昭和の日 / 神戸元町界隈 | minatoのblog 小さな旅・・・

minatoのblog 小さな旅・・・

そういうこと、僕にもときどきありますよ。よくわかります。
I hope you'll have a nice trip. よいご旅行を。(^O^)/

いつの間にか、ゴールデンウィークに突入・・・。
 
GW初日はお天気も良かったので、午前中から元町界隈へ。

南京町西安門近くを通りまして栄町方面へ。
パンやきどころRIKI 
久しぶりに立ち寄りまして、バゲットやフォカッチャをお持ち帰り。
西安門のすぐ南にある「フェリーボート神戸(FERRY BOAT KOBE)」
国内外の雑貨や文具を中心に扱っているお店。猫の小林さん BAUSHOP の看板も。 この日は店内に入りませんでしたが、中に入ると楽しい雑貨達が迎えてくれます。
南京町 西安門
西安門側から見た南京町GW初日 午前中の様子。
 
栄町通、南京町から元町商店街へ。
元町商店街を西へしばらく歩きまして、途中の交差点でポートタワー方面へ。イカリヤ元町店が目に入りましたので立ち寄ってみることに。
イカリヤ元町店では、ミリタリー・アウトドア・サバイバル用品を取り扱っています。元町高架下商店街にも系列店舗があります。
ミリタリー・アウトドア・サバイバル用品は防災グッズとしても使えるモノも多いです。
ちょうどお昼頃になりましたので、元町北通まで北上しまして、「くま食堂」へ。
三元豚のポークソテーと唐揚げ定食 ボリューム満点でお腹一杯に。
食後の珈琲でもいただきますかねってことで、元町北通から元町商店街の間にある路地に潜入。純喫茶「ポエム」さんへ。
昭和レトロな雰囲気の店内
店内の壁面は全て漫画本
ブレンド珈琲にてほっと一息。
元町商店街を歩いてましたら「ギャラリーMiyake」にて写真展を開催しているようなので、入ってみることに。
神戸の昭和風景写真&人形展
写真家・三宅康夫さんが撮影した昭和40年代までの元町商店街、神戸港、栄光教会(市電通り)や県会議事堂などの神戸の風景のモノクロ写真が多数展示されていました。また、当時のおじいちゃんおばあちゃんの人形展も同時開催中でした。
モノクロ写真の一部はポストカードとして販売されていましたので、昭和40年代の神戸港の風景写真を数枚購入。
POST CARD 昭和44年 ポートタワーからの神戸風景 撮影・三宅康夫
 
当時撮影された写真を見ますと、現在のメリケンパークあたりに存在した船溜まりに「艀」(はしけ、バージ)が無数に係留されていたことが確認できます。この頃までは、「艀」により沖合いに停泊した貨物船から降ろされる荷物を運河沿いの工場・倉庫に輸送する安価な大量輸送手段として、港湾物流における需要が高かったようです。それにしても艀のひしめき具合が半端ない感じ。
 
POST CARD 世界の船で賑わう神戸港眺望 昭和48年 撮影・三宅康夫
 
昭和48年の写真では、防波堤の内側に多数の船の姿が確認できますが、これは、入港待ちの滞船と沖荷役中の貨物船でしょうか。
ポートタワーの沖側に中突堤の姿が見えますが、メリケンパークや海洋博物館は、未だ存在していません。
 
1960年代までは在来貨物船が主流でしたので、荷揚げ荷下ろしの作業は本船から艀、艀から桟橋と荷物を移動させる必要があり、その労働集約的な作業を行う沖仲仕が活躍していたようです。
 
昭和42年(1967年)にコンテナ船が初入港した後、1960年代後半から貨物船のコンテナ船化が急速に進んで現在に至るようですが、国際物流の主流がコンテナ船にシフトし、更に物流コストの削減のためにコンテナ船の大型化も進んでいきましたので、これに対応すべく、神戸港では水深の深い沖合にポートアイランドや六甲アイランドなどの人工島を造成し、大水深のコンテナバースが順次供用を始めています。
 
コンテナ船の主流化、ガントリークレーンでの荷揚げ荷下ろしへの移行に伴い、艀の需要は減少するとともに、職住一体となった艀も減少したことで、水上生活をしていた人達も転職などにより激減したようです。また、艀の廃船を係留して住宅の代替として利用する人達も存在したようですが、1980年代になると艀の老朽化が進んだことで、住宅の代替としての活用もほぼ消滅していったとのこと。
 
なお、艀は全盛期に比べて激減したものの、現在でもトラックやトレーラーでは運べない重量のある貨物を、安価に運搬可能であり、水深の浅い河川、運河や港湾でも活用できるメリットもあることから、依然として活躍する姿を見ることができます。

【神戸港の歴史】神戸ポートタワー竣工~メリケンパークオープン、海洋博物館開業まで
昭和38年(1963年):神戸ポートタワー竣工
昭和41年(1966年):ポートアイランド着工(昭和56年竣工)
昭和42年(1967年):神戸開港100年祭記念式典、シアトル港、ロッテルダム港との姉妹港
             提携式、コンテナ船初入港(ハワイアンプランター号)
昭和45年(1970年):ポートターミナル、神戸大橋竣工
昭和56年(1981年):ポートアイランド完成を記念して「ポートピア’81」開催
             神戸新交通ポートライナー開通(三宮~ポートアイランド)
昭和58年(1983年):メリケンパーク着工(昭和62年竣工)
昭和59年(1984年):海洋博物館建設着工(昭和62年開館)
昭和60年(1985年):神戸ハーバーランド整備事業着手(平成4年竣工)
昭和61年(1986年):明石海峡大橋起工式、神戸浜手バイパス開通
昭和62年(1987年):メリケンパークオープン、海洋博物館開業
             摩耶ふ頭再開発着工(平成3年供用開始)
             ポートアイランド(第2期)着工
             神戸開港120年記念式典
(神戸市HP「神戸港の歴史」より)
 
艀や水上生活者、船宿と言えば、なぜだか、1981年に公開された小栗康平監督のデビュー作「泥の河」のモノクロ映像を想い出しました。1956年(昭和31年)の大阪を舞台に、中之島の下流、安治川の河口近くの橋のたもと(道路の下の河川敷)に建つしがない食堂の家族と、その対岸に停泊している船宿の家族を描いた妙に印象の残る映画でした。

 

 

泥の河 小栗康平 第一回監督作品

 

(おしまい)
 
(^^)/
 
猫しっぽ熊からだ猫からだ熊からだ猫からだ熊からだ猫からだ熊からだ猫からだ熊からだ猫からだ猫あたま

昭和の名曲といえば?

荒井由実、中島みゆき、チューリップ、REBECCA、尾崎豊、渡辺美里・・・。

オフコースもあるし、沢山ありすぎて書ききれない。。。

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

あなたもスタンプをGETしよう