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パリイならてぃす

ゲームと音楽と演奏活動の語り場。

[日時]2022/5/15 12:45~
[場所]市川市文化会館 小ホール

熱血高校とは主にファミコンで一世を風靡したくにおくんシリーズに登場する架空の高校名。
おそらくファミコン好きな世代の吹奏楽経験者が集まって結成された団体なんだろうなー、ぐらいに思ってました。約15年前から。
という説明をしないと、実在する高校の演奏会かなと思ってしまう人がいるのではないかと思いまして。
ちなみにこの書き出しは、5年ほど前のライブの感想とほぼ一緒です。
私と熱吹の出会いについては、2017年9月に開催された、熱血高校吹奏楽部 Live in Bonappetit 2017 の感想に書いてますので、興味ある方は目を通しておいてください。

あれから約5年。色々変化はありました。
まず、前回のライブが開催された中延ボナペティさんが2年前に閉店されました。コロナの影響です。
そして熱血高校吹奏楽部の母体ともいえるFCBへ、私が仲魔入り。
5年前は知ってるメンバーはいなかったのですが、今回は見知った顔ばかり。

そんなわけで、客観的な感想はあまりかけないことをご了承ください。
まあ、それはそれで私のオリジナリティが出る感想ということでお読みいただければと思います。今どきブログの感想なんて流行らないケド


■1時間目(第1部)
1.半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ...!!
 ああ、世界よ半熟なれ...!!/お気楽アルマムーン/上を下への大騒動/ああ、遥かなり我が大地/剣劇/ほんだらへんだら/頼むぞ!エッグモンスター!!/半熟奥様劇場/たとえこの命つきるとも...!!/完熟四季王/完熟大魔王/DIE! DANG! YEN!
スクウェア・エニックス社の知る人ぞ知るシリーズ。これはSFCで発売された第2作目ですね。私も当時ハマって2・3周はしました。
なんと本作の作曲はドラクエでおなじみのすぎやまこういちさんなのです。プレイ当時はあまり意識もしていませんでしたが、クラリネットアンサンブルで聞くと、ものすごくドラクエっぽいなぁと感じました。
特に前半の山場でもある完熟大魔王戦は、ドラクエのラスボスっぽさ全開でした。部長のおにっちさんは某大作RPGとかぼかしてましたが、私はストレートにいいますぞ!
リアルタイムで進行するシミュレーションRPGなのでちょっとクセはありますが、リメイクされてますので、すぎやま曲と知って気になった方はDLしてみてはいかがでしょうか。
そしてライブ・ア・ライブで知られる時田さんがプロデューサーだというのを今知りました。なるほど、作品に漂うコミカルさに納得。
余談ですが、私が好きなエッグモンスターはてつじん8ごうです。中盤のしんどいエリアを結構救ってくれた印象。

2.スーパーマリオブラザーズ3
 1面/地上/2面/ハンマーブロス/3面/水中/4面/キノピオの家/5面/アスレチック/6面/地下/7面/砦/砦のボス/8面/飛行船/魔王クッパ/エンディング
メンバーはガラッと変わって、ピーチ姫、ゲッソー(の被り物)、ワンワン(の被り物)…おや、真面目なコンサートっぽい雰囲気が一転、FCBの匂いがするぞw
セトリでは1面からとなってますが、笛吹いてワープするシーンにマリオとルイージがくるくる回りながら演奏して、席に着いたら何かに当たってゲームオーバー、みたいな小ネタやってました。
ここにある通り、全ステージを踏破していくスタイルで次から次と進んでいきます。
クッパを倒した時にドスンとなるのですが、そこも奏者が軽く跳ねるという細かすぎる演出あり。
トップのマリオさんが全体的に演奏をリードして安定していたと思います。
どうでもいいですが、飛行船のベースラインでずっとデーデーデッデッデデデってやってる奴を聞いて、もしかしてFF4の赤い翼はここに着想を得たのかなと思ったりもしました。

3.シムシティ
 OPENING/Menu/Dr.Wright/Village/Growth/Town/Bad Evaluation/City/Good Evaluation/Capital/Alert/Metropolis/Budget/Megalopolis/Congratulations on Megalopolis/Good Night
過去に演奏したことがあるそうで、今回は順当に街が発展していく様子を演奏したとのこと。
個人的にはシムシティは2000の方を遊んでいたので、こっちの楽曲はあまり馴染みはないのですが、Alertが鳴ったのはすごく分かりやすかったです。
ゲーム音楽演奏で特殊奏法を研究している方々は、こういうのをサラッとやってのけるんですが、なかなか高度なテクニックだと思います。

4.アセルスメドレイ(from SaGa Frontier)
 アセルスのテーマ/まよい/オルロワージュのもとに/Last Battle -Asellus-/走馬灯のごとく
パンフにある通り、サガシリーズで人気のあるキャラにスポットをあてたメドレイ。
サガフロ通ってないのでどんなシーンで使われる曲なのか分からないのですが、これ曲名言われないで黙って聞いてたら、クラリネットオリジナルのアンサンブル曲なんだよと言われても違和感ないぐらいの編曲でした。
原曲がそういう感じなのか、それとも編曲が巧みでこうなったのかは分かりませんが、今回のラインナップでは一番優雅な演奏に感じました。

5.テニス
誰ですかコレやるって言いだしたのは。曲…?
前回のFCBで見ましたよ?というか審判やりましたよ?お客様の中に審判はいらっしゃいますか?と言われたら飛び出す準備はしていたのですがw
思いっきり高くした譜面台が6本。立奏するのかな?と思いきや、横一列に並べて反対向きの物も。
あ、わかった。ネットだなこれ。すごい発想です。
おにっちさんがCOM側、丼くんがプレイヤー側。ステージ上で観客にケツ向けて演奏する人初めて見たかもw
ラリーの音をクラリネットで再現。これぞまさにクラリーネット…(寒)

タイミングもばっちり。メイジソマシーン(※1)は使ってません。
※1)FCBでパーカッションを務めるメイジソさんが使う電子パッドのこと。大体の曲のサンプリングSEを担ってます。10月開催予定のシン真・FCB15thでの活躍もご期待ください。

いやコレかなり高度なことやってますよね…。お子様の笑い声が会場に響きます。
審判はヨシヲさん。譜面台に置いてあったのは楽譜のように見せかけて、inとかoutなどのセリフでした。
今回、嫁様を連れて聞きに行きましたが、他の作品は全く知らなかったけどこれは何やってるか理解出来て面白かった、と言ってました。
こういうネタ枠って実は音楽鑑賞の敷居を下げるという観点では良い素材なのかなと思います。
壮大なオーケストラだけがゲーム音楽ではないんだ、というのを改めて感じました。

6.ファミコン三国志メドレイ
 三国志Iオープニング/性格診断/楼桑村/戦闘/フィールド1/戦闘2/船/庵/フィールド2/戦闘3/戦闘4
三国志をテーマにしたゲームは結構ありますが、私はガラケーで三国志2と、PS3で真・三國無双7をやったぐらいの知識しか持ち合わせていません。
でも、なんか知ってる曲いっぱいありました。途中から天地を喰らう2じゃん!
FCBで演奏しましたよ。戦闘3はPreviewの時はカットされたのですが、まさかここで聞けるとは!
真ではコレ入れてくれるのかな~(チラチラ
4重奏の編成でしたが、男性陣は黄色い布を頭に巻いてます。武将の衣装は予算の都合で無理だったそうで、黄巾族に扮していたとか。バスクラのお姉さんは貂蝉でした。どういう組み合わせなんだろうw

7.熱血高校ドッジボール部
 タイトル画面/試合前/エディット画面/試合開始/はなそのこうこう/いぎりす/いんど/あいすらんど/ちゅうごく/ソ連/あふりか/あめりか/謎の軍団/勝利/完全クリア/エンディング
この楽団の名前の由来ともなっている、くにおくんシリーズの作品。
世界の各チームを相手に戦い進めていくというストーリーで、必殺シュートとか色々あるんですが、今回は演出なしのガチ演奏。まあ、入場時にキャラの動きを真似してる小ネタはやってましたけどもw
その国をイメージした音楽になっていて、例えば「はなそのこうこう」は日本なのでさくらさくらをモチーフにしたり、イギリスはビートルズの曲っぽくしたりとか、そういう世界の音楽をアレンジしていくのは作曲者の澤さんが得意な分野だったのかなと思います。
何度も演奏してきているからかもしれませんが、この曲が今回の全プログラムの中で一番出来が良かったと感じました。
ソ連戦の発狂じみたエスクラとか終始安定しているバスクラ・コントラアルトもそうなんですが、真ん中で地味だけどスッゲー大変なことをしているB♭クラ&アルトの動きがめちゃめちゃ良かったんですよ。他の曲よりもよく聞こえてきました。
アンサンブルで、全部の楽器の細かい動きがしっかり聞こえてくるというのは、それだけ乱れがないという証拠でもあります。
というかこれはFCBの面々にも言えることなんですが、なぜかスローテンポの曲よりハイテンポの曲の方が揃うし、原曲より速いテンポで頑張りたがりますね。

■2時間目(第2部)
12分という中途半端な休憩をはさみ、ここからはゲスト出演のきらめき高校管弦楽団による演奏です。もちろんこちらも架空の学校名ですぞ!ときめきメモリアルという恋愛シミュレーションゲームに登場する学校名です。
管弦楽という割に弦楽器はどこにもないのですが、MCのお姉さんが弓を背負ってたから、そこで弦成分を補っていたのだと思います(?)
主に金管楽器を中心とした編成ですが、ピアノやフルート、サックスもいます。
衣装はFF5の赤魔導師と白魔導師です。紅白歌合戦かな?

8.Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)より
 Jin Sakai/Sacrifice of Tradition
歴史で元寇というのを習ったと思いますが、そのあたりの時代の話をテーマにした作品です。
未プレイではありますが、きらめきメンバーでサックス担当のイオさんがめちゃめちゃ推してるので、ちょいちょいプレイ動画は見てました。
まるで映画でも見ているかのような作品と音楽。朗々とメロディを奏でるイオさんの姿がカッコよかったです。
割と大所帯ながらもバランスがとても良く聞こえたので、アレンジが良かったんだと思いました。むしろイオさんのために書かれたアレンジにさえ聞こえました。

9.Final Fantasy V より
 Ahead On Our Way/Lenna's Theme/The Battle/Victory's Fanfare/Pirate's Ahoy!/Tenderness In The Air
 Harvest/Walking The Snowy Mountains/The Fierce Battle/Royal Palace/The Ancient Library/Music Box/Mambo De Chocobo/My Home Sweet Home
 Exdeath's Castle/The Four Warrirors Of Dawn/Unknown Lands/The Castle Of Dawn/The Land Unknown
 Battle With Gilgamesh/Searching The Light/The Decisive Battle/The Last Battle/Final Fantasy/The New Origin/Dear Friends

いや曲数…合計で30分ぐらい演奏してたんじゃないでしょうか。
作品については多くを語るほどでもないぐらいにメジャーかなと思いますが、ほぼストーリーをなぞる展開でした。
管楽器の人がパーカッション持ち替えで大変そうでした。個人的MVPは、グロッケンやギロを器用にこなしていたトランペットのがちゃさんかな。
いつも人気曲を切り出して聞いてばかりだったので、こうやってストーリーなぞるのも悪くないなと思いました。長くて途中眠かったけども(ぉ

きらめき高校の演奏はこの2曲だけでしたが、最後に全員立ち上がって校歌を熱唱。
パンフをよく見たら、歌詞書いてるじゃん!配信で見ていた人の中には、一緒に歌っていた人がいたかもしれませんね。
まあまあカオスな2面(※2)…もとい、2時間目でした。

※2)親団体のFCBファミコンバンドのライブでは、各部のことをゲームのステージっぽく「面」と呼んでます。で、2面の始まりのMCは毎回「こんばんは、2面です」がお約束になってます。様式美を堪能しよう!

■3時間目(第3部)
10.交響組曲風「ドラゴンクエストII」
 ドラゴンクエスト・マーチ/パストラール~カタストロフ/王城/街の賑わい~恐怖の地下洞~魔の塔/遥かなる旅路~広野を行く~果てしなき世界/戦い~死を賭して/この道わが旅
どの辺が"風"だったのか気になるところですが、ゲーム音源の方ではないという意味ですね!分かります、これ以上触れるなという声が聞こえてきそうなのでやめますw
ここにきて少し大きめの編成になりました。ヨシヲさんがメンバー紹介を兼ねて、楽器の紹介もしていきます。
コントラバスクラリネットがここにきて満を持して登場。お金持ちの領域とか言われてますが、まあ車1台買えちゃうぐらいの楽器ですからね…。楽器やってる人はみんなお金のやりくり上手なんですよ、多分。
そんな話はさておき、高音から低音までの厚みが増した演奏ですが、特にボス戦でコンクラ本領発揮してましたね。
あまり生で聞く機会のないパストラール~カタストロフを聞けたのは良かったです。クラリネットだけなのに、なんかフルオケっぽく聞こえる演奏でした。
この道わが旅の転調後のソロ、オケ版だとトロンボーンがやってるんですが、今回はコントラアルトのみなえさんが奏でていました。
色んな楽器のできるマルチプレイヤーと紹介されていましたが、ただ音を出せるだけなら他にも出来る人はいっぱいいます。
だけどみなえさんはベースも安定して刻めるし、メロディも豊かに歌えるという、演奏技術の高さで真のマルチプレイヤーなのです。プロアマ問わずここまでやれる人は本当に限られていると思います。

小声でご指摘いただいたので配信見返したら、実はバスクラのヨシヲさんでした。

なんで勘違いしたんだろ?あまりにもメロディアスだったからソプラノ吹いてるみなえさんのイメージで聞いてしまっていたのかも…

どちらにしてもバスクラではあまり聞くことのない音域です。そしてやっぱりひたすらベースラインをブンブン言わせてるイメージがヨシヲさんにあったので、これこそ能ある鷹は爪を隠すというんだなと感じました。クラリネットアンサンブルだからこその、普段は見られない姿でした。


個々の技量の高さだけでなく、熱血のチームワークの良さが十分に発揮された演奏でした。

11.がんばれゴエモン2
 ひとやすみ/旅始め/地下道/中国・北海道/ステージクリア/迷路/見世物小屋/江戸城/からくり人形ボス/ステージクリア/ゴエモン哀愁の旅/ゲームオーバー
ドラクエ2に乗ったメンバーは都内近郊で、こちらのメンバーは横浜中心とのこと。
遠方から参加しているメンバーの練習の都合だそうですが、それにしても新幹線に乗って来る距離の方もいるということで、その熱意には敬服します。
ゴエモンシリーズも沢山出ていますが、これはファミコンのゴエモン2。
こういう和風の曲を演奏する時、木管楽器出来る人ってうらやましく思います。金管楽器ではその雰囲気を出すのは至難の業ですので。
クリアしたことが無いので今回聞いて初めて知りましたが、1の曲のアレンジだったんですね!この年になって新たな気付きを得ました。

12.世界樹の迷宮
 物語は紡がれる/街景 その名は百巻目に刻まれた!/街景 窓越しの街路樹/迷宮I 翠緑ノ樹海/鉄華 初太刀/戦場 眼前に突風/また新しい朝まで/迷宮II 原始ノ大密林/迷宮III 千年ノ蒼樹海/戦場 朱にそまる/迷宮IV 枯レ森/鉄華 討ち果て朽ち果て/迷宮V 遺都/戦場 そびえたつ双つ/戦場 天地の玉座/迷宮VI 真朱の岩窟/鉄華 恍惚/戦場 散るもかなり/英雄は生まれ物語は続く
今回のメイン曲で、フルメンバー13人での演奏です。
フル演奏で30分弱という超大作で、ゲーム知らないと似たような曲が続くから途中ちょっと眠気が…w
なんといっても奏者の体力というか気力がよく持つなぁと感心しました。
未プレイではあるものの、音楽を聴いてるだけでなんか物語の進行を感じます。古代氏は他の作品からも分かる通り、そういう曲作りに長けているんでしょうね。
とりあえずゲームをプレイしたくなる演奏でした。

■アンコール
クロノ・トリガー
 クロノ・トリガー/やすらぎの日々/ガルディア王国千年祭/風の憧憬/カエルのテーマ/エピローグ~親しき仲間へ~
本家FCBでも演奏予定のプログラムから何曲か抜粋での演奏。
あのねー、FCBの練習の後に集まって練習してたから、これがアンコールなんだなってネタバレされてたんだよーw
ただ、フル編成での譜面とは楽器の配置が違うし、なによりメンバーの演奏を客観的に聞けたので良かったです。
プレイヤーそれぞれの持ち味を改めて感じられるアンコールでした。

約3時間半という、本家に負けず劣らずの長丁場でしたが、今回は個人的にやりこんでた作品が多めで、大変楽しめました。

今回の構成を見ていると、ゲームをスタートしてからクリアするまでの構成が多くみられました。クリア済みの人ならもちろん、そうでない人もゲームの世界観を堪能できるし、味わってほしいという思いがすべての曲から伝わってきました。
あと、この練習を通じてクラリネットメンバーのスキルがかなり上がったんだなと感じました。
Previewの頃は緊急事態宣言が長かったこともあり、集まりもまばらな練習が多くてクラ大丈夫かな?とちょっと気になった時期もありました。
でもこの熱血の本番を越えて、最強の真15thを迎えることが出来るんじゃないかなと、客席で妙に誇らしくなっていました。
こりゃ負けてられないぞ、という静かな闘志を心に灯してくれる素晴らしいコンサートでした。

 

(chapter.116)

私事で恐縮ですが、この度、パリイはかねてよりお付き合いしておりました一般の方と入籍したことをここにご報告いたします。

 



と、唐突なご報告ですが、嘘ではありません。本当の話です。
人生の節目なので、ここは私らしく長文で経緯と今の気持ちを綴ろうと思いますので、少しだけお付き合いください。
有名人ぶったテンプレ報告で終わらせると、印象良くないかなと思ったのでw

まず、かねてよりお付き合いって部分。いつからだったの?という話ですが、昨年末のことでした。そんなに長い付き合いではないと思います。
年齢も40を過ぎ、十数年彼女もいなかったので、結婚はあきらめて趣味に没頭しようと決意していました。ケツイをシュミのちからにかえるんだ!
一応、この趣味(ゲーム音楽の演奏)を始める前には、いわゆる婚活というものを割とちゃんとやっていたんです。相談所に数十万落とすぐらいには本腰入れていたのですが、実りはなく活動停止。
まさかその努力が数年の時を経て自らに還ってくるとは思ってもいなかったです。
40代以上で初婚となる確率は、男性だと1%というデータがあると聞いたことがあります。
そう考えたらすごくないです?スパロボで99%の命中率で回避できるまで何回もソフトリセットやってたのと同じことでしょ?(伝わりにくい例え)

閑話休題。
気が付いたらこうなっていた、というのが正直な感想です。
交際から籍を入れるまで半年かからず。初デートで婚約指輪を購入する程のスピード感でした。婚活RTAでもしてるのかと言われそうですが、実際婚活の市場ではこの程度のスピード感は良くある話だそうです。知らんけど。
たまにツイートしてましたが、引っ越しもその伏線でした。まあ、誰も気づいてなかったと思いますがw
荷物に囲まれた倉庫みたいなワンルームを卒業し、ようやく人らしい生活空間で暮らせています。

お相手は職場で知り合った方です。私のプライベートな知り合いの大半は音楽活動関連ですので、そういう場での出会いではないという意味での「一般の方」という表現です。
結婚を決意した決め手は、価値観の一致でした。
最初はポケモンの話で盛り上がったのですが、ゲーム以外のサブカルチャーも浅く広く触れるのが好きな方で、その辺が似通っていました。
食べ物の好みも近くて、好き嫌いが少ないところも居心地の良さを感じています。
色々お話しする中で、家庭環境にもいくつか共通するところがあるんだなということも分かり、シンパシーを感じるようになっていました。

人生設計を半ば諦めていたところがあるので、正直この数か月は成り行きに任せている部分は多いです。
引っ越しも急な思い付きでしたし。
ちなみに結婚式は両者同意のもとで行わない予定です。まだ感染症が落ち着かないご時世だから、というのは特に関係なく。
個人的には、楽器という趣味をやっているので、披露宴とか2次会なんかで仲間の音楽で祝われるとかそういうのも憧れはあったりしましたが、まあいろいろ準備とか手間もかかるし、趣味で出会ったわけでもないし楽器やってるの自分だけだからいいかなと。
そのうち私が楽器をやっている姿を見せることが出来たらいいな。
私が一度捨てた人生を拾ってもらえただけでも感謝です。


一足も二足も遅れてますが、ようやく人並みの人生のスタートラインに到着しました。
人並みという表現はちょっと不適切かな。私が夢に描いたライフステージの一つが実現した、というところかな。
パートナーと決めた道を一緒に歩むのも人生。道を決めるのは独りだけど、その道の周りには同志がいるというのも人生。
とにかく自らの意思で決断した道を進むことが出来る人は、どんな状況でも幸せになれると私は信じてます。
もし誰かと歩む人生を望む人がこの文章を読んでいましたら、上から目線にならない程度に自分が経験して感じたコツをお教えします。
 

1.自分よりまず気になる相手のことを見る。いいなと思ったら、素直に思ったことを伝える。
2.自分を過小評価しない。でも過大評価もしない。客観的に自分を見れるようになるといいと思う。
3.ネガティブよりポジティブだとチャンスが生まれるかもしれない
4.誰かを好きになるという前に、まず自分を好きになる。自分のいいところを誰か気軽に話せる人に探してもらうといいかもしれない。
5.上の4つを実行するのが難しい環境にいると感じたら、環境を変える勇気と努力は必要。

