真夜中のメルマガから始まりました。

日付が今日に変わってから30分後、
テンツクマンのメルマガが携帯に届きました。


ホノルル情報。

「今、雨の中、スタートしました」

今回、テンツクマンは、ホノルルマラソンを舞台に
ドキュメンタリー映画を撮影しています。


そこに、杉野幸三さんがいます。

 走っています。


彼は、肝臓移植者であり、
    特発性大腿骨頭壊死症という、股関節の難病を抱えている。


  その彼が、ホノルルマラソンを完走すると言い出しました!!!

 「あほーー。やめとき」
 心友は、みんなそう言った。

  「走れるわけがない。だって、あんた
   走るっていうても、僕らの歩くスピードくらいしか出ないし、
   股関節が痛むでしょう。走ったらアカンでしょう!」

★   ★

 彼の決意は、硬かった。

 結局、

 彼の熱意と意思、
 走るとき一緒に持っていくメッセージに、

 みんなは、応援するしかなかった。


イルミネーション3

    ★   ★


「こまっちゃん、マラソンコーチしてよ。
         練習に付き合ってよ」


お願いされて断りきれず、10月と11月、
幸三さんにトレーニングを二回。。。


   ★   ★

で、今日、
昼間にまた届くメルマガ。

14時18分のことでした。


「…幸三さんはあと12キロ…
 さぁ最後の登り坂だ~」


   ★    ★


ホノルルマラソンは、一応制限時間なしです。

 ただ、開始後6時間半~8時間で、会場は撤収をはじめると聞いています。

だいたい90%以上の人は、その時間にゴールしているんです。

  ★   ★
 

幸三さんは、30キロ地点まで14時間掛かったことになる。


  ★   ★


早朝5時00分にスタートして、夜7時30分を経過している。。。

きっと、真っ暗な歩道を走り続けているのでしょう。
休んでは、歩き、杖を二本持つ腕を振り続けて、

足元を見たり、
前を見続けて、

少しずつ、少しずつ。



  ★    ★


映画撮影、スタッフや仲間がゴールに待ってくれているでしょう。

足のことを考えたら、
「やめる」と言ってくれた方が、
うれしいという気持ちも少しあります。


  ★   ★


真っ暗ななか、幸三さんが何を目指しているのか、

 何を支えに、前を見続けるのか。。。


  ★   ★


答えは、すべての人が感じるものだと思います。


 とまどい。
 声援。
 悟り。
 喜び。
 心配。
 不安と希望の錯綜。

 命の輝き。
 魂の燃えるさま。


 言葉にならないものがありますよね。

  ★   ★


答えは、いつもあなたの中にある。

頑張りすぎのあなたに

あなたはあなたのままでいい。


 ★   ★

幸三さん、みなさん


逃げないで追いかけている、

あなたの姿は、美しい。


 ★   ★

夢は逃げない。
逃げるのはいつも自分。


元気と勇気をありがとう。

 ★   ★

『土曜日の散歩道』  ふらりと遊びにきてください。

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