今日は悲しい最悪な1日になってしまった。


今日は娘の英検合格のお祝いで、お昼に娘の好きな日本料理を食べる予定だった。


掘り炬燵の個室に通され、座って御膳を待つ。

しばらくして、家族3人分を3人の店員さんが運んで来た。




このような席。
(過去の写真で、今日はテーブルの上には飛沫防止のパーテーションはなし)

娘の御膳を窓際の奥から配置するのではなく、私と娘の間の狭い場所から置こうとする店員。
嫌な予感。

熱々のお吸い物が娘の右脚、私の左脚にかかる。
娘はびっくりしたのと、熱いのとで泣き出し、ひっくり返した若い店員はボーッと立っている。
旦那は怒鳴る。
事の大きさを分かってない店員。

私はそばにあったおしぼりで拭く。
おしぼりじゃ何の役にも立たず、店員に「タオルかしてもらえますか?」と言うと、お客さんに出す用の温かいおしぼりを3つ持ってきた。
私も頭にきて、「乾いたタオルと氷とか冷やすものをください!!!」と。

娘のスカートを捲りあげてみる。
真っ赤になっている。
店員が持ってきた氷を患部に当て、病院に行くために店を出た。

店を出る時点で、店長という人が謝罪し病院代は払うと言っていた。
お椀をひっくり返した店員も、店長も、多分そんなに大した事ないと思っていたと思う。

何せ娘自身、びっくりして熱いけど、どうして慌てて病院に行くのか、私が何を焦っているのかを分かってなかった。

店を出たのが11時40分、午前の診察の終わり間近。
私は皮膚科に電話し、今お店で汁物を浴びて火傷したこと、真っ赤になって水膨れが出来ていること、今から向かうが12時を過ぎるかもしれないが診て欲しい事を伝えた。

車の中でも、お店から貰った保冷剤で冷やし続けるが、痛みは増して行く。
ギリギリ12時に間に合い診察してもらう。
熱傷2度、手のひらより大きな火傷。

化膿止め、炎症止め、消毒、痛み止め飲み薬を貰う。
とにかく冷やすこと。
数時間おきに軟膏をぬること。
月曜日に大きな病院にいくこと。

時間が経つにつれ、赤みは濃くなり水膨れは増え痛みは増大。
火傷って数日間は進行するということを今日知った。

娘はずっと痛いと泣いている。
カロナールなんて効かない。
氷を当てていると紛れるけど、離すと火あぶりされているように痛いらしい。
ネットで調べると、冷やすのは火傷後半日くらいと書いてあったけど、ずっと次の日も冷やし続けても良いのだろうか?

私はあの時、冷やす事しか頭になく、娘に「スカートを脱ぎなさい!」と言ったのに、17歳のお年頃の娘は恥ずかしと脱がずにいた。
今日の出来事を振り返ってみたとき、どうして強引にでも直ぐに濡れたスカートを脱がすなり捲り上げるなりしなかったのか、自分の行動に腹が立つ。
娘は今日はロングスカートをはいていた。
やけど部分は太もも脚の付け根。
こういう時は恥ずかしいとか言っている場合じゃない。
どれだけ早く冷やせるかが大事なのに。



娘のお祝いの予定だったのに、娘の人生で1番痛い日になってしまった。
明日は少しでも痛みが引いていますように。
これ以上ひどくなりませんように。
化膿しませんように。
痕が残らず綺麗に治りますように。

変わってあげたくても変われない。
神様に祈るしか出来ない。


お店から電話があり、来週に謝罪に来るという。

ホットおしぼりを持ってきたこと。
小さなビニール袋に氷を数個持ってきたこと。
ひっくり返した店員が何もせずボーッとしていたこと、謝らなかったこと。

腹が立って仕方ない。