というわけで、まだまだ未熟者ではありますが、これからは共に歩むパートナーと充実した人生を送ることが出来ればと思っています。
音楽活動は継続していくつもりですし、後押しもしてもらえそうです。多少は活動の量は抑えることになりそうですが。
どこかで僕のお嫁さんをご紹介する機会がありましたら、ささやかに祝福してもらえたら二人で喜びます。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

(chapter.115)

去年は音楽活動がほとんどなかったのですが、今年は徐々に音楽活動が復活してきて、コロナ後の世界がやってきたと実感しています。
まだまだ世界的には猛威を振るっている部分はありますが、国内の対策はしっかりされていて来年には収束も期待されます。
そんな中、積みゲーはどんどん増えていて収束は一切感じられませんので、毎年こうやって振り返って少しでも消化していこうと頑張っているのです。

2017年のクリア作品(7タイトル)
2018年のクリア作品(13タイトル)
2019年のクリア作品(13タイトル)
2020年のクリア作品(15タイトル)

いつもの注意事項ですが、冒頭にタイトル一覧書いておきますので、ネタバレ回避したい方は今回はそっ閉じしてクリアしてから見に来てください。

<タイトル一覧(クリアした時系列順)>
・ガンダム無双2
・第2次スーパーロボット大戦 破界篇
・スーパーロボット大戦W
・ファイナルファンタジー9
・ファイナルファンタジー
・レッドアリーマー 魔界村外伝
・ステラグロウ
・ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ


テンプレートは、タイトル→プレイハード→プレイ期間→進行度→所感→良かった点といまいちだった点 となってます。

■ガンダム無双2
[PS3]<2020年9月~2021年2月>
進行度:オフィシャルモードクリア、ミッションモードの全キャラ解禁&ストーリークリア
コーエーのお得意分野である無双と、バンダイの抱える人気コンテンツがタッグを組んだ!というシリーズの2作目。
PS3の作品ではあるものの、トロフィー非対応なので自分が納得できる範囲でクリアラインを引きました。
ランク4パーツ解放のためのミッションは難易度HARD固定で難しかったので諦めました。

☆良かった点
・無双シリーズ共通の良い点だとは思うけど、多数のキャラを自分で操作してお気に入りを育成し、敵を薙ぎ払うという爽快感。これに尽きるのかなと。
・スパロボシリーズではどうしても遠距離攻撃持ちのユニットが活躍しがちだけど、無双は近距離武器が映えるので、エピオンとかゴッドガンダムみたいな機体が活躍できるのは良かった。意外とボールの体当たりが使い勝手良い。

★いまいちだった点
・これも無双シリーズ共通のいまいちな点だと思うんだけど、やればやるほど作業感がどんどん増していくところ。本作は機体強化の為にミッション中にパーツをゲットするという部分があるので、そこに執着すると作業がハンパ無くなると思う。せめてトロフィー対応していれば別の視点でのやりがいが持てたんだけども。
・ミッションの解放条件が好感度によって左右されるのが非常に面倒。何回もフレンドミッションで対象キャラのガチャをしなければいけなかった。
・せっかく1対1の対決をしている最中に、フィールド内の雑魚が横やりをしょっちゅう入れてくるのがウザかった。テンポが悪くなって爽快感に欠けるので、無双シリーズの面白さの根底を阻害された気分。
・パーツにスキルを付ける機能で、結局自分が使いやすいスキル(例えばダッシュで攻撃できるオーラバーストなど)をみんなにつけるから、なんとなく個性が無くなってしまう。そもそもライセンス機以外の量産型はほぼ無個性なんだけどw


■第2次スーパーロボット大戦 破界篇
[PSP]<2012年3月~2021年2月>
進行度:1周目クリア
Zシリーズ2作目は、携帯機へプラットフォームが移行。基本的にシリーズ物は据え置き機で展開されていた中で、大胆な舵切りだなと当時は思ったものです。
一応管理上は3月からにしてますが、年末に帰省した際に実家から持ってきて、正月に出勤した会社でやってた記憶があるので、実質9年かけていた感じですね。
Zをクリアするまでは半年に1話とかでペース調整していたので、前半部分のストーリーがいまいち記憶にありません。この1年でかなりゴリゴリ進めて終わらせた感じです。

☆良かった点
・待望の00ガンダムが初参戦!マクロスFも初の声付き!という感じで、参戦作品の期待値が高く、当然ながら待遇もよかった。
・オリキャラのポジションが、他の作品と比べるといい塩梅だったと思う。過剰に絡みすぎず、程よく版権キャラ達と絡んでいた気がする。
・第2次αあたりからずっと続いていたユニット編成システムが久々に無くなり、インターミッションでの面倒な作業が随分と減ったのは結構ありがたかった。育成システムは若干考えるけど、従来ほど面倒な印象は無かった。
・映像や音楽は携帯機と言っても据え置きと遜色ないレベル。メディアインストールのおかげなのか、割と反応はサクサクだった。過去のPSP作品に感じたピーキーさは特に感じなかった。
・一応話は次の再世編に繋がる引きになってるんだけど、破界篇だけでもちゃんと区切りはつくところは良かったと思う。ラスボスはシリーズ中で比較するとかなりあっさりだったけど。

★いまいちだった点
・次元獣がめちゃめちゃ硬くて、改造は最終話でパーッと使うために金を溜めてるスタイルだと、こいつらが出てきたらほぼSRポイントの獲得は困難。
・前作から出てくる設定のスフィアについて、今作でも結局どういうものなのかいまいち掴めず。まあ、続編出すつもりだから根幹の設定は引き延ばしたいんだろうけど。


■スーパーロボット大戦W
[DS]<2018年9月~2021年5月>
進行度:1周目クリア
携帯機シリーズはGBAからDSへ。そのDSへ移行した最初の作品。
完全な初参戦はゴライオン、オーガン。他はJに前作もしくは関連作が出ていたテッカマンブレードIIとかフルメタふもっふ、SEED ASTRAYなどで固められているので、なんとなくJの続きみたいな印象もあります。
たまたま中古で1000円だったのを見つけ、衝動買いしちゃいました。

☆良かった点
・シナリオが秀逸。UXで感じた、あの巧みなクロスオーバーはこの作品で先に出ていたんだ!という感触が話の節々であった。
・オリジナルキャラの設定がよかった。クール系な主人公がずっと続いていた中でコミカルで愛され系だったのはマサキを髣髴とさせた。ラスボスは多分歴代でこんな扱いされるの初めてでは?という感じ。
・音楽はGBA時代だと結構アップテンポアレンジされていたけど、かなり原曲を再現する感じになっていた。
・DSLiteだとGBAの過去作を入れて連動したパーツ等を手に入れるという、引継ぎじゃないけれど何かお得なシステムもあった。

★いまいちだった点
・あまりないんだけど、しいて言えば常連さんにとっては物足りぐらいのかなり易しい難易度。Lより簡単かも。スーパー系も集中かければめっちゃ避けるし。
・オリジナル音楽でちょっと盗作問題が…Kで炎上した人。こちらはそんなに話題になってないけど、既にやってたんすね…。その肝心のKはファンからも不評なので着手しないかもしれないw

■ファイナルファンタジー9
[PS]<2020年12月~2021年5月>
進行度:エンディング
言わずと知れた国民的RPG・FFのナンバリング9作目。←去年の8のをほぼコピー
まだ8をクリアするずっとずっと前…多分2000年代中頃にDisc1の序盤をやったんだけど、結局FFから心が離れて放置。
で、8をクリアしたのと、ちょうど9を題材にした演奏会があるっていうんでいい感じでやってみようと思ったのです。
たまたま実家から持ってきた現物があったので、PS3で遊びました。初代PSソフトをPS3で遊べるのはいいね。メモリーカードが不要なので。

☆良かった点
・原点回帰をコンセプトにしていて、最初は世界感ぐらいかなと思っていたけど、実はちゃんと物語の中でも上手に盛り込んでいるということをプレイして理解。分かりやすくも考えさせられる秀逸なストーリーだった。
・音楽もいくつかの代表的なモチーフをいろんなアレンジで魅せてきて、従来の作品より劇伴感が強く出ていた気がする。そのため、一貫性もよく出ていると思った。
・過去作プレイ済みの人にはグッとくるネタも結構あった。特に原点ということでFF1経験済みだと良さげ。(偶然にも並行でやっていた)
・目的地など地名については会話の中で青文字になるから初見でもわかりやすい親切設計。フィールドもうまくこまめに区切ってある。
・戦闘システムが前作よりわかりやすいというか7のような感じに戻った。装備品でアビリティ育てるのはマテリアシステムと似ているので、前作のジャンクションとかドローのような初見で説明読み飛ばしたらほぼ分からないようなシステムではなかった。

★いまいちだった点
・目的地が分かりやすいという点で、初回プレイはほとんど寄り道をしなかったというのもある。まあ、期限が決まったプレイだったからというのもあるけれど。
・終盤で強制パーティー分けされる戦闘があり、そこは攻略情報知らないと初見ではキツかった。途中で合成とかサボって進めると有利なアビリティがなくて苦労するかも。
・序盤、回復キャラがいないことが多くアイテム渋るスタイルの自分には辛かった。途中でめっちゃポーションとか買い込んだ。こんなに回復魔法使えないバトルが続くのは珍しいのでは。
・バトルの面白さはゴリ押ししやすいのであまりないかも。といってもFFシリーズ全体的にその傾向あるか。

■ファイナルファンタジー
[PSP]<2021年3月~7月>
進行度:ギャラリーコンプリート
言わずと知れた国民的RPG・FFのナンバリング1作目。←上の9のをほぼコピー←ここまでもほぼコピー
実家にあったゲームを引き上げた際に紛れていて、多分弟のだと思うんだけど手つかずだったので、PSPのソフトを少しずつ片づけるために始めました。
FF1自体はiアプリ版でクリアしたことあるんだけど、随分昔で忘れてたので新鮮な気持ちで遊べました。

☆良かった点
・難易度調整などが割とちゃんと施されていて、どのジョブでも差がなく個性の出る感じで遊べるようになっている。
・戦闘や移動がテンポよいのでサクサク遊べる。実際、手順覚えた2周目では10時間足らずでクリアできた。
・音楽のアレンジが結構いい。ボス戦で追加されたオリジナルの曲は戦闘曲のフレーズをいい感じでアレンジしたもので好き。
・追加要素で歴代の作品なども出てきたり、ちゃんとシリーズ遊んでいる人にもアプローチした要素が多い。デフォルトネームも然り。

★いまいちだった点
・追加要素のカオスオブソウル、各カオスを倒した後の解放なんだけど土を倒した後にいかにもすぐ行く必要があるかのような演出なもんだから、その時点のレベルで行くとまずクリアできない。これはミスリード。
・同じく追加要素の時の迷宮、攻略情報見ないと全然ルート分からないし、難易度にバラツキが激しい。ギャラリーコンプを攻略情報一切なしでやるのはほぼ不可能と思われる。ただでさえ本編攻略以上に時間が必要なコンテンツだというのに。
・時の迷宮のボスに至っては、調整がおかしいせいでバフかけまくって避けて殴るだけの一方的な戦いしか戦略がないのでひたすら作業感しか無い。ドラクエ8の裏ダンジョン思い出した。本編の調整まあまあなのに、なんで追加要素はこうだったんだろう…と首をかしげるほど。

■レッドアリーマー 魔界村外伝
[GB]<2021年9月>
進行度:エンディング
カプコンの名作「魔界村」から生まれたキャラであるレッドアリーマーを主人公としたスピンオフ作品。
今年、FCB Live 15thで演奏することで知り、GBのVCで遊べるので購入。
この曲を自分が演奏したわけではないのでただ黙って聞いてたのですが。

☆良かった点
・音楽が良くて購入したので、作風と非常にマッチしていて切ない雰囲気もあってよかった。下村陽子さんも携わっていたらしく、なるほどと言わんばかりのコード進行とフレーズ感だった。
・レッドアリーマーの翼を生かしたアクションと操作性は、その外見から直感的に操作も覚えやすかった。
・ある程度の難易度はあるものの、覚えれば何とかなるような、魔界村本編ほどの難しさではないと個人的には思った。

★いまいちだった点
・昔の作品だったからというのもあるけど、無駄なフィールドエンカウントが気になった。別になくてもいいと思った。
・とにかく序盤が難しい。ステージ攻略ごとにパワーアップしていくんだけど、アクション苦手な人の救済システムが無いので突破できない人には辛い構成だったと思う。自分も序盤が一番ゲームオーバー繰り返した。
・エンディングがあっさりしすぎてた…もっとスタッフロールとかちゃんと入れてもいいのよ。当時3000円にしてはボリューム薄目だったかも。

■ステラグロウ
[GB]<2019年2月~2021年11月>
進行度:エンディング
剣と魔法のメロディアスSRPG、なんて謳い文句に誘われて購入。
確かサマーセールの高評価ランキング上位で見つけてDL購入したんだっけ。なんかスパロボ山積みだった時期だから、一つ終わらせたタイミングで着手したはず。
開発元はもう潰れてしまったらしいので続編や移植は絶望的だけど、版権事態はセガが持ってるのでまだ購入可能なはず。3DSのDL販売が続いてるうちは。

☆良かった点
・歌とか音楽を前面に売り出してることもあり、音楽は全体的に良かった。というか光田さんも携わっていたのね。光田さんではないけれど、魔女達の歌はどれも良かった。
・シナリオも全体的に良かった。王道感はあるけれど、読めそうでなかなか読めない急展開な部分とかにサプライズ感はあった。
・登場キャラもちゃんと個性が出ていて良かった。深堀りして成長をしっかり描いているし、SRPGの戦闘では没個性になりがちな設定も多いんだけど、ちゃんと武器や属性で個性を感じられた。

★いまいちだった点
・全体的な戦闘のテンポ感が良くない。ターン性を採用していないのに、距離を取ってると動かない敵が多いからそう感じるんだと思う。素早さステータスを表現するためにターン性を採用していないのであれば、ここは工夫が欲しかった。
・周回を前提としたデザインなのも気になった。経験値や自由時間の行動回数制限はまさにそれで、1周目では満足に堪能できない。レベル上げがやりにくいので、SRPG慣れてない人には多少難易度高めに感じるかもしれない。周回プレイはやりたい人が得するようにしてほしいと思う。やらなかった人が損するのは周回にさせちゃいけない。するなら例えばアンダーテールのようにもっとテンポ感良くしないといけない。
・ついでにいうと、周回で引き継げる要素が少ないってのも気になる。これからやろうかという気持ちが少しそがれてしまう。
・地形の高低差がちょっと分かりにくかった。ハードの制約上しょうがないのかもしれないけど、高低差つけるなら視点切り替え機能は欲しかった。
・会話パートのバックログが見れないのはどうなのかと。スーファミぐらいまでならともかく、もう今の時代はログ読み返すの当たり前だからね。スマホゲーでも大体ついてるし。

■ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ
[NSW]<2019年1月~2021年11月>
進行度:殿堂入り
Switch初登場のポケモンということで、これを機に本体を購入しました。
ピカブイデザインの本体はとてもかわいらしいです。
モンスターボールプラスという付属品がコントローラーになり、実際にボールを投げるモーションでポケモンを捕獲していくというスタイル。
スマホゲームのポケモンGOとの連動システムなどもありました。
物語のベースとなるのは初代赤・緑。ファイアレッドをクリアしているので物語自体はなんとなく覚えてはいるけれど、どのように進化しているのかを楽しむためにプレイしていました。

☆良かった点
・とにかく大画面で動くポケモンが可愛い。主役となるピカチュウやイーブイには声優もちゃんとついていて、アニメからポケモンに入った人も遊びやすい設計となっているように思える。
・レベル上げを従来のRPGのように意識しなくても、大体勝手に上がっていってくれてて各ジムに挑戦する頃には適切な感じになっているので、クリアまでのゲームバランスの調整は見事。
・シンボルエンカウントになったので、ダンジョンや長いところでは最低限のエンカウントで進めるのでストーリーも体感的にサクサクと進んでいた。
・ハードが据え置きタイプということもあって音楽のアレンジがどれも豪華で良くなった。

★いまいちだった点
・モンスターボールプラスでの操作が少し面倒。捕獲時だけ切り替えて使う、みたいな仕様にしてくれれば文句なかったんだけど。
・ピカチュウが強すぎてあまり他のポケモンの出番がなさすぎるのも寂しい。さすがに終盤は他のも必要だったが、それでも御三家と合わせて4匹いれば何とかなるほどに難易度は下がっている。低年齢層向けとはいえ、もうちょっとだけ難易度高めでも良いと思った。
・無理にポケモンGOとの連動をさせていたようにも思える。特に意図的にレベル上げをしたいと思った時、従来とは違う仕組みなのでちょっと戸惑う。


今年は8作品。仕事が変わってテレワーク終了になったり、音楽活動再開などでゲームに割く時間が下半期になればなるほど減っていったので去年の半分ぐらいになりました。
来年は引き続き音楽活動とか、引っ越しを予定しているなどで当面ゲームをやる時間がとれなさそうです。
それでも、記録しておかないとクリアしたゲームのことはどんどん忘れていってしまう体質なので、細々でもいいからゲームはライフワークにしていきたいと思います。

 

(chapter.114)

第1回は帰省かなんかのタイミングで参加できなかったんですよ。今回は無事、エンカウントできました。

【日時】2021/12/18 13:00~17:00
【場所】新宿

ゲーム音楽のセッションはこれまで色々参加してきました。
特にジャンル指定をするものは少なかったですが、振り返るとスクウェア・エニックス社のRPG作品が多かった気がします。
それならば、いっそのこと最初からメーカー・ジャンルを指定してやってみたらどうなるか?

主催されたのはこあらっぱさん。
私が知り合った時は、フリューゲルホルンで路上ライブという活動をしていました。
主にファイナルファンタジーなどスクウェア・エニックスの作品から選曲して、深くて優しいソロの音色に惹きつけられた多くのゲーム音楽好きとつながっていった彼だからこそ、この趣旨で仲間と盛り上がりたいと考えたのでしょう。
集まったメンバーはほぼ私の知り合いで、しかも半数以上が管楽器演奏者。
他のゲーム音楽セッションだとバンド楽器多めなんですが、今回ギターがゼロという状況。
やはり主催者によって集まる楽器は随分変わるもんなんだなと思いました。

スタイルとしては、即興ではなく事前リクエスト制。
リクエストを1曲だすことで正式な参加表明となります。
スクウェア・エニックス社のRPG作品なら何でもOK。
合併前の作品でも多分OKなはず。
RPGと付けば許されるっぽいので、アクションRPGでもシミュレーションRPGでもフォーメーションRPG(※1)でもギリギリセーフ。
とはいえ今回はみんな空気を読んで正統派できました。

※1)ファミコンで「キングスナイト」という作品がこのジャンルを提唱していますが、実質シューティングです。

コードで演奏するというより単音の楽器が多いため、事前に楽譜を共有できるなら出来るだけ共有しましょうというのもこの回の特徴。
セッションと謳いながらも、ジャズなどのジャムセッションとは全く違い、かといって吹奏楽のオフ会みたいなガチ編成募集でもない、その中間といった感じでしょうか。

曲の終わりはこんな感じにしましょう、という主催からのメモ書きもありました。ゲー音部とかでやると締め方が結構グダグダになる時もあるのですが、それはそれで楽しいのですが今回はもうちょっと音楽的な工夫を凝らしたいという思いが垣間見えます。
という感じで、久々にゲー音部以外のセッション会、スタートです!

