昭和22年10月に書かれた文章です。

『笑い』(「若人におくることば」赤尾好夫著から)

近ごろ街頭やオフィスや交通機関の中で、
人々は黙々として怒ったようなふくれたような顔をしている。
ちょっとしたことで言い争いをし、
肩を押したといってどなり、
足を踏んだといっては文句を言う。

一日外を歩いてくると、地球はなんて憂鬱であろうかと思う。

人類が獣類と違っていることの一つの重大な理由は、
笑いを知っていることである。

笑いは人生の潤滑油である。
笑いは知識人の一要素である。
野蛮人になるほど笑いを知らない。
笑いの中に人生の諸事を処理できる人間は偉大である。

日本の社会も、もう少し笑いを持つようになれたら、
日本人ももっと笑いを解するようになったら、
そしてその笑いが、追従や迎合のそれでなく、
寛容や愛情や明敏さなどを表現するものであったとしたならば、

日本の将来に本当の期待がもてるのだが。


   ★   ★


いつの時代も、人のこころの欲望は同じですね。


昭和22年。終戦直後。

笑いに、期待を込めた文章です。


  ★   ★


楽しいことに目を向けて行こう!!!


競走ではなくて、ともに走るという、共走で。。。



  ★    ★


 
『土曜日の散歩道』  ふらりと遊びにきてください。

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