20年ほど前にアニメ版を楽しんでいた作品である「スパイラル 推理の絆」の漫画版を読みました。この作品は、神様のような兄に何もかもを奪われていた主人公がその兄に立ち向かい、ブレードチルドレンと呼ばれる呪われた子供たちを助けるために頭脳戦を繰り広げるストーリーになっています。

 

私はこの作品の主人公は、「後ろ向きでやる気がなく暗いやつ」と思っていましたが、読んでいくと自分に通じるものが多く、だんだんと共感していきました。今回は、この漫画から欲しいものを得ていく勇気を持つ大切さをお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

本の主人公は恐ろしい才能があるのに、昔からもっと素晴らしい存在である兄に欲しいものもすべて取られていました。ちなみに、初恋の人でさえ結局そのお兄さんと結婚してしまい、一緒に暮らす兄嫁のことを想いながら彼は悶々と生きていたのです。

 

その兄はある日ブレードチルドレンという、忌み嫌われて殺されていく子供たちの謎を追って失踪してしまいます。その2年後、ブレードチルドレンのたくさん通う学校に入学した主人公は、彼らに殺されかけたり、逆に命を救う手助けをしながら成長していきます。

 

最終的には神様のような兄を殺さなければならなくなるのですが、結局別の形で勝利して、死にたがっていた兄を倒します。心理戦で強大な敵と立ち向かう姿が、この漫画の見どころでもあり主人公を成長させていく過程になります。

 

私が主人公と共感できたのは、周囲にすごい才能を持つ人が多くいて、その人たちにいろいろなものを取られた経験です。私はみんなの才能に圧倒されて、自分を信じられずに、奪われるというよりは奪わせて生活していました。

 

それに立ち向かって、自分が望むものを全力で手に入れられるようになったのは、私にとってはここ1年くらいのことになります。欲しいものを手に入れることに恐怖を覚えていて、諦めてしまっていた姿勢は漫画の主人公そのものでした。

 

周囲に強大な敵がいて、自分の希望を投げてしまい自由でいられなかった気持ちが、漫画を読んでいくとひしひしと伝わってきました。欲しくないふりをして、他人の人生を歩んで自堕落に生きる生活を選ぶ主人公にはとても共感できたのです。

 

そこから自分に必要なものを手に入れるために一生懸命に頑張り、最後に勝利を収めるという戦いが、ここ1年間の私にとって全く同じ生活だったと思います。必要な勝負に出て自分を守ることで、人生の主導権を握っていく生活は、面白いことこの上ないものでした。

 

 

 

 

みなさんには、何か取られても諦めて「もういいや」となった経験はないでしょうか?確かに人生は何でも手に入るものではありません。しかし、手に入れることを最初からあきらめるというのは非常に悲しいものです。

 

欲しいものがあるのならば、それを全力で手に入れる心がないと他人の人生を歩んでしまいなにも楽しめません。自分の意志で手に入れた人生はいろいろと楽しいもので、自由に生きれば望むものはたいてい手に入ります。

 

それを手放すのか、立ち向かって喜びを手に入れるのかは人それぞれですが、私は後者をお勧めします。強くて大きな壁にも立ち向かうことで人は成長出来ると思いますので、ぜひ、自らの人生を歩むために、その壁に立ち向かっていきましょう。