・クロノ・トリガー/クロノ・トリガー
チャモさんのリクエスト。ピアノもお上手な方ですが、今回はエアロフォンでの参加。
演奏をする機会も聞く機会も多い曲なので、ほぼ全員が演奏に参加していました。
私は直近で演奏したのがFCBのバージョンだったので、その譜面で参加。準備の手間が省けましたw

・ファイナルファンタジー4/赤い翼
goldmanさんのリクエスト。トランペットの方なので、この曲は見せ所って感じです。
ちゃんと各楽器のいい音域のところを各自がとってきて、ちゃんと編曲された感じの重厚な響きとなった演奏でした。
ちなみに私の方でトロンボーンとテナーサックスの2パートを作り、ハモるように共有していました。
テナーサックスののっぺら~さんは朝から会場近辺でカラオケボックス探して、こもって練習していたらしいです。私なんにも練習しないで臨んだので、その話を聞いて偉いなぁと思いました。

・ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド/楽しい出逢い
さんそんさんのリクエスト。初めてお会いした時はテナーサックスを持っていたのですが、今回は1年とちょっと前に始めたというフルートで参加されています。
いや、音を聞きましたが社会人になって初めて2年未満とはとても思えないほどの音色でした。
息遣いや指使いは管楽器をやっていたというベースがあるとはいえ、口の形などセンスがなければ音を鳴らすことすら難しいといわれる楽器を、想像以上に吹きこなしていました。
肝心の曲の方ですが、作中ではモンスターを合成する時のBGMとして使われています。やりこめばやりこむほど頻繁に聞くようになります。
ノリの良いリズムの曲で、パーカッションも楽しく賑やかしてくれました。おかわりタイムではジャズ風に各自リズムを崩しての演奏。
この曲好きなんですが、ちゃんと準備する時間が無くていただいた伴奏譜面の和音からその場で即興でどれかを拾う感じで参加しました。なんかところどころ探りながらですいません。

・ファイナルファンタジー10/ブリッツに賭けた男達
tatsuさんのリクエスト。ブラスが濃厚な回になったので、この曲を選んだとのことでした。
10は未プレイなんですが、FFシリーズのハードが次世代機に移り、作風も段々と変わりゆく中で、サウンドの種類も質も変容してきました。
この曲は吹奏楽で演奏しても遜色のないぐらい、メロディからベースまでブラスシンセなサウンドで仕上がっています。
作中で聞くとまた印象が変わるのかもしれませんが、さわやかな印象の曲でした。
私はピアノ譜を参考にただリズムに合わせていただけですが、tatsuさんのドラムはリズムを丁寧に刻む感じがあり、どんな曲調でも万能に合わせてくれるので奏者としては非常に乗っかりやすかったです。

・ファイナルファンタジー6/幻獣を守れ
そうじゅさんのリクエスト。今回は管楽器の参加者向けにも細かなパート譜を書いてくれました。
普段はピアノ譜で伴奏やメロディなど色々やってもらってる感じですが、新たな世界へのチャレンジもこのセッションで行ってもらいました。
そういえばこんな曲あったなぁと思いながら、トロンボーンにもなんか美味しいところをもらえてました。
無茶ぶりしちゃいましたとおっしゃってましたが、実はトロンボーンは意外と細かいことも出来たりするんです。というか、人によるのですが私は比較的得意な方かもしれません。
なのでもっと無茶ぶりさせて大丈夫ですw
全体的にもサウンドのバランスなど、良い編曲されていたと思いました。と同時に、スタッカートとかテヌートなどの表現が自然と聞こえてきて、そうじゅさん自身の演奏技術も上がってるなぁと、久々にご一緒して思ったのです。

・クロノ・クロス/時の傷痕
ジョーイさんのリクエスト。普段はパーカッションのジョーイさんですが、この曲のイントロでティンホイッスルのソロをやりたいということでした。
以前にティンホイッスルの動画を上げていたことはあったのですが、人前で演奏しないとその楽器でデビューしたことにはならないとおっしゃってました。
新しい楽器を買って、一人で粛々と楽しむのも楽器の楽しみ方ではありますが、こうやって誰かと合わせるために一生懸命練習して披露するというのも楽器を楽しむ醍醐味です。
ジョーイさんはバンドもやってて、誰かと合わせる楽しさを知ってるからこそ、誰かと合わせるための苦労も惜しまずに出来る人なのです。
最初は恐る恐る入りだしたメロディも、だんだんと曲のイメージに馴染むような吹き方になっていき、良いデビュー曲になったと思います。

・ファイナルファンタジー9/守るべきもの
Choralさんのリクエスト。メロディを担当する楽器が次々と移り変わるこの曲は、今回のメンバーにちょうどあっていたと思います。
特に事前の打ち合わせはしていなかったのですが、各楽器の音色の特徴を各自が知っているからこそ、どこを奏でてどこを抜けるか、というのがイメージ出来て、実際その通りになったと思います。
私は勇ましさを表現するためにリズムに専念。チューバとちょうどハモれるようにピアノ譜の和音の上部をさらっていきました。

・ドラゴンクエスト4/ジプシーダンス
らいまるさんのリクエスト。今回はピアノとエアロフォンで参加。
曲は良く知っているのですが、これだけの編成の中で何をやろうかなと考えると、全く思い浮かばなかったため、当日楽譜なしのノリで参加しました。
単純にメロディと伴奏だけというシンプルな編成よりも、楽器が増えた時の役割がグッと難しくなるというのは、やはりすぎやまさんの音楽がクラシックであるという証拠なんだと改めて気づきました。

・ドラゴンクエスト5/大海原へ
まっつんさんのリクエスト。チューバでの参加です。
ゲーム音楽のセッションだと大体エレキベースがいるのですが、チューバだとエレベでは表現しきれないニュアンスの曲も出来るので、幅が広がります。
まさにこの曲はそういう曲。海の曲にエレキはちょっと無機質すぎるというか、もっと波にたゆたう雰囲気って、管楽器の息遣いとか、擦弦楽器(※2)のビブラートなどが得意とする分野かなと思うんですよ。

※2)さつげんがっき と読みます。弦をこする、つまりヴァイオリンとか弓で弾くような楽器ですね。反対にギターなど弓を使わずに指やピックで弾く楽器は撥弦楽器(はつげんがっき)と言います。

・ファイナルファンタジー8/Waltz for the Moon
こあらっぱさんのリクエスト。ワルツをセッションってなかなか難しいことやるなぁと思いましたw
クラシック楽器で行うアンサンブルでも難易度の高い曲調で、指揮者がいてもばらつくというか奏者がニュアンスをとらえきれないと美しきならないジャンルの曲です。
今回のメンツならなんとかなるんじゃないだろうか、というこあらっぱさんの挑戦状(=こあらっぱさんアレンジ譜面)を受け取りましたw
私はそれなりにワルツ勉強してきてるのでリズムは大丈夫ですが、全体で合わせるとなるとなかなか難しかったです。
それでも極端にバラけず、ちゃんと作中の美しいムービーが頭をよぎるぐらいの完成度にはなったかなと思います。

この辺で一旦換気タイム。休憩中に練習するのがコロナ前は当たり前だったので、この無音の時間が慣れないひともまだいるようです。

・ファイナルファンタジー5/古代図書館
しゃーくさんのリクエスト。ベース、パーカッション、音響周りなどセッションでの縁の下の力持ちポジションを確立されてる方です。
今回はベースをこあらっぱさんが担当。普段メロディしかやってないイメージですが、この曲なら簡単にできそうということでベースデビューされました。
ゲームでこのシーンを触れていないと演奏して楽しいのか微妙な曲ではないかと思うのですが、やはりこういうセッションに来る方はほとんどの方がゲームのシーンを理解しているようで、「レベル5デス!」とか「64ページ」とかでみんな爆笑していました。

・ファイナルファンタジー5/メインテーマ
のっぺら~さんのリクエスト。エンドタイトルもリクエストされてたからオープニングもやろう、なんてはにかみながら言ってましたが、私は知ってます。
彼はこの曲に思い入れがあるのです。セッションではなくバンド組んでやろうぜと、ゲー音部のにしかわ君に誘われた時に演奏したのがこの曲です。
なんとなく適当にやるのではなく、ちゃんと自分の楽器での役割を考えて演奏した初めてのゲーム音楽がおそらくこの曲だから、こういう役割がしっかりしたメンバーでのセッションでやりたかったのでしょう。
ちなみにその時の話はコチラ。もう4年も前のことです。
ゲームパワー忘年会で、バンドデビューとクイズ大会を開催した話。

最近は楽器のレッスンにも通っていて、4年前とは違って自信に満ちた音に変貌を遂げていました。
今後も彼の成長を図るバロメーター的な曲になるのかなと思いながら、私は当時とは違うパートを演奏してましたwだってベースいるし…。

・ドラゴンクエスト7/愛する人へ
M7さんのリクエスト。M7さんの名前に引っ掛けての7からだと思ってましたが違いましたw
セッションというよりは少人数アンサンブル向けの曲なので、金管楽器やパーカッションの面々はお休みしてました。
エアロフォンの良いところは、どんな曲でも原曲の音色に合わせられるから、演奏する方も聞く方もしっくりきやすいんですよね。
余談ですが、この曲を聴くとDQ7というよりはDQ10のイベントを思い出しますw

・オクトパストラベラー/海風を聴く街
めぐみさんのリクエスト。…なのですが、今回めぐみさんはお休み。それでも曲はやってしまおうという流れに。
私はお会いしたことないのですがアコーディオン奏者らしいので、この曲の前半部分はソロでというお話だったのですが、不在だったので他の方がやることに。
これも先ほどの愛する人へで演奏したメンバーが主体となってのアンサンブルでした。

・オクトパストラベラー/ボスバトル2
私、パリイのリクエスト。この曲は以前札幌で開かれたサウンドテスト000Cというイベントで演奏したのがきっかけで知りました。
当時もブラスである程度ハモるアレンジは出したのですが、今回のほぼ吹奏楽フルパートな状況を見て、改めてアレンジしてみたくなったのです。
今回のメンツはほとんど何らかのイベントで一度はご一緒しているので、大体力量というかどのぐらい無茶させても大丈夫かなどは分かります。
それを踏まえてみんなで盛り上がろうというコンセプトで、音を出すところ多めのアレンジにしました。
曲を始めて知る人はほとんど練習してくる時間もなかったはずなのに、かなりの完成度になり、とても満足です。
また、おかわりタイムで真っ先にそうじゅさんがこの曲をやりたいと言ってくれたのも嬉しかったです。アレンジがハマった証拠だなと思いました。

・ファイナルファンタジー4/最後の闘い
とんかつさんのリクエスト。セッションも終盤に来て、なんかえぐい曲が続きますw
この曲には、FF4で使われている楽曲のモチーフが色々出てきます。分かりやすいところで言うと、フィールドの曲とかゴルベーザ四天王の曲とか。
そういう色んなモチーフ盛り盛りの曲、好きなんですよ。でもセッションでやるには難易度高いので結構敬遠されがち。
とんかつさんは色んなセッションに参加して大体メンツの力量を把握しているからこそ、このリクエストが出来たのかなと思います。
ループ前の変拍子も初見合わせで崩れることなく通せていました。

・ファイナルファンタジー5/エンドタイトル
しーたさんのリクエスト。8分もある大曲です。本気ですか?本気ですよね、しーたさんですもんw
しーたさんも参加者に合わせてアレンジしてくれました。いやこんなん各自音取りせいと言われても途中で投げ出したくなるレベル…(--;
演奏時間はとても長いですが、繰り返しが結構あるので譜面自体はそこまで長くありません。
この曲をやるメリットとしては、繰り返しを曲通りの尺でやることにより、しくじった部分をリピートで何度もやり直すのでどんどん精度が上がっていくということ。
この曲をやるデメリットとしては、繰り返しが3回とか4回の箇所が2つほどあって、カウント間違えたら修正できないですw実際、1回分スキップしていたような気がします。
トロンボーンの譜面、ほとんど休みが無くて久々にガッツリ吹かされました。いい練習になりました!

・ファイナルファンタジー6/蘇る緑
これは課題曲として指定された曲。え、この流れでさらに長い曲やるんですか!?
ゲームの演出に合わせた曲なので20分ぐらいあるんですが、今回は前半部分だけということになりました。それでも10分あるのですが…。
前半部分は、各キャラのテーマを繋いだメドレーみたいになってるので、低音が強めな曲と高音で軽やかな曲が交互にある感じで、それなりに休める箇所もあります。
それでも曲自体が長いので、自分の吹きたい部分だけ音取りをするのだけでも2日かかりました。
第1回でもこの曲をやったらしいのですが、金管楽器がこあらっぱさんだけだったようで、よく曲が成立したなと思いました。
今回は各楽器の人がそれぞれの見せ所を遺憾なく発揮。こんなのオケの練習で何回も何回もやってようやく形になるような曲なのに、一発とは思えないクオリティになりました。

・ドラゴンクエスト2/この道わが旅
わかめさんのリクエスト。やはりこあらっぱさんといえば、この曲で締めないとね。分かってるリクエストです。
私も何度もご一緒しているので、この曲だけで言えば私のストックに10パターンぐらいの譜面がありますw
転調するところのソロは、毎回私にやらせてくれます。最初の頃はオクターブ下げてやっていましたが、リトルジャックやFCBで武者修行した結果、オクターブ上げでも吹けるようになりました。
私、合奏練習で集まる時以外は基本的に個人練習しない人なんですけど、それでも続けていると上手くなっていくものなんだなと実感できました。

セッションでやるには難易度の高い曲がいくつもありました。
逆に言えば、即興のセッションでは出来ないような曲も、このコンセプト(とメンバー)なら出来るということが証明されたのです。
きっとこあらっぱさんはそうなればいいなという淡い思いで開催を決意したと思うのですが、彼が思っている以上のクオリティになったのではないかと思っています。
しかし私はこれぐらいのクオリティは想定していました。集まったメンバーを見てそう確信したというのもありますが、こあらっぱさんが主催するという時点でそう感じたのです。
なぜなら、彼が音楽に対して非常に真摯に向き合う人であり、そういう人の周りには同じような人が集まるからです。
楽器の経験値はそれぞれ違うかもしれませんが、ゲーム音楽を愛する方向性は一致していました。それがこの回の最大の成功ポイントだなと思うのです。

いろんなジョブ(楽器)があって各自のアビリティ(演奏やそれ以外の得意な分野)でどんなシーンも突破して。まさにRPGのようなセッションでした。

今回来れなくて興味ある人も、きっとこあらっぱさんのように音楽に真摯に向き合う人に違いないと思います。
だからこそ、第3回以降も期待したくなるのです。

 

(chapter.113)

[日時]2021/11/23 17:00~
[場所]さいたま市文化センター大ホール

常設のゲーム系演奏団体では一番聞きに行ってるコスモスカイさん。今回で3回連続となりました。
今回の会場は初めて聞きに行った第7回と同じさいたま市文化センター。なので、なんかホームに戻ってきてくださった感覚が個人的にあります。
これまでの歴史を見るとどこかをホーム拠点にしているって感じはなさそうですけどね。

■プレコンサート
私はギリギリ着でほぼ聞けませんでしたが、以下の曲目をやっていたようです。
バンド編成でやってたのがおそらくグラブルの曲だったのかと。
・オクトパストラベラー
・グランブルーファンタジー


■1st Stage
・Jump Up, Super Star!
スーパーマリオオデッセイの人気曲。今回は…いや、今回も、MCの吉田さん大活躍でした。
原曲は女性ボーカルなんですが、男性ボーカルバージョンもいいですね!
というか、吉田さんだからいいのかもしれない。発音めっちゃ綺麗だし。
プロだから当然なんですが、一つ一つの子音がはっきりしてるから、言葉が聞き取りやすいのです。
演奏も素晴らしかったです。ジャズがお得意なおにく先生の指示がちゃんと行きわたっている演奏だと感じました。

・オクトパストラベラー ボスバトル2
あらゆるゲーム音楽演奏関係者に注目され、演奏されている曲の一つ。
知ってる曲だったので期待していったのですが、ちょっとだけ残念なところが。
音のバランスがあんまりよくなかったです。弦がすっごい埋もれて、肝心なメロディが抜けてしまう部分が結構ありまして。
ベースとドラムが強すぎたのかな?あとトランペット。管の中音域もそんなに聞こえてこなくて勿体なかったです。
ボウイングなど視覚的に捉えられる部分だけ見たらちゃんとそろっていたから、もしかしたらアレンジの問題なのかもしれない。
また違う形で聞かせてほしいなと思いました。

・ファイナルファンタジーXIV メドレー
一方で全く知らないで聞いてましたが、カッコイイ曲のオンパレード!
FF5に出てくるオメガがモチーフになっているらしく、吉田さんが演奏前に熱く語っていました。
鬼気迫る感じのバトル曲だというのは聞けばわかるのですが、照明がいい仕事をしてくれます。
コスモさんは一つの演奏会で色んな曲を取り上げるので、すべての曲を知って聞きに来る人は少ないと思います。
そこで色という情報を与えることで、作品を連想させることが出来るのです。
何か民族調の曲が真ん中ぐらいにあったと思いますが、それが良かったです。
ここでも一つだけ勿体ないなと思ったのが、コーラス隊のマスク。
ちゃんとマイクがあるから音は拾ってるのですが、なんか平面的に聞こえてしまうのです。
コンサートホールで聞くからには生の息遣いが大事で、それがマスクによってカットされてしまう。
今回は人数分のマイク配置が困難で仕方なかったとは思いますが…マスク外して合唱OKに戻るにはまだ時間かかるのでしょうかね。

・ゼルダの伝説 Breath of the Wild メドレー
こちらもFF14同様に着手していないのですが、緑の照明から始まる演出はゼルダシリーズを連想させてくれます。
会場のあちこちから鳥のさえずり音が立体的に聞こえてきます。そう、こういうのを感じたくてホールに足を運びたいんだ、という感情を思い起こさせてくれる演出でした。
ここも一つだけ気になった点といえば、ソロの方々全体的にもうちょっと頑張っていただきたかったなーと。
バストロがすっごく頑張ってたのは印象的でした。なんとなく、ガノン戦とかそんな感じの曲なのかな。

■2nd Stage
今回は「COSMO the World Festival」と称しての劇伴コーナー。

・We Will Rock You
ボヘミアンラプソディで知った人も多いと思う、クイーンの名曲。ドンドンパッ、ドンドンパッ のリズムをお客さんの手拍子も交えて再現しました。
各パートが順々に立ち上がって立奏をはじめ、最終的にチェロ以外全パート立っていたのではないかな。吹奏楽ではよく見ますが、オケでは珍しい光景でした。

・Saahore Baahubali
イギリスの次はインド。バーフバリという、数年前に大ヒットしたインド映画です。
俺もそういえば見に行った!けど曲はそこまで覚えていない!
でもなんかカッコよかった!唸る吉田さんも新鮮でよい!というかほとんどここまで吉田さんのための選曲って感じ!
舞台下手側にいた、グノーシナの男性で袖をまくってた方が今にもインド映画さながら踊りだしそうな空気を醸し出していたのがジワジワきましたw

↓この写真の方

 

・Gun's & Roses
バッカーノというアニメの曲らしいです。アメリカのバンドかなーと思ったのは私だけじゃないはず…。イタリアが舞台だそうです。
で、イントロからなんかビックバンド風でおしゃれで、心を撃ち抜かれるわけです。
Tank!みたいな感じのカッコイイ曲で、サックスが次々とソロをやるのですが、全員カッコよかった!
特にバリトンサックス。超絶テクニックでした。あそこまでブイブイ言わせるバリサクは滅多に聞けなかったので至福でした。

・Tir na n'Og
・怒れる大きな白い馬

ポップンミュージックから2曲。前者がアイルランド、後者はモンゴル。
どちらも日本人がよく聞く音楽と比較すると民族調が強いのですが、どちらも良さがあります。
特にケルト音楽好きなので、ティルナノーグ気に入りました。
白い馬も良かったです。チェロソロやってくれましたが、やはりちょっと音量小さめだったのでもうちょっとマイクで拾ってあげても良かったのではと思いました。

・In Memories "KO・TO・WA・RI"
・哀と悲
・名探偵コナン メインテーマ~緋色の弾丸バージョン~

ここからは日本作品のターン。るろ剣の映画、NARUTO、コナンと続きます。
るろ剣の映画もNARUTOも見ていないのですが、弦主体の曲で今まで埋もれがちだったセクションの一体感をようやく感じられました。
コナンはみんな知っているからか、ノリノリで演奏していましたね。
映画によって少しずつアレンジが違うそうです。これはコナンマニアにはたまらない演奏だったことでしょう。

・檄!帝国華撃団
サクラ大戦のおなじみの曲。さらに今回は、新サクラ大戦バージョンも加えての特別バージョン。
トランペットが素晴らしかったです。ハイトーンめちゃめちゃ頑張ってました。
ホーンセクションがすごくまとまってて、みんな好きなんだなというのが良く伝わってきました。私も好きですw

・JINGLE Swinging Report Show! / Mexican Flyer
舞台は地球を飛び出て宇宙へ。コスモスカイっていう団体名なぐらいですから、宇宙を感じないとですね!
まさかこの曲を生で聞く機会が来るとは思っていませんでした。メキシカンフライヤーのベース音聞くだけで大体みんなワクワクしませんか?私はします。
せっかく聞けたのになんですが、ちょっと音色がクリアすぎたかな。もっと曇った感じのサウンドで聞きたいの、この曲。贅沢言ってるのは分かるんだけど。
でも生演奏だとこうなるんだなー!ってのが分かってよかったです。

コロナ禍になって、自粛生活というのを強いられるようになり、世界に目を向ける機会が減った人がほとんどだと思います。
世界にはいっぱい、素敵な音楽があるんだということを改めて思い出させてくれる、アフターコロナの幕開けとして相応しいステージだったと思います。

■3rd Stage
・スマートフォンゲームメドレー(未来を超える希望の騎空団)
ゲーム音楽のコンサートといえば、やはりコンシュマーゲームが主体。アーケードやスマホゲームはなかなかピックアップされない実情があります。
そんな中で果敢に攻めたメドレーです。ピックアップされたタイトルは「Fate/Grand Order」「メギド72」「GRANBLUE FANTASY」「アナザーエデン」の4作品。
この中で私がプレイ経験あるのはメギド72だけですが、他の作品もタイトルは知ってて、フォロワーの誰かがどれか1つに熱狂的というパターンを結構見かけます。
新情報が発信されると、大体TLがその話題で埋まるからわかるのですw

今回は、メギド72の公式奏者である倉持さんが参加しており、生演奏を披露してくださいました。
おお…ゲームプレイしてたら聞こえてくる音そのまんまだ!
私の斜め前にいた女性は、倉持さんの音が聞こえてくるなり号泣しておりました。分かります、その感情。2次元だった存在が3次元で目の前に現れると脳の処理が追い付かなくなるわけです。
倉持さんのサックスの音色、すごくクリアなのです。一般的には弦楽器の音色に被って良さが損なわれてしまうのでオーケストラにはなかなか乗っからないという説がありますが、倉持さんの音はいい感じで弦の音色に溶け込んでいる感じがしました。
これは技量だけでは何ともならない、天性で持っているカラーだから出来ることともいえるでしょう。
演奏とは関係ないですが、思ったより高身長な方でした。吉田さんと並ぶと頭一つ分ぐらい違って見えて、190近くあるように見えました。

