今回ご紹介するのは、「病気を治す感情コントロール術 著:樺沢紫苑」です。この本は、精神疾患を中心に病気になってしまったらどうすればいいのか、病気と上手に付き合うにはどうしたらいいのか。それらについてを精神科医の著者さんが書いた1冊になります。

 

精神病になると、色々と不安が強くなったり、その事実が認められなくなったりします。この本には、そういった人たちがどういう心構えを持って、自分の病気と向き合っていくべきなのかについて教えてくれました。

 



それでは、見ていきましょう。

 

精神疾患になった場合に大切なことは、病気になったことを受け入れて無理をしないことだと、読んでいて感じました。病気になるとそのことを受け入れられない「否認」という状態に陥る人が多いようです。

 

その否認から、自分を受け入れる受容の状態になれれば、病気と向き合うことになり、どうすればいいのかが見えてきます。これは、私の体験からも事実だと思います。自分の症状を認めてしっかりと付き合えばかなり楽になる、まさにその通りでした。

 

まず必要なのは、病気と闘わないことだそうです。そもそも、病気というのは敵ではないというのがこの本の趣旨です。病気になったことで疲れていたことを知り、その対処ができるようにもなります。

 

自分の状態は、心や体の叫びでもあるわけですね。まずはそれをしっかりと聞いて、自らの異変を受け入れることをすれば、今は何をしていけばいいのかがわかってきます、私も疲れを感じたら、まずはその事実を認めてどうしたいのか自身にを問うようにしています。

 

こうして受容していければ、何が苦しくて自分がどうしたいのかを客観視し、何が必要なのかがわかるというのは、私も経験が多いです。よくない状態になったときには、まず問題と向き合うことが本当に必要なことだと思います。

 

精神の病気は、時間が解決してくれることがあるもので、きちんと休息をとれば軽減していくものだと書いてあり、そのことも私は実感しています。その間にやれることをやって、何がいけなかったのかを考えていくことが救いになりました。

 

「否認せずに受容する」、そのためには普段から自分と向き合うことが必要だったのです。この本にも、病気の自分を受け入れることで「疲れ」に気がつくことができることについて書いてあります。



 

また、Dr.のところにちゃんと行って、きちんと信頼関係を作ることの大切さについても載っていました。精神科というのは、すぐに病名が出なかったり、途中で病名が変わることも結構あるそうです。

 

樺沢先生は、そんなときに医者を間違っていると思って病院を変わることは推奨しない人です。きちんと何回もDr.に会って、関係性を作り上げていくことが治療の上では大切なことだとおっしゃいます。

 

確かに、たった1回会っただけでその先生がどういう人なのかはわからないでしょう。きちんとこちらから歩み寄って、先生に必要なことを話していくことで病気も関係も良くなっていきます。きとんとした関わり合い方をしていけば、治療も進んでいくわけですね。

 

ここまで「病気を治す感情コントロール術」の内容から、私の実体験も含めて病気との付き合い方をお話ししてきました。私の体験は個人的なものですが、この本には精神科医の立場から、本当にどうやって病気と向き合えばいいのかがしっかりと書かれています。

 

自分の状態を否認せずに受容し、何が必要なのかを時間をかけて解決すれば、病気の症状は確かに良くなると思います。

 

精神の病は辛いものですが、そのおかげで自分の状態や限界もわかってきます。自身の体調を守るためにもこういった本は役に立つと思いますので、ご興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか? 病気の方にも今健康な方にも、おすすめできる1冊でした。