大宮エリーさんのエッセイがとても楽しい。


エリーさん自身に起こった出来事の数々を、
一般的な感覚と自分が感じたことのギャップを通して描いている。


また出来事が、いつもコントのようなエンディングになるように
意識されていて、何度も笑い、涙しそうになり、

読みながら、応援している自分が僕がいました。


   ★   ★


『おかんのアドバイス』

おかんはいつもアドバイスをくれる。
でも一方的なアドバイスなので、
あんまり彼女の思いを受け止めてあげることができない。

たとえば、わたしが長時間パソコンに向かっているため、
足が太いのを心配して、
「足と足をこすり合わせる運動をしながら仕事しなさい」
とアドバイスをくれる。

でもそんなことをしていたら、書けるものもかけない。

そういうと、あんた、象みたいな足やでぇ……と捨て台詞。


このあともお母さんの要らないアドバイスは続きます。

生ごみの出し方。
ワンピースのしわの取り方。
湯たんぽ代わりにペットボトルを使えというお勧め。。。。


おせっかいの可愛らしさに、くすりと笑ってしまいます。


  ★  ★


僕は、エリーさんのおかんは、
母性が輝いているなぁと、思うと同時に、

エリーさんの優しさも感じました。


お母さんのおせっかいは、
日本中あちこちに沢山のエピソードを作っていると思います。


たぶん、今から寒くなり始めると、
遊びに出掛ける子供に向かって、

「寒くなるから、もう一枚服着て行きなさいよっ」

などと、声をかけるのではないでしょうか。


これって、子供は風の子で、
ちようど自分の肌に心地いいと感じた服を
着ているはずなのですけれど、


やっちゃいますよね。


  ★  ★


親子って、距離が近いですし、
いつまでたっても親にとって、


子供は子供なんですよね。


  ★  ★



要するに、母が何をいっても、


受け止めたふりをして聞き流せるだけの余裕があれば
いいのかもしれませんね。


あなたは、あなたのままでいい。
あなたのことをよく知っているのは、あなた自身。

他人はいろいろと言うでしょう。
一喜一憂して楽ならそのままでいいです。


他人の話が聞けないときは、
そっと離れて、愚痴ってもいいのです。
「そんなこと言っても、できないものはできないんだ」って。


何をするにも、自分の心がしっくりするところから
広げていってくださいね。


両親であっても他人です。

ただ、愛情だけを感じて、感謝していれば
何かを断ってもいいのです。


こじれるよりも、いつものパターンに慣れて離れましょう。。。


   
★  ★

生きるコント〈2〉 生きるコント〈2〉
(2009/08)
大宮 エリー

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恋愛(失恋)話もとっても素敵です。
こころが楽になります。


   ★  ★



『土曜日の散歩道』
あなたはあなたの感じるままでいいのです。
気楽にこころに夢の中を散歩させてみましょう!!

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