で、他の作品は未プレイながらもそれぞれのカラーが出ているサウンドでした。
グラブルはホーン系の重厚感が良く感じられ、アナデンは逆にギターのサウンドがオシャレな印象。
最近はコンシュマータイトルのスマホ移植とか続編みたいなのが多いですけど、目先の利益に囚われた展開ではなくスマホオリジナル作品での良作がもっと生まれて、サービスも長く続いて音楽が愛される、そんな文化が広がればいいなと思う次第です。

・ファイナルファンタジーIV メドレー
オープニングからエンディングまでをギュッと4楽章仕立てで凝縮したメドレー。
せっかくなので一通り記述しておきます。
第一楽章~暗黒騎士~:プレリュード、赤い翼、バロン王国、愛のテーマ
第二楽章~旅立ち~:メインテーマ、バトル1、バトル2、勝利のファンファーレ、仲間に加える
第三楽章~聖騎士(パラディン):ミシディア国、ギルバートのリュート、トロイア国、踊る人形カルコブリーナ、黒い甲冑ゴルベーザ、ゴルベーザ四天王とのバトル
第四楽章~ふたつの月~エンディング~:巨人のダンジョン、最後の闘い、エンディング


原曲重視のアレンジではありますが、なんとなく最近アレンジされてるテイストも混じってる印象を受けました。
ピクセルリマスター版が出ていて、私は触れてないので分からないのですが、なんかそんな感じの豪華さが相まったアレンジでした。
曲間の繋ぎがスムーズというか非常にしっくりくるのも良かったです。
やはりこの曲もあらゆる団体が演奏しているので特徴を聞き比べやすいわけですが、コスモさんは劇伴演奏に長けているという特徴からか、アレンジもまさに原曲重視で生演奏らしさもプラスして、という感じでした。
作品を深堀りしたアレンジもあれば、原作重視…ゲームのプレイ感覚を大事にするアレンジもあります。人それぞれです。
今回のアレンジは、コスモさんらしさ全開のアレンジと演奏だったと思いました。

一番好きだったのは第三楽章。ミシディアの曲をほぼ原曲で聞けたのは今回初めてで感動していました。
ギルバートの曲ってずっとハープだと思ってたけど、あれリュートなんですね。今回はアコギで完全再現していました。
そこからのトロイア国のハープイントロにつながり、そして私が大好きなカルコブリーナ。木管の音色がバッチリはまってましたね。

■アンコール
・コスモ7+2
せっかく倉持さんが来てくださってるので、ということでメギド72の曲を追加で。
また斜め向かいの女性が泣いています。私も泣きそうでした。

・コスモスカイ スタッフロール
FF4の曲に乗せて各パートがメロディを立奏するという、オリジナルアレンジのメドレー。
演奏後に指揮者が次々と立たせる展開あるじゃないですか。あれに演奏をくっつけたものだと思ってください。
ずーっと拍手し続けていると疲れますよね。演奏を交えてこうやってやってもらえると、すごく観客に優しい終演を迎えられる気がします。
特に昨今は分散退場で長時間待つので、満足度高くサクッと終わったこの展開は非常に印象が良かったです。
全パートにスポットが当たって本当に良かったと思います。最後はカラフルにミラーボール回して大団円。
しかし一番目立っていたのは、ゴルベーザのコスプレで登場したおにく先生でした。

 

 

完成度めっちゃ高っ!
ニクベーザと早速呼ばれていて、上手いこと言うお客さんいるなぁと思いましたw

■その他気になったこと
奏者一覧がパンフレットに掲載されていないことが気になりました。
QRコードで読み取る方式にはなっているのですが、なぜそうなったのか?何か理由があるのかよくわかりませんが…。
演奏を作り上げている人の情報はやはりセットで掲載されていてほしいなと思いました。

チラシはまあ、QRコード配布がだんだん主流になりつつあるからいいと思います。
紙媒体廃止をコロナ対策と銘打つのはどうかと思います。根拠ないよね?
どちらかといえばSDGsとか流行ってるんだから資源節約のためとか、そっちの方がまだ納得できます。

この情勢でなかなか思い通りに準備が進まない部分もあったのかなという部分は少し感じられましたが、ノリはいつものコスモスカイ健在でした。
MCの吉田さんやゲストのコールグノーシナさん、倉持さんなどコスモのノリを分かって演じてくれる人たちの支えも受けて、再び我々の前に姿を見せてくれたことに感謝しています。

 

(chapter.112)

[日時]2021/10/31 13:00~16:00
[場所]都内某所レンタルスペース

 

コロナ禍になってから、なかなか活動が出来ない状況が続いていたゲー音部。
去年の第3波が落ち着いた辺りで野外はやっていたのですが、私はタイミング会わずで不参加。
それ以降、第4波、5波と変異株の結構危険な感じのが来ていたので自粛せざるを得ない状況でした。
ようやくなんだかんだで落ち着きを見せ始めたので、部長から何かやりましょうと宣言。1年ぶりの再起となったのです。

とはいえ、いきなり不特定多数を呼び込むほどの心の準備が出来ていない状況なわけです。少なくとも私は。
1年もお休みしていたんですから、大なり小なり部員の皆さんはそんな気持ちを持っている人がほとんどだったのではないでしょうか。
そういう心情も配慮の上、今回は部員限定で行うことになりました。
当初は換気の良い野外を予定していましたが、なんかゲー音部の野外は雨に見舞われるというジンクスがあるようなので、広めのレンタルスペースを借りての開催に切り替わりました。
本当に雨が降ってきたので、英断だったと思います。
さらに部員限定の配信をおのさめくんがやってくれたり、岸和田さんがモニターにゲーム画面映してVJやってくれたり。
みんなが得意分野を生かしてにぎやかしてくれる感じ、すごく懐かしかったです。
こういうのはスタジオじゃ出来ないのでレンタルスペースもいいなぁと思いました。

今回は原則事前リクエストなしでその場で思いついたことをパパッとやりましょうという回。
私が参加し始めた頃、テーマを設けて掲示板にリクエストしたい人はする、という流れだったのですが、初期のゲー音部はそういうのはなかったそうです。
参加した人が好きなゲームの思い出を共有し、みんながそれを徐々に覚えていって体にしみこませるスタイル。
何度も言いますが、久しぶりの開催です。その間、楽器を触っていなかったという人も結構います。
事前リクエストが沢山舞い込むと準備が大変というかプレッシャーに感じちゃう人もいるだろうということで、今回は色んなリハビリを兼ねた回にしようという配慮を感じました。

どんな曲をやったかは省略します。
というか、今回クローズでやるってことだったからブログ書く気がなかったのでメモしてなかったですw

でもやってること自体は別に隠していないし、やましいことをしているわけじゃないので、書ける範囲で感じたことを残しておくのはいいことだと思って執筆しています。
部員限定配信を見返してもよいのですが、大体今までやってきた曲ばっかりなので、一度は私がブログで書いたことのある曲ばかりだと思っていただければ。
何も書かないのもアレなので、自分がリクエストした分だけ書いておきます。

・イース/FIRST STEP TOWARDS WARS
先日のFCBでイースメドレーをやりましたが、ゲー音部バージョンも聞きたくてリクエスト。
楽譜が整ってるFCBのも最高でしたが、何の準備もなしに即興で奏でてしまうゲー音部バージョンも最高でした。
FCB版のトロンボーンパートは、この曲そんなに目立つところではなかったのです。なので今回は自由にやりたくてユーフォニアムでほぼずっとメロディ吹いてました。
多少リズム違ったり音うろ覚えだったりはしましたけど、流れは覚えているのでなんとなーくやれたかなと。
あとはしんざきさんがなんとかしてくれるだろうと思ってたので、ホントその通りになりました。まもせめさんのハーモニカの音色も結構聞こえてきたなぁ。


楽しい時間が過ぎるのはあっという間でした。さっき始まったばっかりだと思ったら、すぐ終わった感じ。
事前リクエストある回はそれはそれで良くて、こういう何も考えなしに始まる回も良くて。
とにかく何やっても良いと思えるぐらい、みんなゲームのこと好きで好きでしょうがないんだなと思いました。

久しぶりの方と色々お話をしたかったのですが、それは皆さん同じ気持ちで時間が全然足りませんでした。
軽く挨拶できた方もいましたし、声をかけるタイミングを逸した方もいます。
なので…とても楽しかったよー!という気持ちをここに残しておきます。
札幌や関西からも遊びに来てくれたさば夫さん、岸和田さん、Sugiさん、おゆきさんありがとう!
また札幌や関西も活動再開してタイミング会う時は顔出しますね!
メロディでリードしてくれた方々、コード演奏してくれたギターや鍵ハモの方々、ハモってくれた方々、ベースで支えてくれた方々、パーカッションでリズム取ってくれた方々、譜面用意してくれたこあらっぱさん、演奏に乗らなくても体でリズム取って楽しんでた方々、みんなありがとう!
こういうのを役割分担しなくても各自が最適なことをやってくれる。これがゲー音部だった…!思い出したよ!
とにかく、なんか楽器のバランスがすごくいい回だった気がします。

個人的に悲しかったのは、前にやったことを結構忘れていたりすることですね…
ロマサガのバトル2なんかあんなにやってたのに対旋律忘れちゃって、楽譜探しているうちに高速で終わっちゃったり。てかテンポ速いよみんなw
そういうのも含めて、これからまたみんなで少しずつ思い出しながら楽しさを共有していきたいですね。
今回、マスク着用とか基本的な対策は当たり前のように全員しっかりできていたと思うので、今後も社会情勢に合わせて対応しつつ、新しい仲魔もまた迎え入れられるようになればいいなぁと思います。
 

(chapter.111)

[日時]2021/10/3 14:00~
[場所]東海市芸術劇場 大ホール

約3年ぶりにゲーム音楽のコンサートを聴くために遠征をしました。
最近は自身の活動と重なってなかなか行く暇もなくなってきていますが、今回はタイミングに恵まれました。
元々、この演奏会は2020年の11月に予定されていた記憶があります。しかし、何度も他の記事で触れていますが、去年は全国的なコロナウイルス感染拡大の影響で開催困難な団体が続発し、ほとんどが延期もしくは中止となってしまいました。
NGMSさんもその一つ。さぞかし無念であったと思いますが、この延期がなければ私は行っていなかったかもしれません。
というのも、今回行くキッカケをくださったのが、団員のヤツミさん。
数か月前、私のフォロワーさんである、もももさん主催のオンライン合奏企画でご一緒させていただきました。
ヤツミさんは演奏の他、動画編集にもご協力くださっていました。
本筋とちょっと離れますが、せっかくなのでここで便乗して宣伝しますwその節は素敵な動画をどうもありがとうございました。

 


私はこれまでほとんど名古屋方面の人脈がなく、なかなか足を伸ばすきっかけがありませんでした。
これを機に、ついでに今年ちょうどFF9もクリアしたばかりで記憶が鮮明なうちにもう一度聞いておきたいと思い、訪問を決意しました。

直近になり、コロナワクチンを打つタイミングがちょっと近かったので行けるかどうか微妙だったのですが、当日までに発熱は収まったので、個人情報を送信していざ出発!
入場は無料ですが、何かあった際の情報提供用に個人情報提出が必要とのことで、グーグルフォームで送った履歴が実質的な入場チケットとなりました。

■幕前演奏
名駅でひつまぶし食べてたら意外と時間かかったのですが、なんとか間に合いました。

・ファイナルファンタジーIX バトル2
9人ぐらいの編成で、いきなりボス戦!会場のテンションを一気に上げてきました。

・オクトパストラベラー 魔女と呼ばれる者/覚悟を決める時/魔神の血を継ぐ者
オクトラは現在絶賛プレイ中!と言えるほどの進捗ではないのですが…この曲はまだ聞いたことないけど、なんかカッコよかった!そして突然の歌。
今回奏者の皆さんは黒のマスクで統一されていたのですが、ヴァイオリンの方で一人、マスクが白いバンダナ風の方がいたので変だなと思って見ていたら歌のためだったのですね。
高音のビブラートが綺麗で聞き入っちゃいました。合唱をたしなまれている方だったのでしょうか。多彩でうらやましいです。

その他、幕前ではないのですが各部開始前に4人ぐらいでジングルサイズの演奏をする光景もありました。

■第1部
・メギド72
ソロモン王の伝説/辺境の剣/魔を統べる少年/紅の一戦/勝算の一手/絶望を超えし存在/ソロモン王の帰還
今回、私がもっとも楽しみにしていたのはこの曲。
他の作品は正直、関東圏にいればどこかがガッツリ演奏してくれるような作品ばかりなのですが、メギドは逆にフルオケで聞くと重たいだろうなーという曲調なので、バンドもしくはオケ楽器でやるなら小編成か弦楽オンリーぐらいが良いなと思っていたのです。
といってもゲーム自体はそんなに進めていなくて、2章の途中で急に難しくなって(というか育成が必要になって)しばらく放置してたのを、今回きっかけにまたちょっと再開し始めたところです。
演奏前に指揮者がクルっと客席を向き、手の甲を見せつけます。あ、あれは!ソロモンの指輪と入れ墨!少し前方の右側に座っていたので、しっかり見えました。
演奏は期待通りの、いや、期待以上のクオリティでした。アプリを立ち上げて、クエスト本編を進めている様子が目に浮かびます。
この曲に限らずこの先もずっとそうなのですが、チェロバス(※1)の厚みが素晴らしいです。よく揃っているからだと思います。

※1)チェロとコントラバスの2パートを合わせてこう呼ぶことがあります。オーケストラ編成では同じような動きをオクターブで任されることが多いため一くくりにされるのですが、パンフの楽器紹介を見る限り楽器の祖先は違うそうです。これ以上詳しい話は各自ググってください!

ヴァイオリンパートがちょっと先走りがちな傾向かなと思ったのですが、弦楽器のみだとリズム楽器がいなくて、旋律が曲のテンポを引っ張る必要がありますし、メギド曲に至ってはこれぐらいの疾走感も似合うなと思ったので全然ありです。
曲間のつなぎ方も上手いと思いました。これをアレンジした人はちゃんとゲームをプレイしているんだなというのが繋ぎ方から感じられましたし、そもそも原曲の曲調に統一感があるから繋ぎやすいというのもあるのかもしれません。
同じようなモチーフもいろんな曲で引用されていますしね。

演奏後、団長挨拶がありました。反響板にはゲームのキャラカードをイメージしたオリジナルの画像が!
そしてBGMにデータダウンロード時の曲を演奏している!
これはプレイヤーにとってうれしい演出だといえるでしょう。
今回の演奏会は感染者減少による緊急事態宣言解除と台風後の晴天という2つの追い風に恵まれた、という感じの挨拶を、眠ったまま起きないお子さんを抱っこしながら語っておりました。素敵な話なんだけど、ちょっとシュールでしたw

・オクトパストラベラー
8人のキャラクターテーマをメドレーにして演奏。
アレンジサントラがあるようで、それを元に弦楽器編成用にアレンジしたとのことです。
ご存じの方も多いと思いますが、登場キャラ8人の頭文字をつなげるとOCTOPATHになるので、演奏もその順で行われるメドレーでした。
私はまだ序盤で止まっていて、プリムロゼ、オルベリク、アーフェン、トレサの4人しか仲間にしていないので他4人のテーマをゲームより先に聞いてしまったわけですが、サイラスのテーマのちょっと転調するところなんか好みです。
今度はバトルメドレー聞きたいなぁと思ったら、もう2年前にやってたんですね。再演期待しています!

・スーパーマリオ64
ピーチのお城/ゲームスタート/メインテーマ/無敵マリオ/ウォーターワールド/さむいさむいマウンテン/スライダー
マリオ35周年でswitchで3Dコレクションとして期間限定発売されていたことでも話題になった本作。その中から、弦楽器が映える弦映えセレクションとのことです。
確かに、ピーチのお城なんか弦楽アンサンブルそのもので、あのアルペジオは管楽器では表現が難しいです。
ピックアップされた曲で共通しているなと思ったのは、ベースラインが良く動いているということ。メギドの時も思いましたが、パーカッション抜きの編成でも向いてるのは、ベースラインに動きがある曲だと思うんですね。
メインテーマなんか私も演奏したことありますが、まさにベース大活躍の曲だと思います。
一番良かったと思ったのはスライダーです。1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンの掛け合い、その後に来るチェロバスへのメロディ引継ぎというあたりがこのメロディと第1部の締めに相応しい盛り上がりで、考えられた構成だなぁと思いました。

■第2部
開幕前に、何か舞台上でコントが…スタッフの方が電話を取る茶番小ネタも。着信音がガルディア王国千年祭のチップチューン風で、手が込んでるなと思いました。
指揮台に置いてあった包みはお弁当なのかな?ゲームやってないと分かりにくい形状でしたが…持って舞台袖へはける最中に、司会者の女性とぶつかって助けるシーン。ああ、クロノがマールとぶつかるアレですね。
あと、箱馬(※2)が指揮台の隣に置いてあって、その上に何か乗っかってます。この後何か使う小道具でしょうか。

※2)検索すればどんなものか画像は出てきますが、ホールや舞台においては平台を組み上げて段を作るための土台。余談ですが、吹奏楽やオーケストラの金管楽器奏者が主に平台を使うため、練習では自分たちで組み上げることも結構あります。

という感じで、何かを期待させる感じで演奏開始。

・クロノ・トリガー
クロノ・トリガー/やすらぎの日々/ガルディア城~勇気と誇り~/王国裁判/隠された事実/ガルディア王国千年祭/星の祝祭
第1回演奏会で中世編を演奏されたそうで、今回は現代編をピックアップされたようです。
こういう何年もかけて作品をなぞっていくのは、常設団体ならではの楽しみ方だと感じます。一回の演奏会で1作品をまるまるなぞる企画モノもそれなりの良さはありますが、私は常設団体だからこそできる分割方式も好きです。
演奏で気になったのは、原曲との調違い。やすらぎの日々はト長調になってたかな?千年祭もハ長調だったような。あとガルディア城も違ったけど何調かは忘れました。これは楽器の特性上、演奏しやすくしたと考えてよいのでしょうか。
王国裁判のシーンになると、プロジェクターでゲームシーンの再現が始まります。と思ったら、さっき舞台上で行っていたコントをもとにしたアレンジじゃないですか!裁判にかけられるのは、赤髪の黒野鳥雅氏。くろのとりまさ…いや、クロノトリ…ガww
ホールで電話とか飲食してるとか一般的なマナーの説明を盛り込むのも上手いと思いました。
クラシック音楽のお客さんにはまず居ないのですが、ゲーム音楽ファンでこういうところに聞きに来る人で、ホールマナーをご存じない方はまだまだいるみたいですからね。
裁判は有罪・無罪が半々に分かれ、決着は…大逆転裁判に持ち越すとのこと。このネタコンボも秀逸でしたね。
ガルディア王国千年祭から星の祝祭へとつなぐメドレー、あまり見かけない構成だったので良かったです。コントラバスが曲中でクルッと楽器を回していたのも、お祭り感をいい感じで表現出来ていたと思います。

・大逆転裁判
今回のプログラムの中で、唯一全く触れたことが無いタイトルでした。

I:成歩堂龍ノ介~冒険の序曲/御琴羽寿沙都~新世界に咲く花/亜双義一真~使命のサムライ
第1楽章はキャラテーマメドレーという感じでしょうか。このタイミングか、次の楽章か忘れましたがキャラクターが2人登場します。主人公の成歩堂君と、シャーロックホームズだそうです。え、ホームズが出るの!?と若干ネタバレ食らった気分。
音楽の重厚さは、近代風の重厚でレトロな感じのハーモニーだなと感じました。

II:推理の主題曲~論理の向こう側/共同推理(TYPE A)/共同推理(TYPE B)/共同推理(TYPE C)/ジングル:推理完了
ここで本格的に演出開始。またもプロジェクターで反響板に映像が流れます。おそらくゲームの画面を模して作成されたオリジナルの映像かなと。
これはゲームプレイ済みの人が見たらよく出来たネタだと理解できたんでしょうねー。動画公開楽しみにしています。
演出の詳細については割愛しますが、スタッフいじりをするという、行き過ぎると内輪ネタになりかねない部分をいい具合のさじ加減で客席交えて笑いに昇華させていました。
原作を全く知らない自分でも面白い演出だなぁと思えたので、ネタと内輪受けのバランスが絶妙だったのでしょう。

III:バロック・バンジークス~大法廷の死神/大逆転裁判~開廷/大尋問~モデラート/大尋問~アレグロ/成歩堂龍ノ介~異議あり!/審理は紛糾する/最終弁論/核心/追及~大逆転のとき/勝訴~友に捧げる大逆転/終幕
指揮台の隣に設置されていた箱馬の上の物、アレはガベル(※3)だったんですね。

※3)コンコンと叩く木槌のアレ。こんな名前だそうです。日本の裁判では使われませんが、大逆転裁判の舞台がロンドンらしいので、置いてあるのは正解だと思われます。どちらかと言えばオークションで見かけますね、アレ。こんなに細かく解説しても、多分今後もガベルという名前は覚えられずに「木槌のアレ」って言い続けると思います。

徐々にテンポアップしていくところがメインの裁判シーンだなと思わせてくれますし、追及のテーマはワクワクしますね。他の作品の追及は聞いたことあるのですが、この追及も良かったです。
核心のヴァイオリンパートのピチカート、迫力あってカッコよかったです。ヴィオラとの掛け合いも印象的でした。
正直、演出が面白くて見入っていたので、曲は半分ぐらい聞き流し状態ではあったのですが、これこそゲーム未プレイの人にゲーム本編の魅力を伝える最高の演出だったのではないかと思います。
他のタイトル目当てで来たお客さんを大逆転裁判のファンにさせるという目論見、少なくとも私にはハマったようです。

ところで、第2部はヤツミさんがコンミスを務めておりました。ガルディア王国千年祭でのソロ、バッチリ決まっていて素敵でした。
遠路はるばる応援に来て雄姿を拝見できたので満足です。

■第3部
今年、FF9だけを取り上げたビビオケを見るために履修しました。割と展開を細かく覚えています。地名とか結構忘れかけていますがw
流石にボリューム的にはダイジェストになっていますが、それでも本公演のメインと言わせるほどにはしっかりと人気曲を抑え、特にプロローグとエピローグを重点的にした構成でした。
プログラムにはありませんが、開幕前にガーネットのコスプレをしたMCのバックで、いつか帰るところを1st2ndヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの各トップ4名が演奏されていました。

I:ビビのテーマ/この刃に懸けて/Vamo' alla flamenco/バトル1/ハンターチャンス
ビビのテーマでは2ndヴァイオリンがピチカート、ストンプ、膝叩き、指パッチンなどいろんな奏法でリズムを奏でていました。
Vamo' alla flamencoからバトル1へつなぐ時、少しずつテンポを上げていった所は良いと思いました。
油断してたら例の掛け声が飛んできてビックリしました。だって、本物そっくりだったんですもの。あれ叫んだの誰!?相当練習したんだろうなぁ。

II:永遠の豊穣 Eternal Harvest/ローズ・オブ・メイ/守るべきもの/独りじゃない/最後の闘い
物語は結構飛んで、気が付けばラスボス戦まで一気に駆け抜ける感じ。
ローズ・オブ・メイと守るべきものは同じメロディなんだけど、ゲームをやるとこの曲はベアトリクスとスタイナーのテーマなのかなという風に見て取れますね。
そして独りじゃないを聞くたびにゲームのシーンを思い起こして涙ぐむ体になってしまいました。

III:君の小鳥になりたい/盗めぬ二人のこころ/その扉の向こうに/Melodies Of Life
さっさとラスボスを倒した後は、結構じっくりとエンディングをなぞっていきます。
Melodies Of Lifeでは、幕前演奏で素敵な歌唱を披露されたヴァイオリンの女性が再び歌います。
割と原曲を意識した感じで、しっかり練習してきたんだなぁと思いました。いや、上手いて。ちょっとかじっただけではあのレベルの歌唱はできませんから。
前奏と間奏部では、エンディングを彷彿とさせる独白をプロジェクターで映していました。

■アンコール

アンコールをしますか?

