4月28日が手術だった。
9時に手術室に入り、14時には終わる予定だったのだが、終わったのは17時だった。
あまりに長かったので、とても不安になり途中で看護師さんに聞きに行ったほど。
17時過ぎに先生とお話。
手術が想定外に長引いたのは、お腹の脂肪のせいでヌルヌルして、手術がしにくかった。
胃の5分の4以上切除した。
5分の1を残したが、その胃が、果たして胃の役割りをしてくれるかどうか分からない…
胃の裏側まで浸潤していること。
細胞診の結果によって、ステージ3、抗がん剤治療になる。
との事だった。
切除した胃を見せてもらった。
私は初期だと聞いていたので、小指の先くらいの大きさの癌だろうなと思っていたら、直径4cmくらいの大きな癌でびっくりした。
これだけの大きさになるには何年もかかったはず。
もっと早くに病院に行っていれば良かったのに…今更言っても仕方ないけど。
病室で麻酔から覚めたばかりの父と会う。
1番最初に父が発した言葉は、「根治か?」だった。
術前に主治医の先生が、「根治を目指す」と言っていたから。
私も母も、「予想外に癌が大きくて、分からないよ」というニュアンスで答えた。
その後の父の経過は順調ではなく、なかなかドレーンが抜けず、切除縫合部分が炎症を起こしていたらしく、絶食が1ヶ月続いた。
術後の痛みはほとんど無かったようで、それだけは良かった。
重湯になってからは退院まで1週間。
病院ではいつも4割くらいしか食べられていない。
手術から6週間目、やっと退院!
術前67kgあった父は59kgまで落ちた。
スリムになった後ろ姿は良いけど、前から見ると一気に老け込んでしまった。
娘の引越しを手伝ってくれた元気な父とは全く別人のようになってしまった。
退院して家での食事は、病院と違って熱々のものが出るからか、食べ慣れた味だからか、150gのお粥や鶏団子のスープ、野菜の煮物などをちゃんと食べることが出来ていた。
母は食事の心配をしていたが、何となく大丈夫そうな感じがした。
私も父と同じ食事をするので、痩せそうだ(笑)
来週からは抗がん剤治療が始まるから、それの影響があまり出なければ良いなと思う。
父が退院して、たぬきちゃん初の嬉ション!
今までした事なかったからびっくりした。
娘が久しぶりに帰って来てもクールなたぬきちゃんなのに🤣ّ
娘にそれを伝えると、怒っていた😂
