今回ご紹介するのは、「リフレクション自分とチームの成長を加速させる内省の技術 著:熊平美香」パート2になります。今回は、リフレクション(内省)をすることについて、人の意見を聞くことのお話しいたします。

 

自分の内省は自分のもので、他者の考えや気持ちは他者のものであるという点が大事です。自分のリフレクションだけでは、どうしても世界が自分だけのものになると、この本を読んでいて思いました。他者の意見にも耳を傾ける技術が必要になってきます。

 

相手には相手の世界があります。その世界を壊すことなく自分を内省し、他者の考えを大事にすることが重要です。

 

私の経験で言うと、他人と違う意見が出たときに「なぜ家族がそうしたいのか?」と考えるようにしています。それを考えた上で「自分がどうしたいのか」を話したときには、考えがまとまって他人の意見がそこから引き出せ、かつ自分の気持ちが理解されることが多いのです。

 

その後の結果は別です。私の意見が通ることもあれば、相手の人たちが押し切る場合もあります。しかし、自分と相手両方の意見を大切にしていると、なぜか自分にとって最良の結果が得られるのですから不思議な感じがします。

 

また、反対意見が出た場合には注意が必要。「相手の意見の背景を聞く前に説得すること」はしてはいけません。「なぜ相手が反対しているのか」をきちんと考えて、「背景にある経験と感情、価値観を理解することが大切」とありました。

 

これは、意見を上手に伝える上でとても大事なことになります。私の体験談になりますが、しばらく前に家族旅行が多かった時期がありました。あまりにも多かったため、私は疲れが出たので「今回は行きたくない」と反対意見を出しました。

 

そのとき、「出かけちゃダメなの?」と母に言われて、びっくりしたのです。母は私が疲れていると言うことに目を向けてくれなかったからです。私は「家族が旅行に行きたい」という気持ちを分かった上で「今回だけは嫌」と、たった1回言っただけです。

 

私には旅行が多すぎるという経験、休みたいという感情、自分の気持ちを伝えないと自分が倒れる、それは嫌だという価値観がありました。同じように、家族には「旅行に行きたい」理由があります。

 

先日、それを理解した上でなぜそのときに旅行に行きたくないと言ったのかを腹を割って話しました。1度は「多陽のために旅行に行けなくなった」と怒られましたが、自分にある背景をきちんと話したところ、ある程度の理解は得られたのです。

 

こちらの気持ちを理解してくれたからです。それと同時に、家族の気持ちがわかっていないわけではないこともしっかりと伝えました。相手の事情を知りあったおかげでモヤモヤが取れたのは大きかったです。

 

人の意見は非常に大事。相手がどう思っているのかを理解しないまま話を進めると、自分にとっても相手にとってもいい結果は得られません。その解決のためには、相手の背景を理解することが、やはり必要です。

 

今回は他人と意見が食い違うときの考え方を、私の経験と照らし合わせて本からの学びをお話しいたしました。リフレクションを自分だけで完結しないことや、相手の気持ちの背景を知ることは、本当に必要なのです。

 

「リフレクション自分とチームの成長を加速させる内省の技術」、基本的にはチームのリーダーを対象にした本ですが、普段の自分や他人の気持ちを知るにも有益な本でした。自分の経験や感情の背景を知って、どう感じていてどういい方向に持っていくのか?

 

それを知りたい人には本当にお勧めできます。リーダーの方もそうでない方も、一読してみてはいかがでしょうか?