はい

いいえ

 

みたいな映像が映し出され、あれはどうやってやってるんだー!謎の技術が使われてるぞ!と感動しました。まさかパワポ手動操作とかいう某ii魂みたいなことやってるのかな?w
Vamo' alla flamencoを再演。しかし今度は本気です。
ギターが来ました。パリージョが来ました。ハンドクラップ隊が来ました。ジタンとブランクが来ました。
そう、ミニゲームのチャンバラを舞台上で再現しているのです。リズムに合わせて結構ハイジャンプで攻撃をかわしているのでスゲー!と思いました。が、後半息切れしたのか、飛ぶのとしゃがむのを間違えて普通に切られていましたw
色々目を引かれましたが、個人的にはハンドクラップ隊でノースリーブのお姉さんがノリノリで見入ってました。
あと、掛け声出していたのはチェロの方でした。今回は(そろそろ来るぞ…!)と意識していたのと、立ち上がって分かりやすく叫んでくれたので気づいたのです。

■その他いろいろ(演奏以外)
・感染症対策
今年は活動再開しているアマチュアも増えたので、他の団体同様基本的なことはしっかり徹底されていたと思います。
ただ、NGMSさんは人手を減らすことなく必要な人員をしっかり確保していた印象があります。誘導が大変スムーズでした。
あと、事前整理券を配布して入場を分散させたことも、座席を予約制にしないながらの工夫かなと思いました。
一席空けの座席には、今回演奏するタイトルに登場するキャラが色々描かれていました。
私の席の隣はコレでした。


ちなみに公式ツイートによると、全部で70種類も書いたようです。

 

個人的にはチクワブロックのネタが好きですw

・プログラム
よく見ると、FF9のパッケージをかなり意識していますね。
サイズもちゃんとプレステパッケージの比率そのまんま…だと思います。ちゃんと測ってないけどそう見えるので。
楽器紹介、指揮者やコンマス/コンミスへの質問コーナーもクスリとするネタが多くて読み応えありました。
やっぱりプログラムは紙だと手を通じて温かみを感じるのでいいなぁとおもいました。

・チラシ
一方で、今回は他団体のチラシは電子データでの配布になっていました。
プログラムに封入されていたQRコードを読み込むと、Googleドライブが開いて各団体のチラシデータを閲覧できる感じです。
実は私が所属するリトルジャックも先日演奏会予定を公表したので、チラシを提供させてもらっていたのです。
それも確認したくて遠征しました。ツイッターで宣伝してたから名古屋まではるばる営業に行ってご苦労様、みたいなことを思われてそうですがw
電子パンフは広まってきていますが、電子チラシスタイルはまだそこまで普及しておらず、チラシ挟み込みは受け付けないというスタンスを取っている団体が多数のイメージがあります。
前になんか書いた気もするんですが、ゲーム含めたサブカル系団体の情報入手経路って割とチラシベースなことも多いんですよね。
各団体の広報さんもこのご時世苦労していると思うので、今後こういう電子チラシスタイルが流行ればいいなと思っています。
NGMSさんはまさにその先駆けではないかと思いました。

とんぼ帰りの愛知遠征でしたが、期待以上のクオリティでとても楽しかったです。
言われてみれば例年、この時期に自身の音楽活動と被って気になるタイトルがあってもいけなかったんですよね。
このご時世になって自分の活動ペースに変化が生まれたことで訪問できたというのは複雑な思いもありますが、結果的に良かったと思っています。
東海地方も、首都圏に負けない熱量でゲーム音楽の演奏活動を楽しんでいるということを肌で触れることが出来て、大変刺激になりました。

(chapter.110)

 

[日時]2021/09/20 12:45~
[場所]川口総合文化センター リリア メインホール (&YouTube時間限定配信)

パリイが演奏会の感想を書いた常設の団体は、気が付くと客席側ではなく出演者になっているという噂をチラホラ耳にするのですが、それは偶然です。たまたま続いているだけですw
というわけで、今回ご縁があり参加させてもらうことになりました。
練習日記にもその経緯をチラッと書いていますので、まだお読みでない方はコチラをクリックして読んできてください。
https://fcb.hatenablog.com/entry/20210731

そんなの読んでる暇ないよという忙しい人のために3行で言いますと、
・生まれた時の第一声は「ファミコンバンド!」だったと母親から聞いていて、関東(さかえ通り)に来てその意味と自分の出自を知ることになる
・ゲーム音楽の演奏を本格的に始めたゲー音部で、実は真の母親がFCBだったと聞かされて探し求めたが、今はお前を養う余裕はないと追い返される
・不要不急の帰省とライブが出来なくなって閑散としたFCB一家を指揮るいけちnさんにより、釣りキチ三平がブルーマーリンを釣り上げるが如く、豪快な一本釣りで招待された
ざっくりいうとこんな感じです。ちょっと盛ってますので、真面目に書いた経緯は寄稿した練習日記でご確認ください。

参加を決めた時には、既に合奏でやる楽譜と構成があらかた出来上がっていた頃でした。
ミスリルRUで知り合った人も何人かいたので、完全アウェーな空気ではありませんでした。
それどころか、世代が近いこともあり、みんな気軽に話しかけてくれます。もう初回の練習で感じました。ここは私にとって居心地の良い場所だと。

過去にライブをご覧になった方には当たり前の話になりますが、ファミコンバンドはただ演奏するだけじゃありません。
生演奏に合わせて、奏者が舞台上でゲーム映像の再現演技を行うのです。
土台となる構成を代表のヨシヲさんが作り、あとは演者が実演して少しずつ形を整えていく感じです。
初参加の私にも役割が与えられました。全部で…5つ!多くないですか!?
とはいえ、それほど体を張るようなポジションでなさそうだったので、まずはイメトレ。そして小道具の準備。
何を用意したかは、後ほど披露していきます。

そしてあらかじめお断りしてますが、Preview版なのに長いです。結構カットしましたがそれでも300行以上書いてます。お時間ある時にゆっくり読んでください。
それでは、GAME START!

■1面 ハイパーディレクテッドステージ
M-01.任天堂小組曲2021(スマブラチック)
任天堂作品のオイシイところをつなげたメドレイ。
スマブラチックとあるように、スマブラに参戦している作品から多めのチョイスです。
まずゼルダから。神々のトライフォースのオープニングから始まり、続いてスマブラSPの命の灯。
それからNewスーパーマリオの地上BGM、スーパードンキーコングのDK Island Swing、ドンキーコングリターンズからロケットバレル。
ここまで至って普通に演奏しています。これは本当にFCBの1面か?というぐらいに大人しい舞台上です。
というのも、今回は奏者も少なめなので、演技に割ける人員も限られてしまい、すべての曲で出来ないのです。マリオとかとても演出向きな曲なのに。
任天堂好きにはおなじみの曲ばかりだと思いますが、今回初めて知って好きになったのがロケットバレル。めちゃめちゃカッコよくないですか?ノリノリで吹いてました。
DK Island Swingもトロンボーンはオイシイ役割でした。まず2本で不協和音のバッキング。それから始まるトランペット・トロンボーン・クラリネットのソロ掛け合い。
配信を後でチェックして、ドラムからチューバ、そしてトロンボーンへの繋ぎの部分が完璧に捉えられていましたね。
さて、ここからです。ドクターマリオでついに演技開始。カプセルの投入コントロールが絶妙でした。
ウィルスの皆さんに聞いたところ、あの動きかなり体力使うそうです。クラリネットパートに菌が固まっているのがちょっと気になりましたが(言い方)
ちなみに演者は全員マスクです。ホールの徹底した対策ルールでそうなっていました。流行りのウィルスをまき散らさないように気遣うウィルス、というシュールな光景でもありました。
続いてどうぶつの森シリーズから、けけアイドル。とびだせ~の時に初登場した曲です。
なんと歌付き!14thにも参加していた長老さんが、あのゲームのホニャホニャした感じで再現してくださいました。これは楽器では出来ない芸当…お見事です。
と思ったら、ここでまさかの片翼の天使。これ、任天堂!?っていうのを狙った選曲ですが、まあスマブラにも出ているからギリセーフ?14thの譜面使いまわせるし
ここでコーラス隊登場。とたけけさんがそのままノリノリで移動して、スイッチ入って本気で歌いだしたので、ツイッターでけけセフィロスって呼ばれてたのが面白かったです。
個人的に片翼演奏するの3回目(リトル15回、ミスリルRU以来)になるんですが、どれもアレンジ違うので毎回吹く箇所が微妙に変わってきて、なんだかもうよく分からなくなってきましたw
演出は控えめだったけど、とてもFCBらしい選曲だったと思います。

M-02.カプコンメドレイ
ここのメドレイ、2パートに分かれています。
【8bit編】
簡単に言うとファミコン時代の作品メインです。
カプコンがファミコンタイトルとしてリリースしているのは35作品。うち6作品がロックマン。14thでロックマンはガッツリやっていましたけどねぇ。今回はカプコン幅広く、という感じです。
まずは魔界村からスタート。プリンセス役でオーボエのとなりさんが、ヨシヲさんのMCを横目に攫われ用の台車を自分で運び、静かな笑いが起こり始めます。
そしてオープニングの再現で早速笑いを誘います。レッドアリーマーサタンを再現するとただの真っ赤な変質者になってしまうのか…w(※演者より指摘を受けましたが、あのオープニング、ずっとレッドアリーマーだと思っていたので訂正。)
演技が注目されがちですが、実はここの演奏が細かくて、木管楽器の皆さんが合わせるのに沢山練習をした箇所でもあります。
今回もアーサー君は予算の都合上で骨になれませんでした。(※1)バグではありません。

※1)レジェンド奏者の噂によると、7thあたりでも実はやっているらしい。その時のぼそっとつぶやいたMCの一言。

続いて戦場の狼。ハイ、いよいよ私、ここで役者デビューです。敵兵をやってました。
撃たれてコミカルな動きで引っ込み、次は手榴弾をぶつけて主人公をやっつけるという役回り。
大まかな流れは早めに出来ていたものの、練習会場が狭くて曲の長さにあった動きが出来ず、仕上げるのはほぼ前日という状況でした。まあ、大半の演出がそうだったと思います。
そんなにアクロバティックな演技ではないのですが、マスクをしながらだと結構息が上がるという難点が…みんなこの後で演奏してるんだからすごいなーと思います。
曲が割と短い中で色々動き回る構成だったので、やられた時は動きながら引っ込むことにしました。本当はその場で止まってるんだけど、プレイヤーが動いていれば敵キャラも見た目上動いて去っていくように見えたので。何気に細かいことを考えているのです。
主人公が味方の捕虜兵を救出し、反対側の敵兵を倒してこっちへ近づいてきたところを手榴弾でやっつけて終了、という流れだったのですが…
指揮者に手榴弾が命中!!練習で一度もそんなことやらかさなかったのに…マジで予定外でした。
言い訳させてください。手榴弾を早めに、という指示を直前に受けて、本当はもう少し主人公に近づいて投げてたのがちょっと距離出来てしまったのと、思ったより主人公が舞台内側にいて、手元が狂ったのです。
配信チェックしたら、俺の姿ほとんど映ってないんだけど、手榴弾だけ指揮者に直撃してクラリネットの奏者2名がニヤつくという誘爆をしてしまったので、これはプレビュー版ならではのバグだと思ってください。

この後は1942。え?このゲームBGMあったっけ?と思って動画見たら…モールス信号みたいなのしかないじゃないですか!
フルートのモールス信号と、スネアの弾丸音だけというシュールな状況ですが、この作品を演奏しようと思う団体は多分FCBとゲー音部ぐらいしかないと思います。
この流れで1943に突入。こっちは普通にいい曲なんですよねー。舞台裏を全力で走ってきたので、まだ息が上がっててマトモにふけず、ほとんど吹き真似でした。
ちゃんとエネルギー切れからのゲームオーバーまで演奏しましたよ。配信見たら俺が息切れしてる様子映ってたw
ここからは流れが変わってロックマン2。パスワード入力していきなりワイリーステージ1から。演出もないし短い気がするでしょ?まあ、察してください…だから縮小版なのです。
お次は天地を喰らう2。諸葛孔明伝の方です。フィールド2と、決戦BGMの2つをやりました。決戦の曲カッコよくない!?この作品知らなかったので、また一つ覚えました!
そんなバッチリ決まった後は、スウィートホーム。ここは演出付きです。衣装は映画のを参考に用意したのかな?
サックスが人魂?のような音を再現した時は、すごいのとキモいので思わず練習中に笑いが起こってました。いや、普通にすごいのよ、このビブラート。ちゃんとゲームのアレを再現できてるの。こういう奏法を聞くとサックスやりたくなるのよね~。
で、戦闘はやっぱり死んでました。FCBの楽譜は、ゲームプレイした感覚を大事に作られているので、どちらかと言えば負けて終わることが多いんだなと気づきましたw
この後に続くのはわんぱくダック夢冒険。
え、チャンステーマじゃないよ?月面ステージだよ。調が完全にチャンステーマだけど、ゲーム音楽を演奏しているんだよ僕たちは。
初見練習時からすごく完成度が高かったので、アレンジが良かったんだと思います。実際吹きやすかったし、横浜愛を感じました。何度も言うけどゲーム音楽ですよ。
8bitラストを飾るのは、ゲームボーイのレッドアリーマー。オープニングでプリンセスをさらったあの人が、また出てきたw
よく見ると、魔界村の衣装と違うんです。羽の色が違うのと、そもそも構造が違います。ちょっと前でも訂正書きましたが、そもそもキャラが違ったのです。パリイ、覚えました。
魔界村のサタンでは羽を白い布で再現していましたが、レッドアリーマーは腕で翼を再現し、あまり動かさない腕は胸のあたりに着脱式の物を付けてました。あの腕、リハでボロンともげてたから本番どうなるかドキドキしてましたw
練習の際、木管奏者に迫って笑いを発生させるので、指揮者から「合奏の邪魔をするんじゃねーよ!」と怒られていました。(その時の練習日記はコチラ)本番でもフルート笑わせていたような…w

なんか最後はシュールに終わっていったけど、実はこの作品、下村陽子さんが携わっているんです。確かに魔界フィールドの切ない感じとか、全体的に♭多めのマイナー調が下村さんっぽさを感じますし。

さあ、何曲ぐらいご存じでしたでしょうか。なんだかんだでファミコンの中でも比較的メジャーな作品からチョイスされていたように思います。
8bit時代はロックマンと魔界村以外はあんまり売れた作品が少ない印象ですが、次の16bit以上編でようやく今でも人気のあるヒットタイトルが増えてきたんだなと感じられるかと思います。

【16bit以上編】
簡単に言うとスーファミ以降の作品。
まずはストリートファイター2からの開始。カプコンのロゴ音からちゃんとやってくれていますが、あの細かいのを人力でやるのは相当大変だったと思います。最初の頃の練習ではバラバラで大丈夫か?と思ったけど本番ではバッチリ仕上げてきました。
プレイヤーセレクトでは顔はめパネルに演者が3人。余談ですが、くりぬいた顔はご自由にお持ちくださいと受付に置いたところ、即売れだったと聞きました。
まずはリュウVSケン。ケンの曲はトロンボーンの見せ場の一つでした。バッチリハモることが出来たと思います。
波動拳の打ち合いで、黒子に青いゴムボールを持たせてぶつけ合うところはよく考えたなと思いました。
ケンのパワーゲージが減ってきて追い込んだところでテンポアップ。ここはもうドラムに合わせていくしかなかったんですが、本番ぐらいが一番心地よいテンポだったかなと思います。
もう慣れてる人には当たり前になってると思いますが、スコアカウントするクラリネットの連続音、あれを管楽器でやるのは相当高等テクニックなんですよね。
次のバトルに入る前に、ボーナスステージ。車に関してはちょっとツイートしました。

 

 

制作主担当のヒロシさんも裏話つぶやいてくれました。

 

 


翌日の昼には自分で壊すことになるものを作ってるリュウの気持ちはいかほどかと思うと…楽しかったんでしょうねぇ。
段ボールとはいえまあまあしっかりした作りだったので、本番でイメージ通りに壊れるのか心配していましたが、いい感じで壊れてましたね。
で、配信見たら最後の方は黒子がバリバリ壊してたんですね、アレwなんでもやるなぁ、黒子隊。
次はリュウVSダルシム。ダルシムの動きはかなり高評価でしたね。ダルシム戦はお休みだったんだけど、見ていてすごく滑らかでした。演じたヒューマンさん曰く「ダルシムというキャラのおかげです」と謙遜していましたが、ヨガフレイムのポーズとかピヨった時の動きは努力の結晶を感じました。ただ、腕が伸びていたようには見えなかったので、このバグは真で修正されることを期待しています。
ヨガフレイムを赤いポリ袋かぶせて再現という発想も感心しました。あんな色の袋売ってるんだね…何かを再現するのにありとあらゆる世の中の物体を探し出す姿勢は流石です。
演者も黒子も大道具も非常にクオリティが高かったのですが、一番すごいのはSEをちゃんと合わせてくれるメイジソさんです。
電子パッドにサンプリングを仕込んだ、通称「名人マシーン」がFCBという集団を支えているのです。
敗北後は、コンテニューしないで終了。途中から連打してスピードアップしたのは曲の短さもあるけども、プレイあるあるをちゃんと再現していたと思います。

スト2の後はバイオハザード。私あんまり詳しくないのですが、Narrow and closeという曲だそうです。
先ほど敗北したリュウが、都営さん扮するゾンビに食われるというまさかの勝手にコラボ!
ヨシヲさんが果敢に立ち向かうも、食われてしまいます。
オーケストラヒットにばらつきがあったように聞こえたと思いますが、あれもちゃんと原曲再現です。…多分。
と思いきや、唐突な英雄の証。オリンピックの入場で使われたこともあって、急に会場の空気がこれを聞きたかった感に包まれます。
ホールでは最初、ホルンが全然聞こえなかったので皆さんベルアップして演奏していたのが後ろから見てシビれましたねぇ。トロンボーンも上パートでは同じことやってましたけど、やっぱりこの曲はホルンの方がしっくりくるんですよね。音量で後押しするだけです。
からの、肉焼き。いけちnさんが焼き始め…ちょっと肉がイメージ通りにスムーズに回ってないんですが、まあ上手に焼けたということで。
配信チェックしたら、メイジソさんの鍵盤ばかりピックアップされて、いけちnさんの努力は会場組だけのお楽しみって感じでしたね。

入場を終えた一同が最後に演奏するカプコンは、大神の太陽は昇る。
大編成でやりたいなーと前から思ってたので、実現できてうれしいです。今回いなかったけど、バストロンボーンパートがおいしい感じの譜面だったのですごくやりたかったです。
ミラーボールが回り始めた照明演出も良かったですね。会場が照らされた感がよく出ていました。

■2面 チープ&マニアックステージ
演出メインのステージです。私も多数出演することになりました。
その関係で、2面開始時の演奏メンバーに交じっての登場です。演技を後ろから見れるのは役得!

