価値観」これが最も何度が高く、「判断に用いた基準や尺度」「ものの見方を」考えていくのです。判断に用いた基準が何かあるので、それが何なのかを見つけていくという作業になります。

 

これらを行うことで、1、自分を知る2、ビジョンを形成する3、経験から学ぶ4、多様な世界から学ぶ5、アンラーンする(アンラーンとは覚えるのとは逆の方法になりますが、ここでは触れません)の「5つのリフレクションメソッド」が出てきます。

 

この5つのメソッドが、私個人的にはとても大切だと思いました。自分を知り、過去を知り、未来をよくするための方法がこの中にしっかりと含まれていというのがわかります。最近の私はこれらのことをよく考えますが、この本を読んで間違いではなかったと、再認識しました。

 

これらの方法を具体的にどう使っていくのかの実践方法も本には載っていて、迷ったときには本を開けばどう考えればいいのかもわかります。「リフレクション」をして、自己成長を加速させる学びを是非「リフレクション自分とチームの成長を加速させる内省の技術」でやってみて下さい。