M-03.引きこもりメドレイ
名前がヒドイw簡単に言うと、色々あってみんな自粛してた2020年から最近までに流行った作品のメドレイです。
 

【あつまれ どうぶつの森】
ゲームやらない人でも名前は覚えたあつ森。
やっててもキャラの名前を全然覚えられない私。
動きが可愛いペンギンちゃん、「だなも」が口癖ですぐに借金させるタヌキ、なんか世界観に合わないリアル鹿面、豪快に転倒する黒子、ハチの巣を落とした際に刺された部分をあらかじめメガネにくっつけて瞬時に再現するなど、どうぶつの森あるあるをちゃんと再現していたと思います(?)
蹴られてた木は確かに伝説の樹(11thのときメモで誕生したらしい)だったのですが、中身は実は別人でした。
中の人は出演予定だったのですが、ちょっと副反応で枯れてしまったと当日報告があったので急遽交代したのです。枝が上がらなかったら木にならないよね…。
プログラムの自己紹介に「コロナこわい」ってあったのでチョット疑ってしまいましたが、そうではなかったようなので安心です。
真では復活してくれることを望みます。これをやるかどうかは知らんけど。
【Among Us】
いわゆる人狼というジャンルのゲーム。

クルー(タスクをこなして勝利を目指す側)とインポスター(殺すことが出来る側)に分かれて、タスクを完了させたり殺したり追放したりで勝敗を決めるゲームです。

会議シーンで実際に会話することの面白さや、ゲーム実況人気、幅広いハードに対応していることもあって主にゲーマー層に人気が出ました。
私も音楽仲間に誘ってもらってプレイしましたが、インポスターの立ち回りを褒められてアサシンパリイというカッコイイ二つ名をいただきました。
そんなこともあって思い入れもあるので、ゲーム開始時のSEをやらせてほしいと音楽監督にお願いしたら承諾いただいたので、2面スタメンが実現できたのです。今回唯一のソロ演奏です。まあ、演技なんか全部ソロですけどw
奥まった位置にいたのと照明具合で見えない人もいたかもしれませんが、スキン(アクセサリー)の一つにあるハットを当日ふと思いついて持参しました。トイレットペーパーも考えたけど、演奏時に平衡を保てる自信がなかったので断念。
みんな全身タイツと水中マスクで身を固めての演技。この水中メガネ、近くで動いているのを見てるとメチャメチャ曇ってます。
何もしていないのにいきなり緊急会議。で、黄色のエロスさんが日頃の行い何もしていなのに追放されるという展開で宇宙空間へ放り出されます。
それから紫色が緑色を殺して(殺された後にはモンハンの肉に緑色の何かを巻いたものが使いまわされた模様)幽霊になった緑が動き回ってたら緊急タスク(制限時間以内にクリアしないとクルー側が敗北扱いになるタスク)を発動させてクルーが放置してたら敗北、という流れでした。
これを演奏したと呼んでいいのか分かりませんが、2面だからなんでも許されると思いますw
【リングフィットアドベンチャー】
CMもバンバンやってるし、これも割と認知度の高いゲームだったと思います。
本物のリングコンを持ち込んで、プレイ開始。あれ、敵キャラさっきカプセル投げられてなかったっけ…wすごい使いまわし。
最初は死んだらそのまま消えただけだったのですが、死んだらお金になってという要求があったので小道具が追加されました。
実際に演じた人の話を聞くと、プレイヤー側より敵側の方が圧倒的に運動量が激しいらしいです。日常生活に全く役に立たない知見をFCBで得たので、何かの話題にしてみてください。
途中で腰を痛め、最後は寝っ転がりながら手の動きでズルしてクリア、という展開でした。あおむけに寝そべりながらの見事なV字開脚でしたね!
ちなみにプログラムの自己紹介を細かく見ていると分かるんですが、小松さんのこの時点のレベルが546、打ち上げで聞いた時は553と、実はガチ勢でした。ホントはちゃんとやれるはずなんですよ!

M-04.オリンピックメドレイ2020
リアルなオリンピックが1年延期されたことにより、このメドレイも非常にタイムリーな感じでお届けできる感じになりました。
スポーツネタはなんだかんだでゲーム知らない人でもわかる部分があるので、FCB初心者向きだと思います(保証はしません)
【ゴルフ】
エロスさんが悠々とステージ中央に現れ、第1打。豪快にOB。デー、デー、デー。
2打目。今度は小さめのショット。バシャーン。デー、デー、デー。
3打目。黒子がパターを持ってきます。この2打でどうやってグリーンに乗せたのか全く理解できないが、なんか芝目を読んでいます。…バシャーン。デー、デー、デー。
…最後、何をしたの!?という感じで終了。
何回見ても笑えるし、多分本番も笑ってました。
【テニス】
ここから私の出番です。マリオ扮する審判です。
プレイヤーは福田プロ。COMは丼くん。ちなみに5段階難易度の最強という設定なので、黒い服です。
ネットもボールもなく、エアテニスプレイ。審判の首振りとメイジソさんのSEだけでボールの移動を表現しています。
練習では会場スペースが狭かったこともあって何回やっても首振り間違えてたんですが、本番は完璧に出来たと思います。
スコア表示ないけれど、COM圧勝のラブゲーム(※2)で終了。

※2)テニスにおいて相手を0ポイントのまま一方的に抑えるゲームのこと。なんとなくいやらしいイメージを連想しがちですが、0を卵に見立てたフランス語説、オランダ語で名誉という意味の言葉説などがあります。

【究極ハリキリスタジアム】
また審判です。着替える暇がないので、舞台上に着替えセット一式を持ち込んで、着替えました。
3部で着る用の黒シャツを上からかぶり、プロテクター(段ボール)と黒帽子をみなえさんに着させてもらい、審判マスク(手作り)をはめていざ出陣!この年になって女性に着替え手伝ってもらうのはちょっとドキドキしますね
本日の試合は西武VS巨人。
まずはボール球、2球目はデッドボールで乱闘が始まります。
審判はこの時、ゲーム上では何やっているか分からないので、アドリブで乱闘応援していました。
次の打者はコースを全く見極められない大振り打者。ピッチャーもまったく制球出来ていないですが。
普通に三振アウト。ここでチェンジ。
チェンジ後、よっぱらいが乱入してきます。練習中結構ウケてたんだけど、本番割と静かだった気がします。ネタがマニアックすぎたのかなw
私、野球は普通にルール知ってる程度で普段のペナントレースはそんなに見ているわけでもないので、審判の動きが一切分かっていませんでした。
本番までかなり色んなサイトを調べた結果、ストライクの取り方は今でこそ派手だけど昔はシンプルだったかもしれないという結論に至り、ゲーム通りにやりました。
【バレーボール】
3連続審判。今度は上下白白なので、上と下を脱いでホイッスルを付けて入場。
そう、2面スタンバイ時から黒ズボンの下にずっと白ズボンを履いていたのです。これのためにリングフィットでウエスト回り中心にやってキツくならないように努力してました。
また脚立に上ります。テニスの時は脚立に座ってたけど、今度は中段に立ってたので、地味にしんどかったです。
JPN VS KORの試合で、FCB女子総動員でした。一人足りなくて女装交じってるけど、まあバレてなかったと思いますw
ボールはドットで測ると顔より大きいので、当初バランスボール案がありました。実際に試したら非現実的だったので、さっきレッドアリーマーを演じてたつぼいさんにボール役をやってもらうことに。現実的とはいったい。
最初は普通にやってるんですが、このゲームでポーズを押すとタイムで集合するので、それを表現しました。結構女性陣しっかり練習していて揃っていたので反響があったと思います。
すごく地味ですが、私もポーズ時は少し顔をクイッと上げていました。
バレーボールのルールはゲーム当時と今じゃ違ってて、当時は入ったらサーブ権移動っていうルールだったんですよね。バレーボール詳しくないけど、体育の授業でそれはやってた世代ので覚えていました。
【スマッシュピンポン】
当初は演技する予定だったのですが、人員不足のためコントになりました。
Team0214(チーム・バレンタイン)というコントユニットの方々の出演です。14thのバルーンファイトもそうだったのか!と今更気づきました。
オリンピックの時事ネタを絡めたコントでしたね。詳しくは割愛しますが、なかなか面白くてよく考えられた脚本だと思いました。バルーンファイトより分かりやすかったかも。
アラフォー以上の人には通じるネタ満載だったと思います。
【ハイパーオリンピック】
14thでもやってなかったっけ?まあいいや、面白いものは何回でもやっていいと思います。舞台で演技しやすいゲームですし。
今回は一人プレイ。3回とも飛べないで終わる感じになりました。
あれ、Aボタンが壊れてるっていう細かい設定あったのかな?
【熱血高校ドッジボール部】
ドッジボールはオリンピック競技…?と初LIVEだったら思ったかもしれませんが、もう2回目なので当たり前のように受け入れていました。
ソ連戦を再現。リリアの舞台、センターラインに見立てられる木目があるので、これを使ってエアドッジやってました。走り方の再現も完璧。
見どころは必殺シュートくらってからの世界一周。舞台裏をおにメモさんが全速力で移動し、全力で回転してました。すごい運動量。

プログラム見返して気づいたんですが、誤植ありますね。プロレスが入ってます。
本当は私がまたここでも審判やって、スターマン VS キン・コン・カーンの試合をお届けする予定だったのですが、プロはオリンピックじゃないっていう理由は一切関係なく人員不足で省略になりました。
真でやるかどうかは分かりません。いくつかプログラム入れ替えるって名言されちゃったし、もうさすがに来年はオリンピックネタ古すぎるでしょ…w

M-05.ルート16ターヴォ
ファミコンのルート16ターボで今までやったような寸劇やるのかなと見せかけて、全然違うことをやる伝統芸コーナー。
どこぞの王子のコスプレした人が出てきて剣振り回しながらぱやぱや歌ってる…なんぞこれ!?
よく見るとコレ、某RPGの主人公だな!?
よく見てるとコレ、ざっくりと某RPGのストーリーなぞってるな!?

クリアして、またぱやぱや歌いだそうとして不発に終わったなぁ!?

という夢だったのさ。

ぱやぱや歌ってた曲は、確かにルート16ターボのEasyとNormalでした。
前回気づかなかったんだけど、後半の曲調が変わるBメロがNormalのメロディだったんですね。Easyしかプレイしたことなくて知らなかったんです。
これと同じテンポ感で、某RPGを駆け抜けていったのです。

当初は出番がなかったのですが、ここも直前の人員不足で駆り出されました。
ヨシヲ「演出変更します。ブリザード隊は頑張ってザラキ習得してきてください」
これ決まったの3週間前ですからね…打合せする余裕がなく、若干衣装にバラツキあったのはそのせいです。多少のバグは大目にみてね。
ブリザードの動きは、ドラクエ10のラギ雪原入り口前でじっくり観察していました。
10分ぐらい戦闘してもザラキ唱えてこないので、完全にイメージだけでザラキ唱えました。
動作は、かなり重心下げないとそれっぽく見えないので、毎日5分はブリザードの演技を模してのスクワットやってました(ワクチン副反応で死んでた時間を除く)。
あのパーティ、マンドリルにも殺されてて結局倒したのはラスボスだけじゃないのw泉の老人も練習では刺し殺してた記憶があるんだけど、本番どうしていたかは準備で見れず。

映像チェックして、エンディングで犬だけ先行して出てきたのが予定外でジワジワきました。真っ先にイオリンに向かっていくし。仲間だと思っているのかな。
なぜかブリザード隊だけ倍速で動くという謎のエンディングを経て、主人公をボコボコにする流れに。
あれ、前日にメンバーだけで決めたドッキリ展開でした。モンスター軍団だけのDMで教えてもらいました。
リハではちゃんとはけてぱやぱや歌ってもらっていたんです。舞台袖では「気持ちよさそうに歌っているけど本番はないんだよ」「愚かなものだな」というやり取りが繰り広げられていました。
逆にその後のスト2のコンテニュー音は事前に聞いてなかったので裏で爆笑してました。

2面、初参加なのに色んな役与えてもらって楽しかったなー。
現在、こうしてブログ書いてる最中は絶賛太もも筋肉痛です。絶対ブリザードのせいですありがとうございました。

■3面 シンフォニックステージ
なかなか汗が引かないまま、黒服に着替えて真面目に演奏してきました。

M-06.イース
最新作は9まである、歴史あるアクションRPGの1作目をほぼ全曲演奏。
実はFCBに誘われる前にゲームを始めていたのです。流れとしては、ii魂2021miniでイース2演奏→遊びたくなったのでPCE版イース1・2をPSアーカイブで購入、PS3でプレイ→ちょうどプレイ中に参加決定、という絶妙タイミング。
今回演奏した曲はどれも楽しかったのですが、最終的にこのイースメドレーが一番好きでした。結構メロディ多かったし。
The Morning Growは1だけでしか聞けないのでプレイ中に聞いてないのですが、プレイ動画で補完していたので演奏しながらちょっと感極まってました。

M-07.クロノ・トリガー
このブログをお読みの方で少なくとも作品名を知らない人はいないと思うぐらいの有名作。
私もセッションで何度も演奏していますが、大編成での演奏は初めての経験でした。
今回は物語の後半で盛り上がるボスバトル2までの演奏。第3楽章は真で…となる感じでしょうか。
流石に全曲はボリュームが多すぎるので抜粋していますが、人気曲はあらかた網羅されていました。
この規模で体力ギリギリなので、真だとどうなるのか不安と楽しみが半々です。
話題になっていたのは、メイジソさんが第2楽章だったかな?どこかでクルッと回転し、鍵盤の逆側から指揮を見ないで叩くという荒業を見せてくれました。移動時間がないための緊急対応という話でしたが、本番前日に見せられて一同ざわつき。
まあ、他にもバスドラに合わせシンバルの片方くっつけて叩くとか、パーカッションはとにかく人員不足を工夫でカバーしていました。
練習で一人でもお休みするとほとんど管楽器だけの練習になっていたのですが、本版直前の勢いで完成度を一気に高めた感じです。

■ボーナスステージ(アンコール)
・スペランカー
ああ、これいつもの奴なんだーと参加して知りました。前回ここ聞かないで離脱しちゃったので。
冒頭になぜかワーグナーの「エルザの大聖堂への行列」。で、途中からスペランカーという流れでした。
指揮者は音楽監督のアヲケムさんに交代、ラストの銅鑼鳴らしはいけちnさんでした。当初はみずしな孝之先生にお願いする予定だったそうですが、人流抑制っていうか舞台上で動く人を最低限にしようという考えで、客席で観覧していただく形になったようです。
真ではみんなが期待している流れになるといいですね…!


文中に何度も書いているように、今回はオンライン視聴も行われました。
現地会場は1階席が1席空け状態で考えるとほぼ満席、2階席も半分ほどでした。
そして来場者の倍ぐらいはオンライン予約があり(出演者の自分も予約していたけど)、最終的な集客は合算すると前回とほぼ同数らしいです。
FCBは遠方からの遠征者にも支えられている団体なので、一時的に感染急拡大した時期と重なって現地予約は伸び悩みましたが、最終的にオンラインで皆さん見てくれたようなのでファンの皆さんもお元気ということが証明されました。
オンラインならではのメリットもありまして、コンサートホールでは飲食禁止なのが自宅では自由なので、特に1面・2面の演出は飲みながら視聴するのに最適だと思います。
後は誰かと通話回線開きながら一緒に笑って視聴とか。私も分身できるならそれやりたかった…w
配信クオリティの高さも絶賛されていました。G.K.Worksさんという会社が担当してくださり、最近ちょくちょくサブカル系コンサートでお見掛けするのですが、カメラワークと品質に定評があります。スコアラーさん(事前に楽譜を渡してピックアップポイントを決める人)が優秀なんだと思います。
ただ、現地での良さもあります。寸劇の全体像はやはり配信では見切れてしまう部分が多く、限界があります。
あとは何といっても、拍手。笑い。無観客で誘い笑いがなかったとしたら、きっとオンラインで見てても楽しさ半減したのではないかと思ってます。これを一緒に作ってくれるのにお客さんは必須なのです。
ヨシヲさんがコメントしていた「不急だけども不要ではない」というのはまさにそういうことです。一緒にゲームの楽しさを共有したいという想いがあふれています。
現地orオンライン、どちらを選択した人も、これでよかったと思えたなら正解です。そういう選択肢を提供できたのは本当に良かったと思います。
ヨシヲさんのコメントついでにもう一つ心が温まったのは、3面での祝電紹介。
他団体から頂いた祝電に対し、他団体の良さと次回公演の紹介をしていました。祝電に対してコメントする団体はあまり見かけません。この他者への思いやりや感謝の姿勢こそが、私が初めてFCBに触れた時に感じた唯一無二の良さだと思っています。


FCBのメンバーは世代的に子育て・介護・職場での要職ポジションなどで責任を持つ方がコアになっていることもあり、この情勢ではまだ従来のように動けないという人が多数出てしまったようです。
トロンボーンも2本になってしまい、そこで今回声をかけてもらいました。
ささやかではありますが、お役に立てたのであれば何よりです。
私自身は練習参加から本番終わるまで、ずーっと楽しんでいました。色んなゲームに興味を持つタイプなので何を演奏しても楽しいし、演出を実際にやってみたら結構体力使ってしんどいけど、それ以上の充足感得られるし。
なにより、みんなが全力でゲームに向き合う姿勢が素敵です。大人の文化祭なんて表現もされますが、大人になってこんなにみんなで一丸となって夢中になれる物がある人って、世の中に一体どれだけいるかと考えたら、すごく幸せなことだと思ってます。
リトルジャックとは全然真逆のように見えるけど、ゲームプレイ時の感覚を大事にしているという点では見ているものは一緒で、もう一つのホームを得た気分です。
また今後も一緒にやれたらと思っています。今回カットされたアレやソレ(アンケートで要望あった曲も含めて)も真でやれたらイーッスね!

■おまけ・小道具紹介
私が担当した役割の小道具を処分する前に紹介します。

・戦場の狼 敵兵


ヘルメットはコスパ(値段&持ち運びの容積的に)悪いので、バンダナでそれっぽくしようという案になりました。
銃は水鉄砲。結構本格的な見た目です。あとはつなぎ。少し大きめの方が良いかもということで2L頼んだらブカブカだったので普通に服の上から来てました。
ここに乗ってませんが、手榴弾は主人公役のまるさんがゴムボールにビニテ巻き付けで用意してくれました。ちゃんと遠めに見て手榴弾と分かりやすくなったので感謝です。

靴は黒でした。見えないけど靴下はグレー。

・テニス 審判


拡大してもドットが良く判別できないので、とりあえず白い帽子だけ真っ先に用意。次にヒゲ作成。
最初は鼻の下に両面テープ案だったのですが、脂性でピッタリ張り付かないのと、当日マスク必須になったため、マスクの上からつけて首を振っても落ちないように大きめのサイズを作り、ゴムで耳に引っ掛けるタイプのものを自作しました。
これを作るためにフェルト・糸・縫い針・布用ボンドを購入。フェルトは1枚だとフニャフニャすぎるため、2枚重ねにしました。

靴は次の着替えを考えて黒、靴下は次の次の着替えを考えて白。

・究極ハリキリスタジアム 審判


まずこの手のものを購入したらいくらするのか調べたんですが、数千円~万単位と、ちょっとコスパ悪すぎ。
大道具担当のタイガーさんに相談し、過去にやった人の写真と検索して出てきた写真を参考に自作することにしました。
まずはマスク。硬式と軟式で若干形状に違いがあるんですね。

まずは園芸用のまっすぐな針金に黒ビニテを巻き付けて外枠づくり。10本ぐらい作ったんじゃないかな。
接続部分はペンチで曲げて固定。難しいところは再度ビニテ重ねで補強。それでも何度もリハで着脱するうちに崩れてきました。
次に顎と額のガード部分。これはフェルトを筒状に縫い、片端を縫ってから綿を詰め込んでもう片側を縫って完成。
試作品がちょっと小さすぎたんだけど、仕方ないのでそのまま顎部分に採用。2つ目は慣れたので額部分にピッタリはまりました。
枠には糸で縫い付け。黒布テープ使ったけどすぐはがれたので、糸固定で安定しました。

最後に後ろのゴムを買ってきて縫い付けて固定で完成。
次にプロテクター。これも悩みました。今風のものはいっぱい出てくるんだけど、当時の時代背景を考えたらこのぐらいのサイズ感かなと。
でも遠めに見ても本格的な感じにするために、段ボール用カッターを買ってきてカーブ付けたり、ビニテでそれっぽい雰囲気出しました。
そして全面だけにするとダラーっと垂れるので、これはひもで固定しなければと思ったのですが、引っ越しでよく使う白ひもはなんか合わないので黒ひもを探すことに。売ってなかったので結局amazon使いました。
今度はどこを縛ろうかと悩み、着替えのことを考慮した結果、被るスタイルに変更して段ボールも半分に切断。
本番で前後ろ間違えてもいいように前後同じデザインに変更。かなり頭を悩ませた一品です。

・バレーボール 審判



白ズボンはユニクロ。元々持ってたけどしばらく履いてなかったのを引っ張り出してきました。
ホイッスルは100均。
ちなみにポロシャツは買いました。本当はプロレス審判用に袖にライン入りのが必要で買ったんですが、結局ボツになったのでテニスとバレーボールで使いました。
リハでは汚さないように、別に持ってたユニクロポロシャツを代用。

・ルート16ターヴォ ブリザード


こうやって見るとなかなかの完成度だな…w
演出が急遽決まったので、メンバー間での相談がなかなか進まなかったのです。
ビニール袋案とレインコート案が並行して進み、おにメモさんはレインコートで試作品を作成したのですが、僕とえびなさんの分は用意されていなかったため、青のポリ袋で前日に作成開始。
一応、どこかにレインコートがないか前日リハ終了後にドンキへ寄り道したんですが理想の物はなくて断念。
で、これを当日作りました。おなかの顔ドットは、開場してから舞台裏で見よう見まねで布テープで作成。
足はルートが始まる直前に装着。落ちないように太ももにビッチリと透明ビニテ。確かカンジさんに手伝ってつけてもらいました。
頭部分を何も考えていなくて、とりあえず端材でごまかしました。当然、本番で動いたら落ちますよね・・・。
あれ被ると息苦しいのですよ。すぐ曇るし。出演後は離れてマスク外して呼吸整えていました。そこだけが詰め切れなくて心残りです。

靴下はユニクロで薄い青のカラーソックスを用意しました。で、リハで靴下にして飛び出したら盛大にコケたので、本番は色考えずに靴履きました。どうせ誰も足元まで見なかったと思うことにします。

インナーは水色のポロシャツ、青のジーパンと同系色にしました。

演技した後、ポリ袋の中は汗でしばらくシトシトになってました。

・マスクについて
ツイッターでちょっとつぶやいた答え合わせです。


1面:迷彩柄
2面:白(審判)、水色(ブリザード)、審判マスク
3面:黒(ガルディアでハッという時にTbパートは気を使って全員装着しました)

正解は5枚?でした。一つ違う気がするけど、マスクには変わりないんだからカウントします。

 

(chapter.109)

[日時]2021/6/6 14:00~
[場所]多摩市民館 大ホール

今年1月にクローズドβという形で無観客の発表会…実質ホール練みたいなものをやりました。
あれから5ヶ月。今年2回目のII魂です。

今年に入ってからのコロナウイルスの感染状況はというと、変異型が主流になり、一度解除された緊急事態宣言も再び発令されてしまいました。
そんな中、場所だけは押さえてあったので、今回はどのような形でやろうか話し合いがもたれました。
意見は色々分かれましたが、最終的にみんなが納得できるラインとして、身内や今まで協力してくれた人に感謝の気持ちを込めての関係者招待という形で開催することになりました。
そのため、招待した方には私たちが普段練習時に対策していることをそのままやってもらう感じになってます。もちろん、何かあったとき用に連絡先も伺っています。まあ、他団体でも同様に行われているような感じです。
客席で聞いていただく関係者の方々には、多摩市民館の広い座席を贅沢に使用していただきました。
いつもじゃね?といわれたら魂員一同否定しませんけどw
情勢を見ながらのギリギリの決定だったので、既に予定が入っていた方や、ご案内が漏れた方もいらっしゃるかもしれません。
以前のようなスタイルで開催できる日が戻ってきた暁にはご支援いただけるとありがたい限りです。

関係者限定なら今回ブログ書かなくてもいいかなと思ったのですが、この作品を見たら紹介したくて。

いつも素敵な表紙を作ってくださる三味線奏者の松さん。
今回はご都合により不参加でしたが、お忙しい中、表紙のご提供をいただきました。毎回、演奏タイトルの作品をこうやって綺麗に収めているのです。
それにしても…私が初めて聞いた辺りから、食べ物率高くないですか…?
寿司とかコッペパンとかヨーグルッペとか…今回もご飯とパンがいるよ。あと…チキンおじさん?

そしてこちらも毎度おなじみ、すばるさんの題字です。


入口に掲げたこちらの標語、いつも練習の時に欠かさず掲げていました。


II魂の筆柱(※1)として、感染対策を意識づけてくれる役割を担ってくれました。素晴らしいA(チューニング音)は感染対策とは関係ありません。

※1)2020年に空前の大ヒットとなった「鬼滅の刃」に登場する強い剣士達を「柱」と呼び、その達筆から鬼滅好きのすばるさんをこう呼ぶに相応しい存在だと私は思っています。

この素敵な書のおかげで、昨年末からの練習再開後、関係者ではまだ誰も感染者は出ていないようです。


ちなみに入口はこんな感じでした。スタッフを依頼せず奏者自身が受付をしていたので、演奏中は無人状態。
パンフはPDFファイル、アンケートもWEBに書き込めるような仕組みを提供していました。

■第1部
・まるがめクエスト~囚われの12姫~(RPGツクールMV)「タイトル(Theme6)」
今回の誰が知っているんだろう枠。
最近、自治体がゲームを作って宣伝に利用しているのはご存じでしょうか。え、知らない?大丈夫、私も詳しく知らないw

香川県丸亀市の観光協会が制作したものです。URLご紹介します。姫囚われすぎだと思った方はアクセスしてみてください。

表紙にあったチキンおじさんはこれか!丸亀市の名物、骨付き鳥です。もっとも、丸亀以外の香川県内でもご当地グルメとして取り扱われているようですが。

https://www.love-marugame.jp/game/

マーチ風のファンファーレで1曲目にふさわしい始まりのように聞こえるんですが、途中で音楽のセオリーを覆す転調が続きます。
そのため、初見では音を間違える人続出。なぜその音が半音下がるのとか、そんなのばっかり。
突然しんなりしたり、急に元気になったりと緩急激しい曲なので、トロンボーンでいろんな役回りやらされました。
この曲のアレンジはぴりたさん。ま た あ な た か
ぴりたさんのアレンジは他のパートと重なることが多く、音色的な特徴も良く表現できているのですが、それ以上に練習参加者少数の際も曲として成立するアレンジをしてくれるので練習しやすいという点があります。

・朝食対決!ごはんvsパン「メインタイトル(曲名不詳)」
アプリゲームです。原曲はこちらで聞けます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.worksinc.gohanpan&hl=ja&gl=US
遊ぼうと思ったらAndroidで不具合とか…まあ、曲だけ聞けばいいか(ぉ
原曲は朝から焼肉みたいなゴテゴテした感じがあるのですが、すばるさんのアレンジですっきりとした日本人らしい朝の食卓になりました。
そして繰り返されるフレーズがクセになる曲です。

・どうぶつシェフのアイスクリームやさん「メインタイトル(曲名不詳)」
食後のデザートはアイスクリーム、ということで。こちらもすばるさんのアレンジ。
こちらもアプリゲームです。原曲が気になる方はインストールしてみましょう。
https://play.google.com/store/apps/details?id=air.jp.co.yumearu.icecreamshop&hl=ja&gl=US
とんかつさんのシェイカーとすばるさんのピアノの入りが本番ではバッチリでした。高音楽器のメロディ受け渡しもバッチリ。
すばるさんは穏やかだったり朗らかな曲調が好みなんだなと、今まで提供してくださったアレンジを見て思います。ご本人の人柄のイメージ通りで、音楽が人格を形成している部分は結構あるかもしれません。

・イースII MSX2「TO MAKE THE END OF BATTLE 」「ICE RIDGE OF NOLTIA - INSIDE OF THE ICE WALL - MOAT OF BURNEDBLESS - TENDER PEOPLE」
イース2のオープニング…!前にセッションでやって好きな曲だったので、これをちゃんとしたアレンジで出来たのは個人的にうれしかったです。
冒頭のチェロでうねうねやらせた部分はオープニングデモ再現ということで、できればいつものスライド付きでやりたかったですね。
こまさんのアレンジでしたが、ゲームやったことないけどなんだかやった気分になれたので近々PS3のアーカイブで買った奴をプレイしたくなりました。ただ、MSX2版でもPC88版でもなくPCE版なんですが。

・英雄伝説 空の軌跡SC「銀の意思」
名前はよく聞くんだけど何から手を付けてよいのかよくわかってないシリーズ。
でもこの曲はカッコよかったです。アレンジしてくれたのはしだおさん。
チューバにはシンプルな4分音符の刻みを与えてくれたので、とにかくリズムキープに徹しました。
音量バランスとか丁寧に指示してくれたので、ちゃんと自分のアレンジを大事にする方なんだなと感じました。
ところで練習の際、曲名が某宅配寿司の名前に似ているというだけで、みんな寿司呼ばわりしていましたw

・艦隊これくしょん -艦これ-「決戦前夜~第一遊撃部隊の進撃~レイテ沖海戦」
トモさんよしのさんが毎回提供するこのシリーズ。何気に艦これ曲をオケ譜面で演奏するの初めてなので楽しませてもらいました。今度はトロンボーンでもやりたいw
大越さんの曲調を再現するために楽器の組み合わせを工夫しているアレンジだなぁと、演奏してみて改めて感じます。譜面からお二人の音楽に対する真摯な姿勢が良く伝わってきます。
パーカッションと対極の位置にいるので、少しずつテンポアップしていく部分をキープしていくのが大変でした。
やっぱり映像がないと、メイジソさんが解体する場面で笑いは起こらないですね。

■第2部
第2部は作品タイトルに数字が付くので、13・12・14なんて略されていました。


・十三機兵防衛圏「Brat Overflow」
リリースされた時に一部の間で盛り上がっていたのでタイトルは記憶に残ってました。
さやかさんがアレンジしてくれたのですが、近未来的な感じの音楽をオケらしさと電子音をいい感じで融合した雰囲気に仕立てていたと思います。
原曲は歌入りで、今回はボカロキーボードをチャモさんが演奏してくれました。
ANUBIS Z.O.Eの主題歌にちょっと雰囲気似ているところがあり、いつか生歌で聞いてみたいぐらいには好みの曲でした。

・Final Fantasy XII「王都ラバナスタ市街地上層」「パンネロのテーマ ~ パンネロとの別れ」「ナルビナ城塞市街地」
前回のクローズドβでもFF12から多く提供してくれたこまさん。今回も3曲。
ちゃんとループさせるアレンジにゲーム音楽らしさを感じます。
バトル系の曲はないんだけど、演奏した個所はいずれゲームで聞きたいです(既にソフトは準備済み)

・Final Fantasy XIV「焔の海~紅玉海:昼」「揺り籠」「目覚めの御使い ~ティターニア討滅戦」
引き続きこまさんアレンジ。今回は客席関係者にもヒカセンがいるとのことで、ちょっと気が引き締まります。
印象に残ったのはティターニア討滅戦。冒頭のピアノがめちゃめちゃカッコイイの。これ、ゲーム中で聞きたいな…DQ10の目途がついたらちょっと本気出しちゃうかもしれない(目途が立つとは言ってない)

■第3部
・バレットソウル -弾魂-「蒼凜のペンデュラム」
XBOX360でリリースされたシューティングゲームで、作曲はイトケン。
シューティングのイトケンは想像つかないのですが、アレンジしたすずきちさん曰くあんまり合ってないかも…とのこと。
とはいえ、裏打ちベースとかコード進行のクセはイトケンらしさ全開だったと思います。
音の跳躍が多く、割とごまかして吹いていたのですがチェロとバスクラに助けられました。チェロは音を外すことなくしっかり奏で、バスクラとの掛け合いでリズムを崩すことなく通せたという感じです。
あと、原曲はボーカル入りで、ここでもボカロキーボードが大活躍。舞台上では何言ってるのか聞き取れなかったのですが、録音を歌詞見ながら聞いたらはっきり聞こえました。
飛沫を飛ばさないで歌う方法、ここに極まれりです。

・SaGa Frontier II「Feldschlacht I」
サガといえばイトケンと言いたいところですが、この曲は浜渦さん。
よくこの曲を譜面起こしたなと、改めてすずきちさんのチャレンジスピリッツを尊敬することになる一曲です。
途中までプレイしているのでバトル曲は聞いているんですが、原曲聞いてもメロディ以外が何やってるかよくわからなくて、演奏しても自分が何やってるのかよく割ってない部分も若干あったのですが、全員が混ざるとなんかそれっぽく聞こえていました。

・ゼノギアス「天上の楽園ソラリス」
この辺からチューバの音色はちょっと合わないので降り番。
ゼノギアスはメジャーというか熱狂的なファンの多いタイトルですが、その中からやや定番から外れたチョイス。II魂らしいなとみんなが感じていたようです。
アレンジはこまさん。今回、一番楽譜を提供して発表会に貢献した方です。途中のソロもこまさん担当。難しいフレーズでしたが、本番は流れを途切れさせることなく吹ききっていました。
コミカルな雰囲気の曲で、ウッドブロックの音色などでその辺が上手に表現されていましたが、個人的にはよしのさんのファゴットが素敵に感じました。
リトルでその実力は存じていますが、音の長さとか細かい表現が上手でリズムも安定していて、メロディがすごく乗っかりやすそうでした。

・Fate/Grand Order「神聖円卓領域 キャメロット」
FGOは詳しくないのですが、なんかオシャレな曲。すうさんのアレンジで、ご自身ではピアノを演奏されていました。
II魂はピアノ専任って人がいないので、何らかの楽器との掛け持ちでやっています。
出番がないので練習中はスコア眺めていましたが、強弱のつけ方が細やかで丁寧なアレンジだなと思いました。
性格が出るとは思いますが、それ以上に各楽器の特徴を知っているからこそ書ける譜面だなと思いました。

・メギド72「化身舞闘 -嵐渦叫風-」
ようやくII魂にもメギドの波が…!一応ゲームはやってますが、2章で1年以上放置しているのでこの曲は知りませんでした。けど相変わらずいい曲の多い作品です。
ほぼ原曲に忠実なアレンジをしてくれたのはしだおさん。
今回ふかせにゃんさんがエレキベースをやってくれて、これもそのうちの1曲なんですが、すごくカッコ良かったです。
チューバでは表現が難しいことあるので、そこは向いてる楽器を誰かがやれるというのが、この団の強みだとも言えます。
原曲は公式がYouTubeで公開しているので、検索して聞いてみてください。
あと、今回しだおさんがアレンジした曲を聴いて思ったのは、好きな曲の雰囲気(調性)が似てるなってことですw

・カエルの為に鐘は鳴る「王子の冒険~決戦!デラーリン(仮称)~スタッフロール(仮称)」
本番をどういう形で行うかの会議の時に、こんな話が出ました。
「締めに相応しい曲がないんだけどどうしよう?」
確かに、これで演奏会ラストっ!て雰囲気の曲はここまで少ない…というか無かったw
そこで、急遽過去にやった曲からこの曲をやることに。1週間前に決まりました。
当日のMCでは「カエルの日にちなんで…本当はさっき知りました」って言ってましたがw私がたまたまツイッターで見かけて知ったので、楽屋で話題にしたら採用されたネタです。ありがとうございました。
休みなくベースラインを8分音符でひたすら刻むという、最後にして(個人的に)ラスボス感あふれる譜面でした。
過去に作成したスライドの画像を電子パンフに入れてましたが、「ニシ ハ王子」って名前のセンスよww

もしかして「ニシ ハ王子」って、カエルをイメージして第3部で急に全身緑に固めて周りをビックリさせたこの方でしょうか?


なんならゼノギアスでもカエルデザインのウッドブロック叩いていましたけど。小ネタ仕込ませたらナンバーワンなぴりたさんです。リコーダーソロもほぼバッチリでした(本番1回だけ裏返ってたのはご愛敬)

■クリア後の部(らしきもの)
今回はなだれこむように入ったのでちゃんとMCで名言していなかったので、らしきものってつけてます。要するにアンコール。

・メトロイドメドレー
ラストに何やるってことで、1週間前の練習時にカエルとこの曲で吹き比べました。
その結果、両方やろうぜっていう結論になりました。この人たち強いw(そういう自分も両方やりたいに投票)
メトロイドはファミコンリミックスでちょっと遊んだぐらいしか知りませんが、演奏しやすい心地よいテンポの曲ですね。
指揮者もいないのにコロコロテンポ変わるメドレーを一切崩れずに演奏できたのは、リズムを制するチェロのしゃんさんとカホンのとんかつさんがいたからに他ならないと思います。
そして誰も気づいていないと思いますが、最後のテュッティでチューバにペダルトーン(※2)をやらせるというまあまあ鬼畜の所業でした。

※2)通常の運指では出ない低音域を口の動きで強引に出す特殊奏法。トロンボーンではバストロンボーン代わりにやることもたまにあるけど、チューバになるともう音程よくわからないぐらいの域になります。

カエルでも2オクターブ跳躍とか、カエルのジャンプ力を音で表現させようとしたり(?)、とにかくすずきちさんの譜面は修行になります。
これぐらいなら何とかしてくれるっしょ、みたいに思ってくれてるならありがたい評価ですけどね。


今回は個人的に、仕事が色々変わって体が追い付かなかったり、友人の不幸など色々重なってあまり練習に集中できなかったこともあり、100%の力を出し切れたとは言えません。
でも、本番をやりきった爽快感はありました。関係者とはいえ客席で聞いてくれる人が何人かいたことはとても大きいと思います。
最初無観客でやりたいと言ってた人も、お客さん入れて良かったって言ってたのを聞いて、今回はみんなでいい選択出来たなと感じました。

曲紹介の中で編曲者や印象的な奏者は触れてきましたが、せっかくなのでまだ触れていない今回参加の皆さんのこともちょっとずつご紹介。
バイオリンパートのノリナさん、いつもタイムキーパーやってくれたり換気とか積極的にやってくれる、みんなが快適に練習しやすいように気を配っているのが印象的でした。
同じくバイオリンのどらさん、出席率高めで演奏の輪郭を早めに作って全体を引っ張っていってる存在だったと思います。
ほびさんはクラとバスクラを持ち替えながら、チューバと掛け合ったりハモったりが多く、リズムが安定しているので一緒に演奏していてとてもやりやすいのを改めて感じました。
ぷーさんのフルートは安定感があります。オケ全体を引っ張る力強さがあります。
まぎさんは事務全般をこなしていて、とにかくみんなが練習に専念しやすい環境を作ってくれています。あと、私に気をかけてくれる数少ない方ですw低音域楽器って特に下手しなければ空気の存在になりがちなんですが、私の良かった部分を評価してくれるのはとても心が救われました。
スライモさんはグロッケンも担当していて、おいしいところを緊張しながらも本番ではバッチリ決めてくれる、本番に強い方です。
タエさんはクラリネットの音色がすごく透き通っていて美しいので、どんなフレーズも任せられる安心の存在です。他の楽器との音の受け渡しがすごく上手。指揮者がいないこの楽団では重宝されるスキルです。
バイオリンのよこたさん、普段の活動の中では寡黙なんですが、細かい指示の入る楽器の中で柔軟に対応する集中力とスキルをお持ちなんだろうなと思って見ています。
みやもさんはヴィオラに専念することで、曲中の重要な音を任せられる大事な存在です。あとはみんなにいい感じでいじられる愛されキャラなところもいいと思いますw
メイジソさんの打楽器カバー力は目を見張るものがあります。パーカッションの音はゲーム音楽演奏において他のジャンルより一層重要な存在だと思っていて、曲中での最適な音をちゃんと出せる熟練の技を持つ方です。
リンさんはハープの方。ハープは楽器自体が魅力的ですが、リンさんの自信にあふれた音色は経験を積んだ方でないと出せない音色だと思って聞いています。
白玉さんは私とほぼ同じぐらいに入魂した方ですが、パーカッションの小物など手が足りない部分をしっかり補える、無くてはならない存在になっています。
アレンジャーで触れたけど最後にすずきちさん、ここまで個性的なメンツを集めてよく音楽をまとめているなと感心します。
…漏れてる人いませんよね?いたら手を挙げてください(※3)

※3)練習の時に魂長が良く言う「いない人いたら手を挙げて」のパロディ。大体これでみんなザワついてからチューニングを始めるお約束があります。

これまで一緒に練習などしてきて思ったのは、II魂って例えるなら無農薬野菜の家庭菜園集団みたいだなと。
奏者も楽曲も個性があって、好みもバラバラなんだけど新鮮で美味しいものが揃ってるから、食わず嫌いさえなければいくらでも楽しめる唯一無二の存在というのを、そんな言葉で例えてみました。
最低限の負荷でみんなが伸び伸び楽しめる、そんな活動方針がしっくりくる人には居心地よい場所なんだと思います。

という感じで、今回はどのくらいの方に読んでもらえるのかは分かりませんが、発表会の趣旨に倣って「身内に感謝」を重視した内容でした。
II魂ファンの方にいい団体だなと感じてもらえるなら、単なる馴れ合いを越えて意味のある身内褒めかなと思ってます。

 

(chapter.108)

[日時]2021/5/15 14:30~
[場所]杉並公会堂 大ホール

ゲーム音楽のコンサートを聴きに行くのは、実に1年ぶり。
ゲーム音楽に限らず、音楽イベントは開催が難しい時期が続いていましたが、徐々に観客を迎えて開催される機会が増えてきました。
今回はFF9オンリーの企画コンサートです。
昨年、Sole(FF10の企画オケ)を聴きに行ったときは未プレイで大した感想もかけず、やはりオディオケの時のように事前に触れていた方が濃密な時間を過ごせると思ったので、半年でサクッとクリア(※1)しました

※1)普通はサクッといえば数日~1週間程度だと思いますが、私はいろんなゲームを並行してやっているので、1作品クリアに年単位かかる人です。ちなみにFF8はやり直し含めて20年かかりましたw

内容的にゲーム本編のネタバレ満載になりますので、未プレイな方は要注意です。
そんな方のために、長い前置きを用意しておきますw

■感染症対策として
さて、本題に入る前に、このご時世でコンサート開催するのにどんなことをされていたのかをご紹介したいと思います。
いずれ自分もこういう活動を再開したいという願望があるので、自分自身のためにも記録を残しておきたいのです。

1・事前予約制
アマチュアのコンサートは、比較的自由席のことが多いです。
団員が紙のチケットを知り合いに配り、見やすい位置に好きな位置に座りたいとか、案内の手間を省くためなどいくつか理由があっての自由席制だと分析しています。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降、クラスターや感染経路確認のため、対象者に連絡を取れる状況が必要になってきました。
自治体もしくは会場のルールによって必要な情報は違いますが、当日それらの情報を収集するのは非常に大変です。
事前予約であれば当日混雑する状況も避けられるので、有効な手段だと思います。

2・電子チケット
接触感染を防ぐ手段といわれていますが、ゲーム音楽アマチュアコンサートの界隈では感染拡大前から先進的に取り入れられていました。
単純に入場案内がスムーズに行えるというメリットでみんなが始めたことが、このご時世に違う意味を持って役立つとは導入当初に誰も思ってなかったはずです。

3・座席指定
今回のコンサートは、前後左右の席を空けてのものでした。映画館などでもやっている対策ですね。
単純にホールのキャパシティの半分しか埋められないわけで、今回の会場から考えると上限500席ぐらいの入場者数だったと想定します。
ちなみに感染対策とは別のメリットがこの方法にはありまして、満席に見えやすいということもあります。

4・電子パンフレット
事前予約したアドレスに、前日にパンフレットのデータが案内されました。
これについては個人的に少々懐疑的でありまして、紙が理由で感染したなんて症例を聞いたこともなければ調べても出てこないからです。
マスク生活が常識になったので、菌付着の確率も限りなく低い状況だと思ってます。
それに、音楽は耳だけの情報よりも視覚的情報が感動を増幅させます。曲名、解説、奏者情報などを見ながら、目の前の演奏に浸るということには思っている以上に意味があるのです。

しかし電子化は感染対策以外の意味で良いこともあります。無駄な印刷物を減らすという環境配慮。データなので紙のように劣化しないし場所も取らないから保管性に優れていること。
演奏中にスマホなどで見ると光が漏れるので、どうしても見たい人は自前で印刷していけばよいだけ。
パンフレットに挟まっているチラシによる情報収集がしにくくなるという課題は発生しますが、電子パンフレットが普及すれば宣伝方法も合わせて進化していくはず。
色々考えた結果、これもアリかなと思い始めています。

5・退場分散
場内アナウンスで、2回に分けての退場を案内されていました。
急いで帰りたい人は先にでても良いという、ちゃんと配慮もされたアナウンスに感心しました。

6・演奏者入場
一般的に、奏者入場は開演ベルが鳴った後に舞台両袖から入ってきますが、今回は開演10分前ぐらいからバラバラと入ってきて各自音出しを始めていました。
これはアメリカンスタイルだそうです。確かに映画でそういうの見たことあったかも!
奏者が待機する舞台袖、場所によっては狭いですし、あとは本番直前の緊張感をほぐす為に奏者が密接して小声で会話することも多いんですよね。
そういう状況を少しでも減らそうという配慮なのかなと感じました。まあ、ファイナルストライクのように演出という可能性もあるのですが。FF9のオープニングが劇場に集まるというシーンなので。

その他、マスク・消毒・検温・換気など一般的なことは詳細割愛します。いい加減に本題入りましょう。

■第1部
Introduction. いつか帰るところ
Disc読み込み直後の開始画面で流れるタイトルデモ曲。
このタイトルもいいですよね。FF9は7や8の流れを一転して「原点回帰」をコンセプトにしているという宣伝文句がありました。
原点回帰という少し硬い熟語を柔らかく表現し、意味をいくつも乗せたことが実際にプレイすることによってわかるという、非常に秀逸な曲です。
原曲はリコーダーアンサンブルで郷愁を誘う感じの音楽なんですが、今回は少しアレンジが入り、コーラスやパーカッションなど豪華な感じになっていました。

1.劇場艇登場
嵐に消された記憶/作戦会議/ビビのテーマ/アレクサンドリアの空
プロローグの一連の流れです。
初代PSとは思えないぐらいの綺麗なグラフィックが印象的で、つい半年前にこのシーンをみても、今でも通じる美しさを感じました。
という風に、実際にプレイしてきたおかげで音楽に合わせた映像が脳裏にちゃんと浮かびました。
物語の始まりを予感させる音楽の広がりを、高音系の楽器が上手に表現していたと思います。

2.開演
ブラネ登場~劇開幕/この刃に懸けて/Vamo' alla flamenco/プリマビスタ楽団/あなたのぬくもり/あやまちの愛
どちらかといえばまだオープニング一連のイベントですが、演劇シーンの一連の流れです。
FF6のオペラをちょっと想起させたり、あとはこの刃に懸けてという曲がちょっとかっこいいイベント戦闘曲になっていて、少しFF7の闘う者達っぽい感じをうけました。
一番盛り上がったVamo' alla flamencoは決闘シーンの曲で、曲名にフラメンコってあるようにスペイン風の曲調です。
ギターは出てこなかったけど、パーカッションパートでハンドクラップを分散して原曲よりリズムを際立たせ、中央ではパリージョ(※2)をリズミカルに奏でています。

※2)フラメンコの人が両手につけてるカスタネットみたいな楽器のこと。そんな名前だったことを今回の感想ツイートを追ってて知りました。なんか名前に親近感がわく楽器ですw

トランペットとトロンボーンによるソロもしっかり再現。みんなかなり上手でした。
そしてあの掛け声…はなかったですね。まあ、ほとんどの人が脳内でハマダマサヒコ(※3)って言ってたんでしょう。
代わりに合唱隊による歓声はありました。決着したんですね。

※3)曲のループ前に入る掛け声で曲名を言っているらしいのですが、空耳がこうやって聞こえるとファンの間では有名なネタ。しかし内輪的な雰囲気もあるので使用する際はご注意を。実際私も、プレイしてこの曲聞くまで何言ってるんだろうFF9好きの人たち…って思ってたところがあったので。

3.アレクサンドリアからの脱出
アレクサンドリアからの脱出/バトル1/プリマビスタ墜落

いよいよ本格的に物語が動く、という局面。ここで通常戦闘曲です。つなぎ方が上手!と思いました。
実際に自分でキャラを操作してエンカウントバトルが始まるのは次のシーンなのですが、確かに最初に通常戦闘聞いたのはここでしたね。兵士と戦った記憶が蘇ってきました。
特に説明は不要かと思いますが、FFといえば!のララララララソソのあのイントロで、戦闘曲も原点回帰したんだなと思わせられるのです。
本当の原点はソソソソソソファファなんですけどね(細かい)。

4.魔の森
ざわめく森/ブランク石化

先に書いたように、エンカウントバトルが始まって本格的にゲームが始まったと感じるのがこの場面から。
3-3-2-2の緊張感あふれるリズムを、弦楽器中心によくそろえた演奏だなと感じました。

5.ビビ VS 黒のワルツ3号
辺境の村 ダリ/限りある時間(とき)/黒魔導士VS黒魔導士/バトル2/南ゲート突破

ずっと逃げてばかりの場面が続いたので、ようやく一息つける村に到着。こういう牧歌的な村も1~5ぐらいのFFによくあった雰囲気で落ち着きますね。
と思わせておきながら、まだ追っ手は続きます。こういうの、従来のFFにありそうでなかったかも。
バトル2はもうちょっと前からも聞けるんですが、この村での一連のシーンが印象的なのでここに組み込んだと解説にありました。
そういえば、ボス戦の曲名がバトル2っていう名前になったのも原点回帰の1つかなと思いました。

6.ブルメシアへ
ブルメシア王国/忘れられぬ面影/クジャのテーマ

第1部はDisc1の流れをなぞる感じで、なんとなく救いの手が見えない状況がずっと続きます。
重厚な感じを出すためにコーラスが強めに入ります。
今回、2階席後方にいたコーラス隊はソプラノ4人、アルト6人、テナー4人、バス6人。
今までも何度かコーラスの入ったゲーム音楽コンサートは聞いてきましたが、個人的に男女とも下パートが多めで好みのバランスでした。
また、飛沫対策として透明なビニールシートを前面に配置。出演者のツイートを引用するとこんな感じ。

マイクも各パートに2本ずつ配置と、人数の割に多めにおいていました。
ただ、この曲を聴いたときにスピーカーが舞台両端に置いてあったことに気づき、ちょっと強すぎかなとも感じました。
2部以降では感じなかったので、何か調整しているのかもしれません。
終わり方は静かにそっと終わる感じでした。え、これで終わり?って絶望感漂う感じも、実際にプレイしてDisc1切り替え時に感じたものと同じような感覚でした。

■第2部
7.アレクサンドリアへ
国境の南ゲート/眠らない街 トレノ/古根の道 ガルガン・ルー

第2部は、Disc2と3のパートになります。世界の全容が少しずつ見え始める中で、少しだけ一息つける場所がこの辺り。
第1部は結構大胆なアレンジ加わってる印象でしたが、これは割と原曲に近いアレンジだったと思います。
国境の南ゲートは、クラアンサンブルから始まって途中からファゴットが加わる木管アンサンブル。いつも一緒に企画オケ参加している面々のようだったので、音色もばっちりそろっていました。
トレノのラグタイム、すごく好きなので生で聞けて感激!って、弾いてるのよく見たら普段バイオリン弾いてるうにさんじゃないですか!ピアノ弾けるの知らなかったのでびっくりです。
まるで原曲を聴いているかのような忠実再現だったのですが、ちょっとホールの響きが強すぎるのか、少し重たく感じました。まあでも好みの差程度の感じだと思います。
ピアノが大活躍したメドレーでした。

8.クレイラにて
クレイラの街/永遠の豊穣 Eternal Harvest

行く先々が狙われていくという展開は、FF4にちょっと似ているなと感じたのがこの辺り。
木管や弦中心の曲だったと思いますが、この辺、戦闘がちょっと多くてあんまり原曲の印象がなく…

9.ベアトリクスの苦悩
迷いの剣/ローズ・オブ・メイ

ローズ・オブ・メイの方はシアトリズムで知っていた曲なんですが、てっきりヒロインの曲だと思ってたんです。
でも実際はベアトリクスという女騎士のテーマで、Disc1ではブルメシアで戦った時にめちゃめちゃ強くてここで初めてレベル上げが必要になったので、迷いの剣の方はあの厳しいイベント戦を思い起こさせるのです。そして同じことを団長さんがパンフにコメントしていましたw
ローズ・オブ・メイのフレーズが迷いの剣に使われていると解説に書かれていて、じっくり聞くと確かにそうだなと思いました。
あと、確かコーラスが入っていて、原曲よりも重厚なサウンドになっていた気がします。

10.ダガー、女王即位
おれたちゃ盗賊/ラブレター大作戦/月なきみそらの道化師たち

ここからDisc3の範囲。
外の世界を見てから、戻ってきたシーンの一連をここでメドレーにしています。曲自体はもうちょっと前で聞ける箇所もあるのですが、この流れは急展開を見せるために必要な一息つけるシーンだったと思います。
おれたちゃ盗賊はビブラフォンが活躍。原曲ではちょっとアングラな雰囲気だったのが、これによって少し和らぎ、逆に妖艶さが増した気がします。
ラブレター大作戦…すいません、ちょっと作中での印象がなく…ラブレターイベントはあったんだけどこんな曲あったっけ?と思い出せずに、ただチューバにソロが割り当てられてる!と思ったのは覚えてます。
月なきみそらの道化師たちは、序盤からずーっと出てきてるソーン・ゾーンのテーマ曲。どこまでついてくるんだろうと気になりながらプレイしてましたね。
チェロとコントラバスのウッドベース感が心地よいリズムをしっかり表現されていました。前2曲の雰囲気に合わせやすい曲調だったので、しっくりくるメドレーでした。

11.アレクサンドリア崩壊
バハムート来襲/守るべきもの/アレクサンダー召喚/幽霊船

ここの一連のイベントは色々と気づきが多かったですね。アレクサンドリアって名前はそれが由来なのかー!とか。
守るべきものってスタイナーのテーマなんですが、途中からベアトリクスとの絡みが出てきて、ここでもローズ・オブ・メイのフレーズ使われてる!とか。
似たもの同士という点を曲で表していたことにプレイ中は意識していませんでしたが、改めて音楽だけ取り出して聞くとそうだったんだ、と思わされます。

12.ヒルダガルデ発進
髪を切るダガー/飛空艇 ヒルダガルデ

プレイ中につらかったネタバレがこれでした。イラストRTがツイッターで飛んできて…あ、この子途中でヘアスタイルチェンジするんだ…と。なので、髪切った瞬間はそんなに感動はありませんでした。このタイミングかぁ、ぐらいしか感じられず。
飛空艇はFFシリーズにはつきもの。今回も空飛ぶ乗り物にはシドが絡んでくれてましたね。
上昇した感じはホルンが上手に表現していたと思います。というか、植松さんはきっと空を飛ぶ乗り物にはホルンのふわっとしながらも前へ動かすエネルギーの音色が合うと感じて曲作りをしているのではないかと、そんな風にも感じます。

13.テラへの手がかりを求めて
4枚の鏡/それぞれの戦い

飛空艇入手後、自由度は一気に増すのですが作中で次の行き先を丁寧にアナウンスしてくれるので、寄り道せずまっすぐ目的を果たせばこの流れで曲を聴けます。
4枚の鏡は、いつか帰るところのフレーズを用いてパーカッションを派手に導入した感じの曲。FFCCにありそうな曲調だなと思って聞いてました。
パーカッションチームの息はピッタリ。コンガたたくのはいつも上手いアノ人。あと…紙風船みたいなのは何だったんだろう?遠くからはちょっとよく分からず。
同じくいつか帰るところを引用しているイプセンの古城からこの曲につないで欲しかったなという思いはありましたが、時間の都合もあったと思うのでやむなし。
それぞれの戦いの最後、金管楽器の人たちが楽器に息を吹き込む効果音。多分、飛空艇で迎えに行く音を表現したのかなと思いました。
そう、こういう演出をちゃんと拾うにはゲームやらないとダメなんですよ。サントラだけ聞いてても分からない、細かい芸なんです。

14.ジタンの真実
テラ/魂なき村 ブラン・バル/時を刻む城 パンデモニウム/独りじゃない

ここまで色んなキャラの人物像が深堀りされていく中、主人公だけがわざとかと思わせるぐらいにスルーされてきました。
それは、このシーンを効果的に見せるためのシナリオだったと思うのです。独りじゃない。この作品屈指の名シーンだと思います。
ピアノの伴奏とコンマスのソロで始まり、後から他の楽器がワッと入る感じのアレンジでした。
舞台上のすべての奏者が、作中のすべてのキャラに見えてくる、そんな情熱のこもった演奏でした。

■幕間
あの丘を越えて~チェロ・de・チョコボ
祝電を披露するバックで、チェロ6重奏が始まりました。
フィールド曲は低音の響きに乗せると、原曲とはまた違う印象を受けますね。
そしてチョコボのテーマ。この曲をアレンジしたのは、各種ゲーム音楽コンサートで大胆なアレンジをされるチェロ奏者の大澤さんです。多分何か仕掛けがしてあったと思うのですが、ちょっと拾いきれず。というわけでご本人のタネあかしツイートをご紹介。

そっかー、私、交響曲は多少知ってても、協奏曲ってほとんど知らんなーと。吹奏楽では協奏曲ってちょっと扱いずらかったからしょうがないか。
そして、作中でチョコボに出会わなかったことにここで気づく…あいつらどこにいたんだ。

■第3部
15.再びガイアへ
消えぬ悲しみ/悪霧ふたたび

物語は最高潮を迎えるDisc4へ。最後の闘いへ赴く準備をしているあたりですかね。
解説にもありましたが、悪夢にかけた「悪霧」って造語が上手だなと思いました。曲自体は決して目立つ曲ではないものの、前後をつなぐのにすごく重要な役割を果たしているなと感じました。

16.最後の闘い
銀竜戦/破滅への使者/最後の闘い

ここは終盤のバトルで組んだメドレー。
個人的にはプレリュードを意識しているクリスタルワールドを挟んでほしかったのですが、アレンジがすごかったのでそっちに重きを置かざるをえなかったんだなと。
これも大澤さんの大胆アレンジで、破滅への使者では弦楽器奏者のストンプ?入れて、フィールド曲のフレーズ入れたり。
最後の闘いでは歴代のラスボステーマをちりばめていたのです。
こればかりは実際に聞いた人でないと理解できないかもしれませんが、参考までにツイートご紹介。

解説にもほのめかしてあったので、多少意識して聞いていたのですが…ゼロムス、エクスデス、ケフカあたりは聞こえて、そこから少し飛んで完全にセフィロスに切り替わったぐらいしか拾えませんでした。
観客で全部聞き取れた人いたのだろうか?
原点回帰とはいえ、ちょっと回帰しすぎだろこのメドレーと突っ込みたくなりましたw
しかしそんなカオスさにも不思議と違和感がなくて、うまい作りだなと思いました。違和感はないけどくどさは若干ありますよwそこは毎度言ってますが、好みの世界ですので。

でも今回の構成はあり寄りのありって思う人多かったんじゃないかな。

アレンジばかりに耳が行きがちですが、弦楽器のボウイングが一体となっていてビジュアル的にもゾクッときたし、死者のうめき声みたいなのを本格的に再現するコーラス。
そして歴代ラスボスフレーズが流れ始めると、「ここはお前たちの世界とは別の…」みたいなセリフを女声男声入り乱れて放ち、永遠の闇が本当にすべてを飲み込んでしまうかのようなエネルギーが演奏に込められていました。
ここでみんな燃え尽きるのではないか、というぐらいの熱量でした。

17.クジャを救いに
奪われた瞳/ジタン、ダガー別れ/クジャの元へ

いきなり脈絡もなく唐突に表れたラスボス撃破からエンディングを迎えるまでの流れ。
奪われた瞳という曲は作中で2回使われる、と書かれていて、確かに序盤で誘拐するシーンと、最後の決意をするシーンという、重要な局面なんだと思いました。

18.Ending
記憶の歌/甘く悲しい恋/君の小鳥になりたい/盗めぬ二人のこころ/その扉の向こうに/Melodies Of Life~Final Fantasy

劇場のシーンに始まり、劇場のシーンで終わる。まるで映画のような構成の作品だったなと思います。
Melodies Of Lifeは聞いたことはあるものの、やはりゲームを最後までやって、このエンディングに乗せて聞くから染みるんだなと思いました。
歌はどうするのかと期待していましたが、なんと混声合唱アレンジ。男性パートが入るとまた印象変わりますね。
ゲーム中ではちゃんと歌詞を聞き取れていなかったのですが、「飛ぶ鳥の向こうの空へいくつの記憶預けただろう」という歌詞が聞こえ、いきなりグッときました。これ、ビビのことだよね。
ビビオケという略称だったので、運営陣で何かビビに関する思い入れがあるのだろうか…と思ったし、オープニングの印象やビジュアルからはそこまで感情移入できるキャラなのかな?と思っていましたが、プレイしてちゃんと理解できました。
これからこの曲を聴くたびに、青空に鳥が飛んでいく映像が目に浮かびそうです。
そして、ちょうどその歌詞の部分でソプラノパートがオクターブ上がったような気がしたんですが、これもそのシーンをイメージしたアレンジだったのかなぁ。

■アンコール

アンコール曲名も、従来は終演後にロビー掲載というスタイルでしたが、今回はメールでデータ配信という形で終演後の密を避ける配慮でした。

 

1.ハンターチャンス

そう!この曲やってくれないのかなー?と思いながら、他とつなげるのが難しい気もしたので単独でアンコールかな?と思ったら予想通りで歓喜。
冒頭にトランペットアンサンブルがあり、狩猟祭の開始の合図みたいなのをイメージして入れたのかな。
あとはCMの曲を入れていたそうです。私、その辺さっぱり拾えなかったので、ここも編曲者のツイート紹介します。色々もりもりだったんですねー。


2.Melodies Of Life[The Layers Of Harmony]
最後は英語版。Melodies Of Lifeという単語が歌詞にそのまま聞こえてくるところが、日本語版とは違う美しさを感じました。

今回は緊急事態宣言期間ということもあり、来場するのを断念したという声も多く聞こえてきました。
なので、行きたくても行けなかった人のために、私が直近でなぞったプレイ感覚と共に会場で聞いている気分に少しでも近づいてもらえればいいなと思った書き方を意識しました。
本当はもうちょっとボリュームのある構成だったと思うんですが、練習時間も削減されたでしょうし、あまり大ボリュームだと終演時間も遅くなって、夜8時で飲食店が閉まる現状で夕食に影響を与えかねないなど考慮して3時間程度の公演に収めたんだと思います。多分。
休憩時間も20分、25分と少し長めに取られ、しっかり換気に時間をとっていました。
 

この状況下で演奏、運営すべての面でコロナウイルス感染拡大前と変わらず…いや、それ以上のクオリティの演奏会を開催されたことはとても素晴らしく、この実績は多くの団体への希望となったと思います。

 

(chapter.107)